コロナ『CDM-10』シリーズはおすすめ?|販売員が冷風・衣類乾燥除湿機として本音レビュー

加湿器・除湿機

導入

alt="コロナCDM-10シリーズはなぜ「冷えない?」と言われるのかの解説写真"
ワタルブログ制作

<strong>コロナの冷風・衣類乾燥除湿機の前を秒で去っていく消費者</strong>
コロナの冷風・衣類乾燥除湿機の前を秒で去っていく消費者

「コロナの冷風機ってどうなんだろう?

(一瞬目を止めるが…名前からして微妙)

スルー!」

家電量販店で毎年のように見られる光景です😂

『シャープ,あるいは、プラズマクラスター』みたいに知名度の高いメーカーや製品名なら、足を止めてスペックを見る方も多いでしょう。

一方で、コロナは、

  • 「名前からして微妙そう」
  • 「業務用っぽい」

という印象だけで通り過ぎてしまう方も少なくありません(笑)

でも、それは空調家電専業メーカーであるコロナ社の技術力や、製品の完成度をまだ知らないから起こる事です。

実は、多くの方は、コロナ『CDM-10』シリーズ(※以下、CDM-10シリーズ)

“冷風機” として見ているため、本来の価値が十分に伝わっていない

と感じています。

実際、冷房能力だけを見ればエアコンには遠く及ばず、「冷えなさそう」,「微妙」という評価になるのも無理はありません。

ですが、コロナ社自身がこの製品を『冷風・衣類乾燥除湿機』と位置付けているように、“本来の見方” をすると評価は大きく変わります。

この記事では、家電現場歴20年超の現役販売員が、『冷風機』ではなく “冷風・衣類乾燥除湿機” という視点から、CDM-10シリーズをレビューしていきます。

CDM-10シリーズ|“エアコンの代わり” と思い込むから誤解される

alt="コロナCDM-10シリーズの誤解の理由を解説した写真"
ワタルブログ制作

※本記事では現行モデルを中心に解説しています。廃盤機や後継機でも、基本的な考え方や選び方は共通です。

CDM-10シリーズは、『冷風機』として紹介される事が多いです。

また、冷風が出るというだけで、 “エアコンの代わりになる” と勝手に思い込んでいる人がいます。

そのため、

  • 「部屋が冷えない」
  • 「エアコン程、涼しくない」

といった口コミを見かけます。

それは当然の結果です!

これは、製品の定義を正しく理解していないから認識のズレから起こるのです。

まず知っておいていただきたいのは、コロナ社自身が、この製品を、

『冷風・衣類乾燥除湿機』位置付けているという事

です。

つまり、主役はあくまでも除湿機!

そこへ、暑い日に役立つスポット冷風機能をプラスした製品という考え方です。

この視点で見れば、『エアコンと比較して冷房能力が弱いからダメ』ではなく、

“除湿機として見た時に、どれだけ完成度が高いか!”(詳細は後述)

という評価に変わります。

そして、この評価軸で見ていくと、CDM-10シリーズは非常に魅力的な製品なのです。

要するに、“比較対象をエアコン” という見方を強行する限り、

  • 部屋全体を冷やそうとすると物足りない
  • エアコンと比較すると微妙に感じる

という評価になりやすい一方で、

  • 除湿機としてのペースで効率良く湿度を下げたい
  • 部屋干しを早く乾かす助けにしたい
  • エアコンが付けられない・届かない場所で自分の周りだけ涼しくしたい

という使い方では、本来の性能を十分に発揮してくれます。

元から “そういう向きの製品” なのです。

つまり、CDM-10シリーズは『エアコンの代わり』でも、『冷風機ありき』の製品でもありません。

コロナ社自身が定義している通り、主役はあくまでも冷風・衣類乾燥除湿機です。

まずは、その製品定義を正しく捉え直す事。

そうすれば、CDM-10シリーズの本当の価値が見えてきます。

コロナCDM-10シリーズが誤解されやすい理由

alt="コロナCDM-10シリーズが誤解されやすい理由解説をした写真"
ワタルブログ制作

まず、家電量販店では売場自体が違います。

一言一句全く同じ『冷風・衣類乾燥除湿機』の名を冠しているのに、

  • コロナCDM-10シリーズ
    →冷風機コーナー
  • シャープCM100シリーズ
    →衣類乾燥除湿機コーナー

“この違いが、そのまま評価の違いに繋がっている” と、僕は感じています。
(※中にはそうでない家電量販店もあると思いますが、少なくとも自分在籍歴・在籍中の都内の大店舗ではこの配置になっています)

例えば、コロナCDM-10シリーズの前に立ったお客様との会話は、こんな流れになる事が少なくありません。

お客様:「冷房能力は1.0kWなんですね」
   ↓
自分:「はい」
   ↓
お客様:「ちょっと弱いですね…」
   ↓
自分:「1.4kWの上位機種もありますが、本体価格はかなり上がります」
   ↓
お客様:「じゃあ、いいです(笑)」

これで終わってしまうんです🤣

つまり、最初から “冷風機” という評価軸で見られてしまう訳ですね。

一方、シャープCM100シリーズは衣類乾燥除湿機コーナーに置かれている事が多いため、

お客様:「除湿機なのに冷風機能まで付いてるんですか?」
   ↓
自分:「はい」
   ↓
お客様:脱衣所とか台所とかでちょっと冷風が欲しい時も便利ですね!」

という反応になる事が多いです。

当章の冒頭でも言った通り、この2機種は『冷風・衣類乾燥除湿機』という点では全く同じ存在です。

それなのに、

売場が違うだけで、店員の説明がまるっきり変わる
    ↓
✅コロナCDM-10シリーズ

「この冷風機は…」

✅シャープCM100シリーズ

「この除湿機は…」
    ↓
実情として…
※冷風機コーナーのお客様は、除湿機を探しに来ていないから双方、除湿機の話はしない
(⇔逆に、除湿機コーナーでは冷風機の話はほとんどしない)
    ↓
お客様の中ではいつまでも、コロナCDM-10シリーズとシャープCM100シリーズは接点がない

だから

ワタル
ワタル

僕は、このCDM-10シリーズを『冷風機』ではなく、コロナ社が位置付ける本来の “冷風・衣類乾燥除湿機” として正しく評価したい

と考えています。

このおかしな現象の背景は、おそらく、

コロナCDM-10シリーズには排熱ダクトが標準で付属しており、更に、別売のダクトパネルを組み合わせれば、窓から排熱しながら “冷風機同然の使い方” もできるため

でしょう。

つまり、

『冷風・衣類乾燥除湿機』でありながら、“排熱可能な冷風機としても活用できる”

という、非常に器用な製品なのです。

その反面、器用であるが故に、本来の売場ではない “中途半端なコーナー” に置かれて、売場では本来の価値が伝わりにくい立ち位置になってしまっているのが実情です。

コロナCDM-10シリーズとシャープCM100シリーズと比較してみよう!

alt="コロナCDM-10シリーズとシャープCM100シリーズを比較解説した写真"
ワタルブログ制作

ここまで見てきたように、コロナCDMシリーズとシャープCM100シリーズは、“単なる売場配置” の違いというだけで全く異なる評価を受けています。

しかし、コロナ社・シャープ社ともに、この2機種を『冷風・衣類乾燥除湿機』として販売している点は共通です。

つまり、本来であれば同じ土俵で比較されるべき製品なのです。

そこで、まずは両機種の主な違いを一覧表で見てみましょう。

比較してみると、見た目や売場の印象とは違った特徴が見えてきます。

alt="コロナCDM-10シリーズとシャープCM100シリーズの性能比較写真"
ワタルブログ制作

それでは、それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。

除湿効率(g/W)はコロナ『CDM-10』シリーズが優秀

まず注目したいのが、『除湿効率(g/W)』です。

除湿能力だけを見ると、コロナCDM-10シリーズとシャープCM100シリーズは、どちらも10Lクラス(50Hzは9L)で、差は全くありません。

しかし、“その除湿を何Wの電力で実現しているか?” まで見ると評価は変わります。

alt="日本メーカー4社の除湿効率(g/W)ランキングの写真②"

実際に計算すると、

  • コロナCDM-10シリーズ
    約2.02g/W ※除湿時
  • シャープCM100シリーズ
    →約1.53g/W

となり、同じ除湿能力を、より少ない電力で実現しているのはコロナCDM-10シリーズです。

コロナCDM-10シリーズは、

  • 冷風機能付き
  • ダクトホース付属
  • 別売のダクトパネルを用いれば、『冷風機』同然にもなる

という、上位10機種がどれも持っていない特徴3つも持ってる上、

基本の除湿効率では7位にランクインしてくる “一線を画す” 除湿機

だから僕は、この製品を『冷風機』ではなく“冷風・衣類乾燥除湿機” として評価しています。

コロナCDM-10シリーズはタンク容量は5.8L!水捨ての手間が大きく変わる

除湿機は、タンクが満水になると自動で運転を停止します。

そのため、タンク容量は “どれだけ連続運転できるか?” を左右する重要なポイントです。

  • コロナCDM-10シリーズ
    5.8L
  • シャープCM100シリーズ
    →2.5L

となっており、タンク容量は2倍以上の差があります。

特に、日中外出時や、衣類乾燥時では数時間連続で運転する事も珍しくありません。

つまり、除湿能力が同じなら “タンク容量が大きい程”最後まで運転を続けられる可能性が高いという事です。

その点、

同じ冷風・衣類乾燥除湿機シャープCM100シリーズと比べると、2倍以上の5.8Lの大容量タンクを搭載したコロナCDM-10シリーズなら、満水停止の心配が少なく、最後まで乾燥しやすいのが大きなメリット

です。

もちろん、どちらの機種もホースを接続すれば連続排水に対応しています。

しかし、連続排水を使わない(使えない)一般的な使い方では、

タンク容量が2倍以上あるコロナCDM-10シリーズの方が、除湿能力が同一のため、単純に2倍以上の時間” 動かせる

というメリットがあります。

実際、多くのご家庭では連続排水よりもタンク運転で使われる事が多いため、この差は日常使いで意外と大きく感じます。

なお、連続排水に関しては、興味があれば、下記記事で注意点等を解説しているので一読ください👇

排熱ダクトが標準付属!“冷風機” としても使いやすい

冷風運転では、本体背面からも発生します。

そのため、

排熱を締めきった室内へそのまま出してしまうと、冷たい風を出していても、むしろ、室温は上昇します!

コロナCDM-10シリーズには、排熱ダクトが標準で付属しています。

alt="コロナCDM-10シリーズに付属する排熱ダクトの写真"

CDM-10シリーズは、付属の『布製排熱ダクト』で熱を屋外や別室へ逃がせるため、冷風をより快適に活用しやすいのがメリットです。(上記の図)

更に、これはユーザー次第ですが、別売のダクトパネルを組み合わせれば、窓から排熱する事も可能

一方、もちろん、シャープ『CM100』シリーズも前から冷風が出ます。

ただし、同モデルは排熱ダクトがないため、後ろから出る熱はそのまま室内へ放出されます。

そのため、CDM-10シリーズのように熱を逃がす事ができず、室温上昇が起こりやすくなります。

alt="シャープCMU100の取説スクショ写真"
シャープ『CMU100』取説

これは、同じ『冷風・衣類乾燥除湿機』の名を冠していながら大きな違いです。

つまり、

『冷風・衣類乾燥除湿機』でありながら、“排熱可能な冷風機” としても活用できる!

これがCDMシリーズならではの特徴であり、同時にシャープCM100シリーズとの大きな違いです。

CM100シリーズとの比較上、CDM-10シリーズの方がリーズナブルな事が多い

比較すると、コロナCDM-10シリーズの方が比較的リーズナブルな価格帯で販売されています。

もちろん販売店や時期によって価格は変動しますが、同じ『冷風・衣類乾燥除湿機』として比較した場合、コストパフォーマンスの高さはCDMシリーズの魅力です。

特に、これまで見てきたように、

  • 除湿効率がより優れている
  • タンク容量が2倍以上
  • 排熱ダクトがある

といった実用面でも明確に優れている事を考えると“価格以上の価値” を感じられる製品と言えるでしょう。

デザインは好みで選べばOK!とは言え…

デザインは、完全に好みの問題です。

とは言え…

  • コロナCDM-10シリーズ
    →実用性を重視した無骨で業務用的なデザイン
  • シャープCM100シリーズ
    →インテリアにも馴染みやすいスタイリッシュなデザイン

が特徴で、ここは圧倒的にシャープに軍配です🤣

  • 性能や使い勝手で選ぶなら
    →コロナCDM-10シリーズ
  • 見た目ありきなら
    →シャープCM100シリーズ

という考え方でもよいでしょう。

僕自身は販売員として、毎日、目に触れる家電だからこそ見た目も大切だとは思っています。

ただし、除湿機は快適に機能してもらってナンボなので、デザインありきで、本来の性能や使いやすさをトレードオフしてしまうのは少しもったいないと感じています。

CDM-10シリーズとCDM-F10シリーズの違いは?

alt="コロナCDM-10シリーズとCDM-F10シリーズの違いを解説した写真"
ワタルブログ制作

CDM-10シリーズとCDM-F10シリーズは、販売ルートが異なるだけで、性能や付属品は全て同じです。

購入する際は、価格やポイント還元を比較して、お得な方を選べば問題ありません😊

まとめ|コロナCDM-10シリーズは『冷風・衣類乾燥除湿機』として優秀な1台

alt="ワタルブログの秘書(イメージ)が当記事のまとめをする写真"

今回比較してきたように、コロナCDM-10シリーズは『冷風機』として見ると物足りなく感じる場面があります。

しかし、本来の『冷風・衣類乾燥除湿機』という視点で見ると、

  • 除湿効率(g/W)が高い
  • 大容量5.8Lタンクで連続運転しやすい
  • 排熱ダクトが標準付属
  • ダクトパネル(別売)を使えば窓から排熱も可能
  • 価格も比較的リーズナブル

と、実用性の高い特徴を数多く備えています。

特に家電量販店では、冷風機コーナーに置かれている事で、“本来の魅力が伝わりにくい埋もれた製品” だと、販売現場で日々感じています。

『冷風機』という先入観だけで判断するのではなく、本来の定義通り、『冷風・衣類乾燥除湿機』として見つめてみると、この製品の良さが見えてくるはずです😊

購入するなら、ポイントサイト経由がおすすめ

alt="家電を購入するならポイントサイト経由がおすすめと説明するイメージ画像"
家電をお得に買う王道ルート

指定価格商品ではない製品の場合、販売店によって価格やポイント還元が変わります。

そのため、購入するのであれば、“価格だけではなく、ポイント還元まで含めて比較する” のがおすすめです。

  • ハピタスポイント還元
  • ショップポイント還元
  • クレジットカードポイント

これらを組み合わせる事で、実質的な購入価格を更に抑えられる可能性があります😊

僕は『ハピタス→ビック.comルート』を使っている

僕自身は、

ハピタス → ビックカメラ(ビック.com)

のルートをよく利用しています。

理由は、

  • ポイント還元を重ねやすい(3重取り!)
    →ハピタスポイント,ビックポイント,支払い手段のポイント
  • ビックポイントは多くの家電で10%還元,支払い方法も豊富
  • 正規販売店なので安心,在庫状況も確認しやすい

など、総合的に利用しやすいからです。

購入予定なら、先に登録だけでもOK😊

ハピタスは無料で登録できるので、今すぐ購入しなくても、必要になった時にすぐ利用できるよう、先に登録だけ済ませておくのもおすすめです。

僕自身も、普段から利用している定番のポイントサイトです😊

ビック.com以外では、クレジットカードを発行したり楽天市場を使ったりもしています。


僕は、高額な家電を購入する時ビック.comを利用する事が多いですが、

もちろん、楽天市場をよく利用する方なら、

【ハピタス → 楽天市場 → 楽天市場内のショップ】

で購入するのも十分アリです😊

関連記事

【この記事を書いた人】

ワタル



家電量販店で掃除機・空調家電を担当。
家電製品アドバイザー『エグゼクティブ等級』プラチナグレード保有。

家電量販店での販売歴20年超で今も現役。
(内、ダイソン製品販売経験7年超)

6年に及ぶ空調家電の販売経験を経て、2025年から掃除機も担当。

空調家電で培った『空気の流れ』や『構造理解』
視点を掃除機に応用し、

✅吸引性能
✅フィルター設計
✅空気の流れ
✅メーカーごとの設計思想

など、

カタログでは分からない掃除機の構造や性能差を、
実際の販売現場の視点から解説しています。

掃除機と空気清浄機は『家電』というより、
空気をコントロールする機械だと考えています。