「ダイキンって、“業務用空調機器で有名”という安心感があるから、買うならダイキンの空気清浄機かなぁ。ストリーマの事を基本から知りたいなぁ」
こういった疑問に答えます。
- ストリーマやアクティブプラズマイオン生成時に発生する人体に有害なオゾンが、効果の実体
- 取扱説明書より『ニオイが気になる事がある』程、室内にオゾンが漏れてくる
- オゾンは人体に有害のため、“ストリーマ放電をするダイキンの空気清浄機は使わない方がいい”
- 幾ら業務用としての実績があっても、消費者が居室で健康的に使える事には全く結び付かない”
- 空気清浄機,加湿器,除湿機など空調家電のエキスパート
- 現在も、空調家電販売の第一線で活躍中
- “空気” が大好きで、休日でも勉強や追求に余念がない
- 根が “健康オタク” でもあるため、「空調家電は健康に直結する」と一貫して主張し、衛生的に配慮のない製品には「使う価値がない」と厳しく意義を唱える
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ダイキン空気清浄機のイオン技術は2種類|ストリーマ,アクティブプラズマイオン
ダイキン/公式サイト
ストリーマとアクティブプラズマイオンの役割分担は、下記の通りです。
- ストリーマ
(担当:内部)
☆集じんフィルターの除菌,脱臭フィルターで吸着したニオイの分解
☆加湿フィルターの除菌,加湿トレーの水の細菌の抑制 - アクティブプラズマイオン
(担当:空間抑制)
☆イオンを空間に飛ばし、空間で汚染物質の抑制
☆プラズマクラスター(シャープ),ナノイー(パナソニック)と同じ発想
そして、ストリーマ(内部放出)とアクティブプラズマイオン(空間放出)とでは、
生成される分解素の種類と数が違います。
1)ストリーマを構成する4つの分解素
「ストリーマ放電により有害物質を酸化分解する当社独自の空気清浄化技術です。
ストリーマ技術とは?
プラズマ放電の一種であるストリーマ放電は、一般的なプラズマ放電(グロー放電)と比べて酸化分解力が1,000倍以上になります。
空気成分と合体した高速電子が、強い酸化分解力をもつため、ニオイや菌類・室内汚染物質のホルムアルデヒドなどに対しても持続的に作用します。」
「ストリーマ放電」と言うと特別な技術のように聞こえますが、『稲妻』もストリーマ放電の類です。
現象を指し示す用語に過ぎません。
ダイキンは、分解力の強弱を『eV(エレクトロンボルト)』という単位で表現
これは次のアクティブプラズマイオンと違い、
内部放出型のストリーマ放電に関しては、シャープのプラズマクラスターよりも強力な出力に設定
しています。
なお、ストリーマ放電が生成する電子を「高速電子が、…」と書いてますが当たり前です!(笑)
ダイキンは、太陽の分解力を引き合いに出し、ストリーマ分解素たちの優位性を説いています。
こういうものを見て、
「おっ、やっぱりダイキンはしっかりしているなぁ!我が家もダイキンの空気清浄機にしておけば安心だなぁ」
と思ってしまう消費者も少なくありません。
しかし、それは、
- 家庭の居室ほどの密閉性がなく、かつ、居室よりも広いオフィス,パブリックルームなどで
- 優れた性能が求められ、導入後もプロのメンテナンサーが保守業務にあたる
こうした『業務用』としては、ダイキンは非常に優秀です。
しかし、当記事のみならず当ブログの核心は、家庭用空調機としての健康への影響です。
この点では、
幾らダイキンが業務用空調機器としての実績があろうと、それが家庭での一般消費者の健康面の担保には繋がらず
↓
かえって、健康を悪化させるリスクすら孕んでいる!
という事です。
では、話を進めていきましょう。
ストリーマ放電時に副次的に生成されるオゾンを本体内部に放出し除菌|しかし、室内にも絶えず漏れてくる
これは当記事後半に繋がる内容ですが、
ストリーマ放電は、空気清浄機内部にオゾンを放出
します。
これは、あなたも家電量販店で手にできる製品カタログですが、
- 集じんフィルターの除菌
- 脱臭フィルターで吸着したニオイの分解
- 加湿フィルターの除菌
- 加湿トレーの水の細菌の抑制
このように、一見すると
「これだけのものを除菌してくれるなら、“メリットしかない”じゃん♪」
と思ってしまいます。
確かに、空気清浄機内部が絶えずオゾンに晒される事で内部の除菌に寄与し、そのオゾンの室内への漏れが一切ないとしたら非常に魅力的です。
しかし、
ダイキンの家庭用空気清浄機レベルでは、内部の密閉性がないためにオゾン漏れは不可避!
(その証拠は、後半で掲載する取扱説明書の該当箇所を見れば分かります)
です。
また後で話をしますが、
オゾンは人体に有害で、なんと致死量すらも設定されている化学物質
です。
カビや細菌の細胞壁よりも、我々の目,鼻,気管の粘膜の方が脆弱にも関わらず…
- 「加湿フィルター上流側に菌液を接種した試験片を貼付」
→5時間で99%以上抑制 - 「加湿用水内のカビ・細菌」
→24時間で99%以上抑制 - 「集じんフィルターに1種類の菌液を接種した試験片を貼付」
→2.5時間後に99%以上抑制
これらのデータは、先ほど掲載した製品カタログの注釈から引っ張ってきたものです。
加湿フィルターの除菌でも、試験結果は『貼付した試験片に付着する菌の抑制』なので、加湿フィルター全体が除菌されるとは言っていませんが、
それでも、
加湿フィルターに局所的に集めた菌に対して、5時間程度のストリーマ照射で99%以上抑制できてしまう程度のストリーマ分解素を用いているならば…
↓
残念ながら室内に居るあなたも無害では済みません!
なぜならば、
カビや細菌の細胞壁よりも、我々の目,鼻,気管の粘膜の方が脆弱
だからです。
要するに、カビや細菌よりももっと早く我々の体自体が蝕まれる可能性があります。
オゾンは目に見えない『気体』のため、知らぬうちに、
- 目に付着する
- 鼻から吸い込む
- 口から吸い込む
などして、粘膜の炎症が引き起こされます。
なお、オゾンの具体的な危険性は、下記記事で詳説しました。
2)アクティブプラズマイオンを構成する2つの分解素|ポンコツで無価値なイオン
ストリーマに続き、もう一つのイオンが『アクティブプラズマイオン』です。
「プラズマ放電によりイオンを空気中に放出し、空気の成分と合体して、酸化力の強いOHラジカルなどの活性種を生成。
ダイキン/アクティブプラズマイオンとは、どのような技術ですか?(空気清浄機)
浮遊するカビ菌やアレル物質などの表面に付着し、空気中でタンパク質を酸化分解することができる技術です。」
ダイキンはそれっぽく凄そうに書いてますが、これでは抽象的で説明したうちに入りません!
つまり、
- 「イオンを空気中に放出」
→具体的に、どんなイオンを放出しているか? - 「空気中の成分と合体」
→具体的に、どんな成分と合体するか? - 「OHラジカルを生成」
→具体的に、OHラジカルをどんな仕組みで生成しているか?
都合が悪い所は一切具体的に書かず、うやむやにそれっぽい言葉を並べただけの悪文です。
これでは、客観的に検証のしようがありません!
ちなみに、下記はシャープのプラズマクラスターの説明文です。
「空気中の水や酸素をイオン化するために、水にプラスの電荷を、酸素にマイナスの電荷を与えるプラズマ放電を利用した仕組みをシャープは考えました。
プラズマクラスターについて
放電電極に電圧をかけてプラズマ放電することで、空気中の水と酸素から水素のプラスイオン(H+)と酸素のマイナスイオン(O₂−)が発生します。
発生したプラズマクラスターイオンは空気中に浮遊する菌などの表面でプラスイオン(H+)とマイナスイオン(O₂−)が結合し、OHラジカルに変化します。
非常に酸化力の強いOHラジカルは、主にたんぱく質で構成されているカビ菌や菌などの表面から水素原子(H)を素早く奪い取ることで、その作用を抑制。
OHラジカルは奪い取った水素原子(H)と結合し、反応後は速やかに水(H₂O)となって空気中に戻ります。」
どうですか?
プラズマクラスターの効果の有無は別として、それでも、シャープはここまで具体的に説明しています。
もっと言うと、
ダイキンのアクティブプラズマイオンの説明文
↓
プラズマクラスターのそれと酷似していませんか?
つまり、ダイキンのアクティブプラズマイオンは、“シャープのプラズマクラスターと類似する効果がある”と言いたいのでしょうが、
所詮、シャープのプラズマクラスターの説明文から、キーワードだけを抜き出して繋げただけのセコい文章
です。
それでいて、
- 濃度(25,000個/cm3)
→プラズマクラスター25,000と全く同じ数値 - ネーミング(アクティブプラズマイオン)
→プラズマクラスターとは、“プラズマ”まで一緒
こうして見てみると、ダイキンの浅はかさに呆れてしまいますね!
少なくとも、アクティブプラズマイオンについては、
シャープのプラズマクラスターと同様の濃度かつ効果があるとダイキンが言い張っているだけ
↓
肝心の詳細は何も明かさない!
まぁ、これは僕の推察ですが、
所詮、シャープのプラズマクラスターのパクリに過ぎず、だからこそ、具体的に書けば書く程、パクリなのがバレてシャープに突っ込まれかねないので、書くに書けないのでしょう!
シャープのプラズマクラスターもポンコツですが、アクティブプラズマイオンは、更にその上を行く無能さです(笑)
シャープがプラズマクラスター導入以降、広告や宣伝に踊らされてる事も気づかず、それを求める消費者が思いの外多かったので、
ダイキンが、“後追いでもっとポンコツを開発した”のがアクティブプラズマイオンです。
消費者は、
「“空気で答えを出す会社”が企業理念の日本のトップ空調メーカーの技術だから、間違いない!」
と勝手に、ダイキンを過大評価しすぎです。
とても、“空気で答えを出す会社”という企業理念を掲げる企業とは思えません。
アクティブプラズマイオンの試験結果は意味がない|前提条件を一切記載していないから
家電Watch/ダイキン、飛び出すイオンと本体内の放電で除菌する加湿空気清浄機を公開
こちらの表は、ちょっと古く2012年にダイキンが発表した物です。
日本人は、こういうグラフを示されただけで、
「おっ、やっぱりダイキンはしっかりしているなぁ!」
と簡単に丸め込まれる人が多いです(笑)
しかし、
- どんなデバイス(=装置)を?
- どの出力で?
- 何台使ったのか?
この時点で、これらの試験結果は全く意味を成さずエビデンスにはなりません。
実際は、能力が低過ぎて書くに書けないのでしょう(笑)
反復投与毒性試験とは?|ダイキンの安全性の主張は動物実験の結果に過ぎない
先程の各種試験結果の表は、字が細かくて見づらかったかもしれませんが、
その中に、
試験名称:反復投与毒性試験
と書いてあります。
要するに、これがアクティブプラズマイオンの安全性確認のために、ダイキンが行なっている試験方法です。
「反復投与毒性試験(亜急性,慢性毒性):臨床試験の投与期間を考慮した期間にわたり動物へ反復投与し、中毒症状を示す薬物量および示さない薬物量(無毒性量)を推定する。」
日本薬学会/薬学用語解説
ここで言う動物とは、マウス(小型)やラット(大型)などを指します。
試験環境で1ヶ月程度生育させ、その間、試験対象の毒物を繰り返し投与し、その反応を見る試験の事。
つまり、
“動物実験で大丈夫だった”から、人でも安全だろう
↓
※実際に、誰に対しても無害という保証は全くない!
なお、シャープのプラズマクラスターですらも、一部ですが被験者を交えた試験をしています。
(例:プラズマクラスターNEXT稼働下→1.被験者のストレス具合,2.集中の持続性に関して)
まとめると、
- シャープのプラズマクラスター説明文のキーワードのあからさまなパクり
- “試験時のイオン濃度”を一切明らかにしていない事
- 動物実験のみの結果をもって、人体への安全性を主張
こうした3点から、
- 最大出力のシャープ/プラズマクラスターNEXT(50,000個/cm3)よりも出力が低い25,000個/cm3
→プラズマクラスターよりも効果は低いが、その分、人体への副作用も少ないと思われる - 「ウチのイオンは、シャープ最上位のプラズマクラスターNEXTよりも能力が低いから安全」
→動物実験だけしておけば十分だろう!という手抜きの精神が垣間見える - しかし、人体に対して無害である保証は全くない(∵被験者ありの試験の未実施)
- 内部抑制のストリーマだけでは、消費者ウケとして、イオンを空間放出するシャープ,パナソニックに見劣りする
→所詮、“ウチも空間放出やってまっせ!”と見せる程度の能力
そのくせ、宣伝だけは一丁前に「ダイキンはダブル方式」と豪語していますよね。
情けない話ですね!
現に、効果がないストリーマ|日本感染症学会の論文が示している
『一般社団法人 日本感染症学会』における論文を1つ紹介します。
日本感染症学会は、感染症に関して日本で最も権威ある組織です。
日本感染症学雑誌第85巻第5号|空中浮遊している活性ウイルスに対する効果実験
<検証方法>
容積 14.4m3の密封状チャンバー内でインフルエンザウイルスを噴霧して実験
<検証した対象>
☆ストリーマ放電(ダイキン)
☆プラズマクラスター(シャープ)
☆ナノイー(パナソニック)
☆HEPAフィルター装着空気清浄機
(※イオン発生機能なし)
14.4m3は約3畳の空間です。
その密封状のボックス内でインフルエンザウイルスを噴霧して、不活化あるいは除去効果を実験したわけです。
そして、ダイキン空気清浄機に関する結果と考察は下記の通りです。
「同機から放電装置を取り外しフィルターのみの空気清浄機(風量2.5m3分)状態にしてみても,結果は同じであった(Fig.1b).
結局,空気中のウイルス量の低下は,付加価値として装着したストリーマ放電機ではなく,フィルターろ過によっていたといえる.」
(中略)
「本研究で試した新規考案の装置群では,生活空間に相当する程の容積空間における浮遊インフルエンザウイルスに対する不活化あるいは除去効果は,現段階では,フィルターろ過によるそれに比べ極めて低かった.」(中略)
「今回調べた 3 種の新技術は,空中浮遊している活性ウイルスの減少効果において,既存のフィルターろ過技術に遠く及ばなかった.」
高性能の空中浮遊インフルエンザウイルス不活化を謳う 市販各種電気製品の性能評価(感染症学雑誌 第85巻 第5号)
これが、日本感染症学雑誌第85巻第5号の論文の結論です。
当論文での実験内容を簡単にまとめると、
要するに、
- <ストリーマ放電(ダイキン)>
→放電装置を取り外し、フィルターのみの空気清浄機(風量2.5㎥/分)状態にしても結果は同じ
→つまり、ストリーマには全く効果がなかった - <プラズマクラスター(シャープ)>
→時間の経過と共に減少する『経時的自然減衰』と効果は変わらず…
→放出したイオンを直接インフルエンザウイルスに衝突するよう放出しても結果は同じ
→つまり、プラズマクラスターには全く効果がなかった - <ナノイー(パナソニック)>
→自然減衰に比べて、回収ウイルス量に若干の低下が認められた
(∵しかし、それは『オゾン水』を発生させている効果で説明がつく)
※ただし、それでもフィルターろ過に比べれば効果は過小 - 空中浮遊している活性ウイルスの減少効果に対して、上記3つの技術は既存のフィルターろ過技術には遠く及ばず
→最も効果があったものは、イオン発生機能を持たないHEPAフィルター装着空気清浄機
引用部分の論文に「同機から放電装置を取り外し…」とあるように、
“ストリーマ放電装置があってもなくても、結果は同じだった”とは、呆れ果ててしまいますよね!
シャープやパナソニックも同様です。
付加価値があるように思わされているイオンよりも、旧来的なHEPAフィルターの方がウイルスの不活化並びに除去効果が遥かに大きかったという事です。
イオンはでっちあげです!
さて、2つのイオン、すなわち、『ストリーマ,アクティブプラズマイオン』に関して、
ダイキンは色々と綺麗事を並べていますが、
ダイキンが誇張するあらゆる効果をもたらす実体は、ストリーマそのものではありません!
前半でも触れたように、
効果の実体は、人体に有害な化学物質,すなわち、オゾンです。
では、オゾンの危険性の話に移る前に、
なぜ、『ストリーマ,アクティブプラズマイオン』を生成するストリーマ放電をすると、人体に有害なオゾンが生成されるのか?
それを理解するために、まず、この放電装置の根本になっているコロナ放電を解説します。
ストリーマ放電の基となるコロナ放電とは?
『コロナ放電による負イオンとオゾンの生成と応用』
こちらの図を見てください。
空気を原料として針形状のような尖った電極に高電圧をかけると、先端には強い電界が生じます。
この電界によって生じる放電をコロナ放電と呼んでおり、空気中の分子がイオン化されます。
つまり、
イオンを効率的に発生させる方法の1つが『コロナ放電』
です。
針(=needle)と平板(=plane)を電極(=electrode)とし、針電極にマイナス電位の高電圧(=high voltage)を与え、針先でコロナ放電を生じさせる
そうすると、
大気中の酸素分子(=O₂)が分離してマイナスイオンが発生します。
このように、コロナ放電はイオンを簡単に発生できます。
これが、『コロナ放電の基本形』です。
しかし、この時にそれと同時に発生するのが、
今回問題視している人体に有害な『オゾン(=O₃)』
です。
シャープのプラズマクラスターもダイキンのストリーマも、根本の生成原理は同じ
例えば、これがシャープ(プラズマクラスター)の場合、
『シャープ/プラズマクラスターの原理』
針電極を2本設置し、その電極に対し+と−の電位の電圧をそれぞれかけています。
電極の形状→針
電極にかける電圧の電位→+と−
という事です。
これがダイキン(ストリーマ)の場合、
電極の形状
→繊維状
電極にかける電圧の電位
→−(マイナス)
『多岐に分かれた細い線状』の放電が平板電極に向かうものを
『ストリーマコロナ』
(あるいは、ダイキンの場合「ストリーマ放電」)
と言うだけ。
要するに、シャープとダイキンとでは、
- 電圧をかける電極の形状
- 電極にかける電圧の電位
- 放電の出力
(ダイキン>シャープ)
が異なるだけです。
もっと具体的にざっくりと言うと、
プラズマクラスター発生装置からプラスイオン生成を取り除いたもの
↓
要は、マイナスイオン生成器と同じような物
だという事。
つまり、イオンの生成原理として、プラズマクラスターもストリーマも根本は同じだという事です。
しかし、いずれにしてもそれと同時に発生するのが、
人体に有害な『オゾン(=O₃)』
です。
それでは、ダイキンは、オゾンの発生についてどれだけカタログ等で消費者に説明しているのでしょうか?
ストリーマの名を隠れ蓑に暴れるオゾン|カタログ等での記載状況は?
【購入前】オゾン発生は製品カタログの裏表紙に一文のみ表示|こんな所、誰も読まない!
「オゾンが出る!」とは消費者にバレたくないため、『カタログの裏表紙』といった誰も読まない所にこっそりと書いています。
【購入後】取扱説明書の3箇所に表示|“ニオイが気になる”場合があるほど出ている
1箇所目
2箇所目
3箇所目
少なくとも、“ニオイが気になる”場合があるほど出る
という事です。
しかも、アクティブプラズマイオンはOFFにできますが、
ストリーマは『通常運転/ひかえめ運転』のみでOFFにはできません!
オゾンは高い除菌・消臭能力を持っているものの、実は、致死量が設定された有毒な化学物質でもあります。
自然界ではオゾンの酸化力はフッ素に次いで強く、塩素,次亜塩素酸などよりも強い酸化力を持っています。
したがって、
- 小さな子ども
- 高齢者
- 呼吸疾患がある人
- 花粉症やアレルギー疾患を持っている人
- 肉体的に耐性が弱い人
- 犬や猫などのペット
- 就寝時に使う人
- 健康の増進に努めている人
当記事は、ストリーマ,アクティブプラズマイオンに絞った解説のため、
オゾンの健康への具体的な影響については下記の記事で詳説しました。
【まとめ】ダイキンストリーマに対してあなたに理解してほしい事
- 確かに、ダイキンは業務用空調機器としての世界的な実績がある
→しかし、その事は、消費者が居室で健康かつ安全に使える事には全く結び付かない - ストリーマ生成時に、副次的に発生しかつ室内にも漏れてくるオゾンは人体に有害
- 自分や家族の健康,持続的な健やかな暮らしを考えたならば、室内でオゾンを暴露するのは避けるべき
という事です。
定期的に換気がされ、床面積も広い空間で使う業務用ならまだしも、
換気もほとんどせず、締め切った狭い一般居宅で、長時間使うものではありません!
- 小さな子ども
- 高齢者
- 呼吸疾患がある人
- 花粉症やアレルギー疾患を持っている人
- 肉体的に耐性が弱い人
- 犬や猫などのペット
- 就寝時に使う人
- 健康の増進に努めている人
こうした方達も居る一般家庭向けに、
業務用と同じノリで空気清浄機を製造してしまうダイキンは軽率です。
僕が思うに、
“大丈夫だろう”という軽い気持ちで、消費者の安全・健康よりも利益と効率性を重視する会社
です。
もし、お使いになるにしても、よく考えてください。
あなたの体を蝕まない『安全さ』と『確かな性能』を併せた空気清浄機はダイソン!
ここまで読んできたあなたは、
「ダイキンのストリーマが体に有害とよく分かったけど、じゃあ、どこの空気清浄機を選んだらいいの?」
と、当然思っているでしょう!
空気清浄機を選ぶなら、間違いなくダイソン!
その理由を根本的に理解してもらいたく、別記事で詳しく解説しました!
当記事からのステップアップとしては、
まず、空気清浄機の性能比較|採用する規格の特徴から製品の能力差が分かるを読むと、
なぜ、そこまでダイソン空気清浄機がオススメなのか?
がよく分かります。
P.S.空気清浄機としての性能もダイソンがダントツ|日本の空気清浄機ユーザーは必読
そして、その後、具体的に選ぶべき製品を知りたくなったら、
【プロが厳選】ダイソン空気清浄機の選び方│おすすめ機種と理由を解説
に進んでもらうとスマートです。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。