ダイソン空気清浄機Hot&Cool下級モデルHP00ISNを解説

HP00ISNの特徴が知りたい人

ダイソン空気清浄機のHot&Coolが欲しくて気になっているんだよな。
だけど、最新だと金額が高くてなかなか買えないなぁ。

そんな中、『HP00ISN』というモデルがコンパクトでお手頃な価格だったから気になったけど、実際どうなのかなぁ?

こういった疑問に答えます。

記事の信頼性:僕が書いています!
ワタル
  • 空気清浄機,加湿器,除湿機など空調家電のエキスパート。
  • 現在も、空調家電販売の第一線で活躍中。
  • “空気” が大好きで、休みの日でも勉強や追求に余念がない。
  • 根が “健康オタク” でもあるため、「空調家電は健康や命に直結する」と一貫して主張し、衛生的に配慮のない製品には「使う価値がない」と厳しく意義を唱える。
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ダイソン空気清浄機Hot&Cool下級モデルHP00ISNを解説

HP00ISNは、2017年モデルのHP00をマイナーチェンジさせた復刻版

【2017年モデル】
2017年モデルの型番HP00WS(ホワイト/シルバー)
HP00IB(アイアン/ブルー)
↓青と白をそれぞれ除き、残りの色を融合させ型番変更!
【2019年モデル】
2019年モデルの型番HP00ISN(アイアン/シルバー)

いわゆるマイナーチェンジです。

そのため、性能は2019年モデルと全く変わりません。

変更されたのは、

  • 型番

だけです。

ただ、2017年当時のHP00は絶版のため、公式販路では入手できません。

そんな中、当時のHP00の廃盤価格がそのまま引き継がれた安い価格設定で、色違いだけに留まる『復刻版』が引き続き購入できるのは、

お手頃な価格のHot&Coolを探している方にはありがたいですよね!

早速チェックしたいあなたは、こちらからチェックしてください。

ダイソン空気清浄機で、型番に『00』が入る製品は付加的な機能をカットした下級モデル

ダイソン空気清浄機Hot&Coolには、2つの系統があります。

ダイソン空気清浄機Hot&Coolの2つの系統
  • 多機能モデル(中上級モデル)
    HP【01→02→03→04→07】のように型番に入る数字が00以外のモデル
  • 単機能モデル(下級モデル)
    HP【00】(※発売年度や型番を問わず、00と入る機種全て

そして、現行品に限る話をすると、HP00ISNはHP03ISの下級モデルに該当します。

では、HP00ISNと1つ上位モデルのHP03ISとの違いが気になるかと思いますので、次はそれを解説します。

ダイソン空気清浄機Hot&Coolの下級モデルHP00ISNと中級モデルHP03ISの違い

どうですか?

“瓜二つ”ですよね!

そうなんです、HP00ISNと1ランク上位のHP03ISは見た目では全く変わりません。

【基本情報編】下級モデルHP00ISNと中級モデルHP03ISの違い

【基本情報編】下級モデルHP00ISNと中級モデルHP03ISの違い
型式HP00ISN
HP03IS
製品名Dyson Pure Hot + CoolDyson Pure Hot + Cool Link
空気清浄能力/適用床面積最大23畳(60分)
暖房能力/適用床面積コンクリート住宅
最大8畳
木造住宅
最大6畳
消費電力(W)涼風モード 5〜39
温風モード 1,200
涼風モード 5〜44
温風モード 1,200
運転音(dB)涼風モード
27.4〜48.6
温風モード
29.8〜38.4
涼風モード
24.4〜48.7
温風モード
30.2〜40.2
本体サイズ(cm)
幅×奥行き×高さ
22.2×22.2×63.2
重さ(kg)3.904.01
コードの長さ(m)1.8
交換フィルター
フィルター正規価格6,600円(込)
フィルター交換目安累計4,380時間
毎日24時間→半年
毎日12時間→1年
毎日6時間→2年

上記の表で、

  • 消費電力(W)
  • 運転音(dB)
  • 重さ(kg)

3点が同一ではありませんが、誤差程度なのでこんなものは“差はない”で結構です。

両モデルの製品名の末尾に注目!『Link』の有無が大きな違い

上記の表における最も大きな違い

製品名への『Link』の表記の有無
つまり、Dyson Linkアプリ(宅内のWi-Fiを介してスマホ操作可能)の有無
HP03IS→○
HP00ISN→×

この違いが製品名に表れており、見分ける目印になっています。

【機能編】下級モデルHP00ISNと中級モデルHP03ISの違い

先ほどの製品名に表れた『Link』の有無もそうですが、この2機種の明確な違いは付加機能の有無です。

【機能編】下級モデルHP00ISNと中級モデルHP03ISの違い
型式HP00ISN
HP03IS
首振り範囲【1段階】
70度
本体の上下角度調節
ワイドモード/フォーカスモード
自動温度制御機能
(暖房稼働時)
リモコン
Dyson Linkアプリ
×
オートモード
(センサー運転)

×
ナイトモード
(表示の消灯)


(※モードはないが、リモコン操作時のみ明るくなり、それ以外の時は元々暗くしてある

上記の表内で、HP00ISNにはない機能は以下の3つです。

中級モデルHP03ISにはあるが、下級モデルHP00ISNにはない機能
  • Dyson Linkアプリ
  • オートモード(センサー運転)
  • ナイトモード(表示の消灯)
    ※下記の補足を参照
補足

HP00ISNは『ナイトモード』もありませんが、ただ、表内にも書いたように、モードこそないもののリモコン操作時のみ明るくなり、それ以外の時は元々暗くしてあります。

したがって、“実質、HP00ISNもナイトモードがあるようなもの”です。

したがって、厳密には

下級モデルHP00ISNと中級モデルHP03ISの違い
  • オートモード(センサー運転)の有無
  • Dyson Linkアプリの有無

の2点です。

あなたがこのどちらの機能も不要ならば、当記事紹介のHP00ISNで大丈夫です!(それ以外はHP03ISと全く変わりません

逆に、

この2つのうち1つでも必要ならば、上位モデルHP03ISにしなければなりません。

Dyson Pure Hot+Cool Link/HP03IS

この『オートモード(センサー運転)とDyson Linkアプリの有無』が製品選択の分かれ目になりますが、

次は、これらの機能がどういうものなのか解説します。

“下級モデルHP00ISNか中級モデルHP03ISか?”の分かれ目となる2つの機能

オートモード(センサー運転)があると、的確な風量に自動で上げ下げしてくれる

花粉やカビと言っても、そもそも目には見えないサイズです。

したがって、

  • どれくらい部屋が汚れているか?
  • 今、どの風量設定がふさわしいのか?

人間には分かりません。

もちろん、ずっと最大風量にしておけばそんな心配は要りませんが、なかなかそうはいきません。

そんな中、上位機種HP03ISには下記の4つのセンサーがついています。

HP03ISに搭載されている4つのセンサー
  • PM10(カビ,花粉など)
  • PM2.5(カビなどのハウスダスト,超音波加湿器から出るカルキなど)
  • NO2(自動車排ガス,家庭コンロ・ストーブなどあらゆる燃焼物から出る燃焼物)
  • VOC(住宅建材などの塗料・溶剤,洗浄剤などから出る揮発性有機化合物)

もちろん、扇風機の意識が強い時は、自ずと自分で風量を強めるはずなので問題ありません。

何が言いたいかと言うと、

空気清浄機が吸い込む(=集じんする)パワーは、排気させる風のパワーと連動しています。

その排気をダイソンは「扇風機」と呼んでいますが、風量1〜10とあり、そのレベルに応じて空気清浄レベルも連動します。

しかし、

いくら“空気清浄をしっかりしたい”と言っても、1年を通して四六時中、風量を強めたまま使うのは難しいでしょう。

特に、

  • 梅雨時の夜

など、体感温度的に、送風での強い排気を維持させ続けるのが煩わしい時があるのは想像できるでしょう。

そんな時、仮にしっかり空気清浄をしたい時であったとしても、

大抵の人は、
空気清浄力<体感温度の低下を回避
空気清浄力<風による煩わしさを回避

を優先するために、風量を下げてしまうと思います。

これは、ダイソンに限らず全ての空気清浄機に通じる話!

風量を下げると、その分、空気清浄力は落ちます。

このジレンマを解消したいならば、『AUTO』モードがあると便利です。

すると、

  • 空気がきれいな時】
    →待機状態のため、ほとんど風を出さない
  • 上記の各種センサーが検知した時
    →稼働レベルを一気に上げてくれる
  • 検知した空気の汚れが清浄された時
    →また、待機状態に戻ってくれる

このように、空気を清浄する必然性が高まった時だけ出力を上げ、役目が終わったら自動で出力を下げてくれる。

まるで、執事のような存在です。

『AUTOモード』があると年間を通じてより使いやすくなるのでおすすめです。

Dyson Linkアプリがあると、帰宅前にスマホでヒーターをつけて暖め始められる

寒いのが苦手な人

「寒いのはホント苦手!!」

という人は多いですよね。

特に、誰もいない部屋に帰る時寒い部屋でエアコンの暖房が暖まるのを待つのは億劫になりますよね。

もし、あなたがHP00ISNを購入したとすると、リモコン操作はできますがアプリ操作はできません。

リモコンは赤外線が届く範囲、いわば、その部屋に帰るまでヒーターをつける事ができませんが、

Dyson Linkアプリが使えるHP03ISでは『遠隔操作』が可能なため、わざわざ、帰宅してから電源をつけて寒い中、暖まるのを待つ必要がありません。

これは、自宅にWi-Fiがあるならば、

  • 自宅のWi-Fi
  • HP03IS
  • Dyson Linkアプリを入れたスマホ

が繋がり合うため、

  • 帰宅前に、ヒーターをつける
  • スケジュール予約で決まった時刻にONになるようにしておく

といった事ができます。

とてもスマートですよね!

中級モデルHP03ISにするか、下級モデルHP00ISNにするか?の個人的見解

どちらも在庫がある前提ならば、基本的にはHP03ISを購入した方がいい

基本的には、HP03ISを購入した方がいいです。

なぜなら、

  • AUTOモードとDyson Link アプリがあると、格段に使い勝手が上がる
  • リモコンだけでいいと思っているとしても、選択肢がある事はいいこと
  • HP03ISとHP00ISNの価格差があまりない
    (※かえって、HP03ISの方が安い時すらある!)

なお、確かにHP00ISNはDyson Link アプリがなくても、リモコンはあります。

しかし、リモコンにはデメリットが4つあります。

リモコンのデメリット
  • 失くす(→※再購入)
  • 壊れる(→※再購入)
  • 操作は赤外線が届く範囲に限られる
  • 犬,猫などのペットや乳幼児がいると出しておきづらい

ダイソンのリモコンは指で摘めるくらい小さいので、失くす人が非常に多いです。

そんな時、送料を含めた2,000円台〜の費用を支払ってリモコンを再購入してもいいですが、

Dyson Link アプリが使えるモデルだとリモコンを再購入せずに済みます。
(簡単な設定をすれば、スマホをリモコンにできるため)

このように、現在進行形で検討・購入を考えているあなたも、当記事のように確かな情報があれば、おそらくHP03ISの方に気持ちが傾いている事でしょう。

それだけ、AUTOモードとDyson Link アプリ便利です。

しかし、時折、中高年の方やスマホ操作が苦手と自称する人たちからは、

スマホ操作が苦手と自称する人

「Wi-Fiやアプリなんて、私、機械に疎いからリモコンで十分!」

と消極的な声が聞こえてきます。

しかし、

  • アプリ設定は、最初の設定時だけ
  • 家族や友人など、自分より出来そうな人にやってもらう手もある
  • そうしたアテがなくとも『話そうダイソンお客様相談室』に電話すれば丁寧に教えてくれる
    0120‐295‐731(午前9:00 – 午後5:30/年末年始等の特別休暇を除く)

よって、何も心配する必要はありません。

どちらにしようか迷ったなら、HP03ISとHP00ISNの両方を知ったなら、是非、HP03ISを選びましょう。

Dyson Pure Hot+Cool Link/HP03IS

下級モデルHP00ISNでもいいと割り切れるケースとは?

下記に、中級モデルHP03ISにするか下級モデルHP00ISNにするか?の判断基準を示しました。

中級モデルHP03ISにするか、下級モデルHP00ISNにするか?
【前提】どちらも在庫があり、『購入できる状態』にあること【購入すべきモデル】
1)AUTOモードとDyson Link アプリの両方もしくは片方が欲しいHP03IS
2)AUTOモードとDyson Link アプリの両方とも不要だが、HP03ISの方が安いHP03IS
3)AUTOモードとDyson Link アプリの両方とも不要で、HP00ISNの方がかなり安いHP00ISN

という感じで、だいぶ限定されますよね。

一方、次のようなケースではHP00ISNを選択されるといいのではないでしょうか。

下級モデルHP00ISNでもいいと割り切れるケース
HP03ISの在庫がなく、HP00ISNの在庫はあるケースで、すぐにダイソンHot&Coolが欲しい場合
HP03ISの在庫はあるが現在価格が跳ね上がっているケースで、HP00ISNとの価格差が大きい場合

というように、HP00ISNの紹介をする記事でありながら、HP03ISを薦める内容となってしまいました(笑)

しかし、それだけ、正直に包み隠さず運営している当ブログの姿勢を感じ取って頂けたのではないでしょうか。

当記事では、中級モデルHP03ISと下級モデルHP00ISN比較に力点を置いたので、空気清浄の基本的な解説などは割愛しました。

空気清浄の基本的な解説などは下記の記事で解説しています。

本日は、以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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