衛生的・手入れも簡単な加湿器は、ダイソン『MF01』がおすすめ

衛生的・手入れも簡単な加湿器が知りたい人「衛生的で手入れも簡単な加湿器が欲しいなぁ。おしゃれな加湿器がいいなぁ。フィルターとかカートリッジとか、継続的にお金がかからないものがいいなぁ。」
こういった疑問に答えます。
この記事を書いた人

空気清浄機、加湿器、除湿機など空調家電のエキスパート。現在も、空調家電販売の第一線で活躍中。
“空気” が大好きで、休みの日でも勉強や追求に余念がない。
根が “健康オタク” でもあるため、「空調家電は健康や命に直結する」と一貫して主張し、衛生的に配慮のない製品には、「使う価値がない」と厳しく意義を唱える。
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ダイソン『MF01』は、衛生的・手入れも簡単な加湿器

加湿に用いる水に『UV-C』ライトをくまなく直接照射し、除菌します。
“バクテリア”は『細菌』の英語であるbacteriaから来ています。
『バクテリア=細菌』です。
UV-Cとは?
太陽からの日射は、波長により、
- 赤外線
- 可視光線
- 紫外線
に分類されます。
その内、紫外線を通称「UV」と呼びます。
また、紫外線(UV)も、波長の長い順から、A・B・Cと分類されます。
(波長が長い)A→B→C(波長が短い)
■紫外線(UV)の中で最も波長が短いものを『UV-C』と言います。
UV-C(=深紫外線)をさらに詳しく
紫外線は可視光線よりも波長が短い光で、特に100~400nmの波長域のものを指します。波長別に315~400nmの「UV-A」、280~315nmの「UV-B」、100~280nmの「UV-C」(深紫外)の3種類に分類されます。このうち最もエネルギーが高く、生体に対する強い破壊力を持つのがUV-Cで、その特性を活かし、医療機器や工場、研究機関、食品分野など主に業務用の殺菌や検査用途に利用されており、生活面でもトイレ、キッチン、調理器具などの殺菌・消臭や水の浄化、空気の除菌などで使用されています。「生物のDNAは、自然界には存在しない280nm以下の光を浴びると破壊される」という特性により、細菌やウィルスなどを効果的に殺菌・無害化できます。
引用:深紫外線とは
特徴を抜粋すると、
- 最もエネルギーが高く、生体に対する強い破壊力を持つUV-C
- 主に業務用の殺菌や検査用途、生活面でも幅広い応用がされている
- 「生物のDNAは、自然界には存在しない280nm以下の光を浴びると破壊される」特性
特筆すべきは、
DNAを破壊、つまり、バクテリアの存在自体を消し去ってしまう手法です。
3分間の除菌時間で、UV-Cは2つの工程で2度照射している

- ステージ2:リル
- ステージ3:圧力変換室
■ステージ2:リル
タンクから送り込まれた水を、ゼロベースから一気に99.9%除菌まで達します。
■ステージ3:圧力変換室
超音波で水を細かくミストに砕く前の水を、更にもう一度、UV-Cを照射して除菌。
つまり、
こうして、
世の中のほとんどの加湿器は、雑菌大量繁殖・自動ばら撒き装置

除菌されてない水を加湿に使う
正直、世の中のほとんどの加湿器は、使わない方がマシと言えます。
銀イオンを始めとした除菌カートリッジでは役に立たない
銀イオンや除菌カートリッジでは、雑菌の繁殖は抑えられません。
抑えられないからこそ、
- 赤カビ
- ぬめり
- 悪臭
で、みんな頭を悩ますのです。
除菌力が高い薬剤は、薬害が怖くて使えない
人が生活する居住空間において、除菌力が強い薬剤を気化させることは、薬害による健康リスクを高めます。
そのため、
- 除菌力が強すぎる→薬害に
- 除菌力が弱すぎる→雑菌が大量繁殖して、加湿器病に
※ 『加湿器病』は後述
結局、これが世の中のほとんどの加湿器の限界です。
しかし、
一方、今回紹介しているダイソンのMF01BNは、
加湿器の最大の問題点は、吹き出す物が湿った風や微小な水滴であること
それは、タンク内の水をそのまま部屋に撒き散らかすことです。
しかし、
汚染された液体と気体の体への影響の違い
上記のイラストの右のように、
しかし、加湿器が出す水滴や風は『空気』に混ざるので、イラストの左のように、我々が吸い込む元となる空気に汚染物質が混じっていると、
つまり、空気は、液体と違い、消化器官や腎臓を通らず、
言うなれば、もろに風邪はもちろん、病気になりやすい引き金となります。
加湿器の最大の敵は、レジオネラ菌
加湿器内で発生する雑菌で最も有名なものは、「レジオネラ菌」です。
レジオネラ菌とは?
レジオネラ菌は、寄生性の細菌(細胞内増殖菌)です。
自然界では、アメーバ等(原生生物)に寄生していますが、人の体内に入り込むと白血球(マクロファージ)内で増殖する事が可能です。
本来は、自然界の淡水(池、河川等)や湿った土壌等に生息する細菌ですが、
人間の生活圏では、
- ビルの冷却塔
- 温泉施設(循環式浴槽)
- 給湯器の水
- 噴水
- 加湿器
などで確認されています。
一旦感染すると、タチの悪い細菌
【レジオネラ菌の特徴】
- 酸や熱に強い(酸性(PH3)や高温(50-55℃)への耐性もある)
- 消毒剤が効きづらい(通常、アメーバ等に寄生しているため)
- 細胞内増殖性のため、マクロファージ内でも増殖する
「マクロファージ内でも、増殖する」とは、
つまり、
それが、レジオネラ菌です。
タンク内に、ぬめりを見つけたら要注意
ぬめりの正体は、バクテリアの集落「コロニー」です。
レジオネラ菌は、コロニーに寄生する事で繁殖します。
『加湿器病』とは?
加湿器が原因でかかる病気のことを「加湿器病」(加湿器肺炎)と呼び、正式には「過敏性肺臓炎」と言います。
前述したレジオネラ菌を原因とした肺炎も、加湿器病の一つ。
しかし、
- 他の雑菌や微生物
- 殺菌用に利用される薬品類やアロマの薬害
- 水道水に含まれる塩素
人によっては、こうしたものがアレルギー疾患の引き金となる場合もあります。
一般的には、『風邪』に似た症状が多いですが、重度の場合は呼吸困難から死に至らしめます。
MF01BNの基本情報と性能面の特徴
【MF01BNの基本情報と性能面の特徴】 |
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製品名 | Dyson Hygienic Mist |
型式 | MF01BN |
色 | ブラック/ニッケル |
通常価格 | 53,680円(税込) |
加湿能力 | 300ml/h |
適用床面積 | 5〜8畳 |
バクテリア除菌率 | 99.9% |
水の除菌にかかる時間 | 3分 |
自動湿度設定 | ● |
湿度設定 | 30〜70% |
扇風機モード (加湿なし) | ● |
風量調整 | 10段階 |
OFFタイマー | 15分 30分 45分 1〜9時間 |
消費電力 | 【扇風機のみ】 6〜40W 【加湿】 35〜55W |
運転音 | 22.7〜46.6dB |
タンクの容量 | 2.84ℓ |
本体サイズ | 高さ:57.9cm 横:24.0cm 奥行き:22.2cm |
本体質量 | 3.53kg |
コードの長さ | 2.0m |
ダイソン公式ストア限定の『MF01BN』は、ブラックニッケルでおしゃれ

通常価格は53,680円(税込)だが、不定期に安くなることがある
公式ストア限定カラーなので、通常価格よりも安くなっていたら買い時です。
温度・湿度に応じた自動制御機能がある
加湿器内部の衛生さの重要性は、重ねて説明してきました。
しかし、快適に過ごすにはそれだけでは不十分で、
ダイソン『MF01』は、
- 過ごしやすい快適な体感温度・湿度を保つ
- 快適で衛生的な室内環境を保つ
世間のほとんどの加湿器には、温度・湿度に応じた加湿量の自動制御機能がありません。
暖房と、自動制御しない一定ペースの加湿器の長時間に渡る併用により、
つまり、温度・湿度が制御されないと、
- 不快指数が上がる(蒸し暑さを感じる度合い)
- 冬にも関わらず、室内に、カビが生えやすくなる
といったいった問題が出てきます。
MF01の衛生・快適面の3つの魅力
- 【加湿器内部】3分間で、水に潜むバクテリアを99.9%除菌
- 【室内環境】温度・湿度に応じた加湿量の自動制御機能
- 【体感温度】温度・湿度の自動制御により、不快指数が下がる
ここまでこだわった加湿器は、ダイソン以外にはありません。
フィルターやカートリッジ不要! 継続コストは全くかかりません
標準使用期間10年の間、何も交換するパーツはありません。
巷の加湿器の適用床面積ばかり見ていると、だまされる
僕のブログで頻繁に登場する『一般社団法人 日本電気工業会』。
ここが、『定格加湿能力と適用床面積』 という“手を抜いた”基準を設けています。

普通、消費者の感覚だと、適用床面積が8畳や15畳と書いてあれば、
「15畳イケるんだ」
と思うと思います。
また、自ずと、
「15畳がちゃんと加湿できるんだ」
と思うと思います。
しかし、それは、完全に間違った思い込みをさせられています。
定格加湿能力のワナ
上記の表の『適用床面積』 は、単に定格加湿能力から形式的に当てはめただけです。
どういうことか?
そもそも、『定格加湿能力』という数値は、
を示したもの。
すなわち、
これが、定格加湿能力です。
そして、
したがって、適用床面積は、その畳数の部屋が加湿される目安の数値でも何でもありません。
なぜなら、ダイソン以外のほとんどの加湿器は、本体の周りしか加湿されないからです。
それは、潤いが広がらないからです

気化させた潤いが、写真のように上部に出るだけです。
たとえ、カタログや宣伝文で、8畳や15畳対応と書いてあったところで、これで、“8畳や15畳をくまなく加湿できている” と言えますか?
ダイソンのMF01は同じ300mlの加湿量でも、他とは広がりが違う


扇風機の機能も有したダイソンの特徴が、潤いの広がりに寄与しています。
■Air Multiplier™テクノロジー
- 周囲の空気を巻き込み、部屋全体にミストを送り出す
- 1秒間に、最大330Lの加速された空気でミストを素早く、均一に届ける
もちろん、常に最大風量を出し続ける必要はありません。
状況に応じて、風量を使い分ける
例えば、
- 自分のそばで潤いだけ欲しい時→風量1
- しっかり、潤いを部屋に広げたい時→風量10
といったように、うまく使い分けてみてください。
加湿のオフシーズンは、扇風機としても使える
首振り機能はありませんが、ありきたりな巷の扇風機よりも、よっぽど風量が強いです。
年間を通して、活躍させられるのも大きな魅力です。
ダイソン公式ストア限定の『MF01BN』はこちらから買えます
本日は、以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。