導入

「ダイソン空気清浄機のTP10・HP10って安いけど、本当に買って大丈夫?」
「上位モデルと比べて何が違うの?」
このような疑問をお持ちではありませんか?
TP10・HP10は、ダイソン空気清浄機の中では価格を抑えたエントリーモデルです。
そのため、

「廉価版だから性能も大きく劣るのでは?」
と思われがちですが、実際に販売している立場からすると、
“多くの方にはTP10・HP10で十分”
だと感じています。
本記事では、上位モデルとの違いを整理しながら、『どんな方にTP10・HP10がおすすめなのか?』を分かりやすく解説します。
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結論|ダイソン空気清浄機TP10・HP10は、多くの人にはこれで十分

結論から言えば、多くの一般家庭ではTP10・HP10で十分です。
上位モデルにしかない機能はありますが、それらは空気清浄能力そのものではなく、
主に『利便性』や『快適性』に関するもの
だからです。
そのため、
このような方にはTP10・HP10がおすすめできます。

僕は、“空気清浄機と加湿器を分けるべき” と一貫主張しています。
(👉詳しくは、こちらの記事で詳述しています)
もちろん、何でも高価格帯で揃えられるならそれに越した事はないですが、
そうすると、【高価格帯の空気清浄機+加湿器】でお財布に優しくありません。
したがって、快く空気清浄機と加湿器を分けられるように、空気清浄機に多機能性を求めない事は理にかなっています。(詳細は後述)
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上位モデルとの違い①|スマート操作機能の有無

TP10・HP10の上位モデルでは、
にも対応しています。
一方、TP10・HP10はこれらには対応していません。
いわゆる『リモコン操作』のみです。
ただし、実際の売場では、
「スマホで操作したい」<「リモコンで十分」
という方が圧倒的多数です。

「確かに、毎回スマホロック解除して、アプリ開いてって考えるとやらんな!」
そのため、“この違いだけで” 上位モデルを選ぶ必要はないでしょう。

そもそも、“24時間つけっぱなし” という方であれば、アプリでのスケジュール操作の出る幕はありません。
また、ヒーター機能付きのHPシリーズで「アプリ機能が使えたら冬の朝や帰宅時に、先にヒーターで温めてくれてて便利かも!」という方もちらほらいますが、
ダイソンのヒーター機能は立ち上がりが早く、電源を入れてから概ね30秒程で暖かさを感じやすいので、
“そのためだけに”、差額数万円出して上位モデルにする妙味はあるでしょうか?
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ましてや、スマートスピーカーともなると、既存利用者でもグッと利用者は少ないはずです。
リモコンで1クリックで電源を入れるだけで、前回稼働していた時と同じモードで再開されます。
(『風量,首振り,温度など』 ※一部、旧式で電源オフの度に首振りがリセットされるモデルもある)
SiriやAlexaなどに指示を伝えるより、リモコンの電源ボタンを押す方がよっぽどスムーズです(笑)
したがって、これは、この後の機能の有無にも言える事ですが、
あれば便利そうな事と、“実際に習慣に溶け込む程、便利か?” は必ずしもリンクしない
と言えるかもしれません。
要するに、確かにスマート機能は便利ですが、それだけで、空気清浄能力面で差がないのに安価なTP10・HP10を選ばない決定的な理由にはなりません。
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上位モデルとの違い②|ガスセンサーとガス検知表示の有無

前章のスマート操作と比較すると、“もっと必要性を感じる消費者が少なくなる” と、自分が現場感で実感しているのが『センサー運転の有無』です。
TP10・HP10の上位モデルでは、AUTO運転モードにしているため、
- 粒子
- ガス(VOC,NO₂,HCHO)
の汚染状況を検知して風量の強弱を自動運転します。
・VOC=揮発性有機化合物
・NO₂=二酸化窒素
・HCHO=ホルムアルデヒド
一方、TP10・HP10には粒子センサーはあるが、ガス(VOC,NO₂,HCHO)センサー運転はありません。
ガスセンサーは、どんな時に反応するかと言うと、僕の自宅での場合、
では、VOCあるいはNO₂が反応する事があります。
しかし、これも、そもそも10段階ある風量のうち、自分がこだわる風量で運転している方や、ましてや、ずっと最大運転をしている方であれば必要性は高くありません。
一方、HCHOは、僕の築年数の経った住居の場合は発生事例は少ないですが、
・新築/築浅住宅
・新しく導入した直後の木製家具
などから揮発するおそれがあると言われている有害な化学物質です。
化学物質過敏症や喘息の方などは警戒すべき対象ですが、そうでない方はセンサー表示がなくても、
といった対処で大きな問題はありません。
また、ガスセンサーがないので、ガス検知での自動運転はもちろんですが、LCDディスプレイにVOC,NO2,HCHOの項目も表示されません。



一方、TP10・HP10でも粒子センサーは上位モデルと変わらず存在するので、ハウスダストや花粉対策での自動運転は期待できます。

現に、僕は、例えば、
一気に空気を入れ替えたい時は風量10
料理時の揚げ物や炒め物などの時も風量10
就寝時は風量5
でそれぞれ固定。
このようにこだわりがあり、センサーに頼る事がありません(笑)
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上位モデルとの違い③|酸化触媒フィルターは魅力だが、一般家庭ならTP10・HP10で十分

(写真はTPシリーズ)
上位モデルには、①集じんフィルター,②活性炭フィルターの次の3層目のフィルターとして、酸化触媒フィルターが搭載されています。
このフィルターは、
ホルムアルデヒドなどの分子レベルの化学物質を分解する役割
があります。
一方、TP10・HP10には酸化触媒フィルターはありませんが、活性炭フィルター自体は共通して搭載されています。
つまり、
という違いです。
もちろん、酸化触媒フィルターの方が化学物質への対処としては優れています。
しかし、仮に、一般家庭で一時的にホルムアルデヒドなどが発生したとしても、空気が活性炭フィルターを繰り返し通過する事で徐々に軽減されていきます。
つまり、
一般的な住宅で使うなら、TP10・HP10でも十分実用的
と言えるでしょう。
一方で、
という方であれば、酸化触媒フィルターを搭載したTP12・HP12を選ぶ価値があります。
要するに、ここも、
『どちらが優れているか?』ではなく、“どこまで対策したいか?” で選ぶポイント
です。
交換用フィルター(集じん・活性炭一体型)は、どちらを選んでも使える
TP12・HP12には、従来の活性炭フィルターより約1.5倍多く二酸化窒素(NO₂)を除去するK-カーボンフィルターが、初回フィルターとして標準搭載されています。
初回に付属している交換用フィルターは、

一体型リサイクルグラスHEPA・K-カーボンフィルター
(8,800円・税込)
です。
一方、TP10・HP10には、

一体型リサイクルグラスHEPA・活性炭フィルター
(7,700円・税込)
が、初回フィルターとして標準搭載されています。
しかし、交換用フィルターにはそれぞれ互換性があるため、次回以降はどちらのフィルターでも使用できます。
つまり、
というように、自分の考え方に合わせて選べます。
更に、この互換性にはもう一つメリットがあります。
花粉シーズンやインフルエンザ流行期には、交換用フィルターが一時的に欠品する事も少なくありません。
そんな時でも、
“本来買おうとしていたフィルターは欠品中。でも、もう片方なら在庫がある!”
という状況であれば、そのまま購入・交換できます。
販売員としても、この互換性は維持費だけでなく、欠品時のリスク回避という意味でもメリットだと感じています😊
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上位モデルとの違い④|ディフューズドモードの有無

ディフューズドモードも、上位モデルにはあるがTP10・HP10は対応していません。
なお、
対応していないものの製造効率の観点から、非対応のTP10・HP10にも “羽の両脇に切れ込み” がありますが、勘違いしないように!

この機能は、“扇風機モード” 、すなわち、送風モードでの空気清浄時に排気の冷感の煩わしさを緩和する目的として搭載されたもの。
よって、ヒーターモード時は脇から後方に排気を逸らす使い方はできません。
一見、風に直接当たりたくない方には便利そうですが、空気清浄能力そのものが向上する機能では全くありません。
それどころか、
排気を後ろに遠ざけているので、言い方を変えれば、“循環を犠牲にしている”
とも言え、僕は、当モードが登場した当時(2018年)から “デフォで使うべきでない” と言い続けてきました。
少なくとも、
というシチュエーションでは不向きです。
“空気清浄機は、風を回してナンボ” だからです。

「そんな事言うけどさ、風に当たりたくないじゃん鬱陶しい!」
と思うかもしれません。
ただ、空気清浄するからといって、また、首振り機能があるからといって、常に、首振りをしなくてはいけないと思っているとしたら、それは考え方を改めた方がいいかもしれません。
ダイソン空気清浄機は『部屋全体の空気を循環させる事』、そして、L字や横連なりなど、複数の部屋へも効率的に風を送る(循環させる)事を前提として、
があります。
とは言え、毎度毎度、人に直接風に当たるように動かす必要はありません。
そもそも、古典的なサーキュレーターは首振り機能すらありませんでした。
なぜなら、風を壁や天井に当てて室内を巡らせる『コアンダ効果』を利用するため、固定した直進的な強風で十分だったからです。
これは同様に、ダイソン空気清浄機にも言える事で、
風が煩わしいと嫌だから、ディフューズドモードがあるモデルを買わないと!
ではなく、首振りをせずに固定した状態で部屋の開けた壁にぶつけておけばいいのです。
実際、店頭でも『風が苦手』という方には、ディフューズドモードではなく、壁方向へ向けて使う方法を案内する事の方が多いです。
すると、循環も変わらず発揮するし、風が直接当たる煩わしさも軽減できます。
少なくとも僕はこうした理解があるので、ディフューズドモードは一度も自宅では使った事がありません😊
実は、この考え方は僕が後から作ったものでありません。
ダイソンを担当する前、二子玉川の蔦屋家電で働いていた頃、当時の同僚(元日立のエンジニア)からサーキュレーターの本質を教わりました。
その後、改めて、ボルネード社の考え方を調べると、同じ趣旨が紹介されていました。
売場には、ボルネード社の復刻デザインモデルがありましたが、ボルネード社のモデルには左右の自動首振り機能はありませんでした。
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その時に、“サーキュレーターの本質は、むやみやたらと首振りをする事ではなく、直進的な風で空気を循環させる事” という考え方が強く印象に残りました。
その後、ダイソン空気清浄機を担当するようになり、ディフューズドモードを見た時も、“風を避けるために循環を弱める機能なら、自分は使わないな!” と自然に考えるようになりました。
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上位モデルとの違い⑤|表示できる情報の種類

上位モデルとTP10・HP10とでは、LCDディスプレイに表示される情報の種類に差があります。
| LCDディスプレイで表示される情報 | |||
| 表示内容 | 上位機種 | TP10,HP10 | |
![]() | 空気質 ⸻ 12秒前,過去24時間を反映 | ○ | |
![]() | 粒子状物質 PM 2.5 (PM2.5=1mmの400分の1) ⸻ たばこの粉塵,バクテリア,アレル物質などの2.5um以下の微細な粒子の量 | ○ | |
![]() | 粒子状物質 PM 10 (PM10=1mmの100分の1) ⸻ 花粉,ホコリ,カビ,ペットのフケなどの10um以下の粒子の量 | ○ | |
![]() | ホルムアルデヒド(HCHO) | ◯ | × |
![]() | VOC (揮発性有機化合物) ⸻ 有害なガス濃度。 住宅建材,木製家具,清掃剤,消臭剤・芳香剤などから放出 | ○ | × |
![]() | 二酸化窒素(NO2) ⸻ 燃焼によって放出される有害となり得るガス濃度。 調理時やストーブ稼働時などに出るガスや車の排気ガスなど | ○ | × |
![]() | 温度 | ○ | △ ※TP10にはなし |
![]() | 湿度 | ○ | × |
![]() | 空気清浄フィルター交換時期の進捗度 | ○ | |
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ざっくり総括すると、TP10・HP10のLCDディスプレイで見られるのは、
くらいです。
しかし、これだけで十分です。

「何寝ぼけた事を言ってんだ!温度と湿度が見られないのは重大じゃないか!」
と思うかもしれませんが、その程度なら卓上の温湿度計を置いておけば済む話。
わざわざ、空気清浄機上で見なくてはいけない理由はありません。
そもそも、他の汚染物質による汚染状況もそうですが、空気清浄機は、
我々が、
『経過表示を見る対象』ではなく、“空気をきれいにしてもらう家電”
です。
空気清浄の能力差は、モデル間での上位も下位も差はありませんから、ダイソンを信用して選んだなら、後は任せておけば良いのです。
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空気清浄機選びで一番大切なのは “空気清浄能力”

ここまで違いを紹介しましたが、最も重要なのは、空気をきれいにする基本性能です。
仮に、“空気清浄能力すらも” 上位モデルの方が遥かに格上だったならば、多機能性が云々ではなく、僕も、上位モデルを勧める所だったでしょう。
しかし、ここがダイソン空調製品の面白い所ですが、
TP10・HP10でも、
といったダイソンの空気清浄の質を支える根幹技術は不足なくカバーしています。
つまり、空気清浄能力が同じである以上、
【多機能で高価格 < シンプルで手頃価格】
の方が遥かに実利があると言えるのではないでしょうか。
空気清浄能力については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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まとめ

TP10・HP10は、上位モデルより機能を絞る事で価格を抑えたモデルです。
その代わり、
などが省かれています。
しかし、“空気をきれいにする” という本来の目的で考えれば、多くの方にとってTP10・HP10で十分でしょう。
「必要な機能だけでいい」,「価格を抑えたい」という方には、自信を持っておすすめできるシリーズです。
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ここまで読んで、「これなら自分に合いそうだな😊」と思えたなら、次は購入方法です。
実は、ダイソン製品はどこで購入するかによって、返品保証やサポート内容が変わります。
僕自身、販売員として様々な購入方法を見てきましたが、安心して選びやすい購入先として、ダイソン公式サイトをおすすめしています。
その理由を紹介します。
Dyson公式がおすすめな理由|選び疲れせず、失敗しにくい購入ルート

💡家電のプロが教える、“選び疲れをせず、最も損をしにくい” Dyson購入ルート!
【結論|Dyson公式がおすすめな理由】
Dyson製品は非常に魅力的ですが、
高額だからこそ、
など迷いますよね。
現役で店頭に立つ立場からお伝えすると、
単に “ネット最安値だけ” で選ぶより、
✅ 30日返品保証
✅ ポイント還元
✅ 偽物・型番違い回避
✅選び疲れ回避
✅ オーナー限定キャンペーン対象(※時期による)
✅ 下取りキャンペーン対象(※時期による)
まで含めて考えた方が、結果的に満足度は圧倒的に高くなります😊
最大のメリットは、Dyson公式【30日返品保証】です。
特に、高額家電のDyson、そして、掃除機や空気清浄機は、
店頭で5分試すより、
など、“家で使って初めて分かる” 部分がかなりある家電。

“まず自宅で試せる” Dyson公式ルートという選択は、他では得られない強みです!
「買わなきゃよかった!」という失敗を回避できるからです。
更に、
ポイントサイト『ハピタス』を経由するだけで、Dyson公式での購入時に【7%還元】を受けられる事が多く、“正規ルートなのに” かなりお得
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を合わせると、2重取りで実質的なお得感もかなり大きいです😊
ハピタスは、“普段の買い物やサービス利用が経由するだけでお得になる” 大手ポイントサイトで、
僕自身も、
などで普段から頻繁に使っています😊
【購入手順】
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↓
② ハピタス内で「Dyson」と検索する
↓
③ Dyson公式ショップへ進む
↓
④ そのまま購入で7%ポイント還元😊
※本体と一緒にフィルター・付属品を購入した場合、それらも還元対象になるケースがあります
※ツール、アクセサリー、消耗品のみの購入など、ポイント却下条件が一部あります
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なお、今すぐ購入予定がない場合でも、“先にハピタス登録だけ済ませておく” と、
など、今後のネット購入でもポイント還元を受けやすくなります。
“どうせ” 買うならポイントサイト経由がお得👍
僕自身も普段から得している、かなり定番のポイントサイトです😊
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【この記事を書いた人】
ワタル
家電量販店で掃除機・空調家電を担当。
家電製品アドバイザー『エグゼクティブ等級』プラチナグレード保有。
家電量販店での販売経験およそ20年。
(内、ダイソン製品販売経験7年)
6年に及ぶ空調家電の販売経験を経て、2025年から掃除機担当に転身。
空調家電で培った『空気の流れ』や『構造理解』の
視点を掃除機に応用し、
・吸引性能
・フィルター設計
・空気の流れ
・メーカーごとの設計思想
など、
カタログでは分からない掃除機の構造や性能差を、
実際の販売現場の視点から解説しています。
掃除機と空気清浄機は『家電』というより、
空気をコントロールする機械だと考えています。
















