「外国メーカーとかダイソンみたいにフィルターを頻繁に買い替えるのはコストがかかるから、シャープ,ダイキン,パナソニックみたいに『10年変えなくていい』のは嬉しいなぁ!
長い目で見て、コストがかからないメーカーがいいかなぁ。
でも、今使っている空気清浄機は買ってからそんなに経っていないのに、最近、出てくる風が臭いんだよな。
店員さんに“10年もちます”と言われて買ったけど、本当に10年もつのか不安だなぁ」
今回はこういった疑問に答えます。
- “フィルター10年交換不要”は、日本メーカーのウソでありマーケティングだと分かる
- 空気清浄機では、“フィルター交換が正”だと認識を正す事ができる
- 今後、10年交換主張メーカーに騙されなくなり、情報を見抜く目も養われる
- 空気清浄機,加湿器,除湿機など空調家電のエキスパート
- 現在も、空調家電販売の第一線で活躍中
- “空気” が大好きで、休日でも勉強や追求に余念がない
- 根が “健康オタク” でもあるため、「空調家電は健康に直結する」と一貫して主張し、衛生的に配慮のない製品には「使う価値がない」と厳しく意義を唱える
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フィルター10年交換|日本人の“お金をかけたくない”意識に合わせた業界ぐるみの大ウソ
結論から言うと、日本メーカーの空気清浄機の
10年どころか、
衛生的に嫌になり、早い人だと毎年替える人
もいます。
では、
なぜ、「10年」と書いてあるのに10年もたないのか?
それを説明していきますが、
その前に、誰がどんな目的で「10年」と調子いい事を言っているのか? を言及していきます。
多くの人は、日本メーカーのマーケテイングにハマっている
日本メーカーは、何十年と日本人を相手に商売をしています。
“日本人が何を求めるのか、逆に、何を嫌がるのか?”
をよく分かっています。
今回のフィルターの話で言うならば、
- 維持コストがかかるのを嫌がる
→「もったいない」と言う - 掃除して長く使う倹約スタンスに共感が高い
- 合理的に考える人が少ない
日本メーカーは、こうした日本の消費者のニーズを分かっています!
逆に、“空気清浄機とはこうあるべきだ”という理念を掲げて展開しているメーカーもあります。
ダイソンやブルーエアなど、外資系かつ専業メーカーはそういうスタンスです。
そして、何も隠すことなく、堂々と、
“フィルター交換の重要性”
を謳っています。
しかし、残念ながら、ほとんどの日本メーカーの空気清浄機には、そうした誇れる理念は何もありません。
- 無知な消費者のニーズに擦り合わせた“ウケると分かっているもの”を売る
- “空気清浄機としてどうあるべきなのか” という『在り方』はない
本来なら、空気清浄機の事を知らない日本の消費者に、“本来の空気清浄機の在り方”を教えていくべき”だと思いますが、
考えているのは、日本人に “ウケがいい文句” ,“売れる文句” を全面に出し、
本質を隠して宣伝し、楽して儲ける事!
それを 『一般社団法人 日本電機工業会』 が先導しています。
この組織が、「フィルター寿命10年」と決めて、それを加盟会社の “ほぼ全ての日本メーカー” に統一して書かせています。
日本電機工業会とは?
『日本電機工業会』は、“家電や電機メーカーの寄り合いで作られた親睦会”です。
一般社団法人 日本電機工業会
会長はもちろん、20名ほどいる理事には、名だたる家電や電機の企業の社長や執行役員の方々が名を連ねています。
家電・電機業界を代表したお偉いさんの “オールスター組織” です。
そのオールスター達が、自分達の所属する会社の日本製品がより見栄え良くなるように、
自分達でルールを作り、それをもって、“ほぼ全ての日本メーカー” に統一の記載をさせています。
その代表例が、今回のテーマである
「フィルター寿命(交換)10年」
です。
要するに、代表会議でルールを決めてきたから、“それを守ってやるように” 的な感覚です。
“統一の記載” というと聞こえはいいかもしれませんが、
本来ならば、10年もつはずがないフィルター
↓
自分達にとって都合が良いように、もっともらしく聞こえる規格・基準を策定して、
↓
それをもって消費者を騙している
ので、初めから“詐欺” そのもの。
つまり、日本電機工業会は身内組織であり、自分たちに優しく消費者に厳しい組織です。
では、ルール決めの悪玉の特徴が分かったところで、今回の本題に入ります。
なぜ、フィルター寿命10年(交換)は、大ウソなのか?
の真相です。
まずは、集じんフィルターから説明します。
P.S.フィルター寿命を嘘つくメーカーの空気清浄機が高性能の訳がない
【集じんフィルター編】10年交換不要の根拠・日本電機工業会のJEM1467
さて、今回の “フィルター10年交換不要” の根拠は、
日本電機工業会が策定した規格『JEM1467』です。
一般社団法人 日本電機工業会
日本電機工業会は、これがフィルターの “耐用年数” だと言うのです。
それに伴い、ほとんどの日本メーカーもこれを根拠に、右へ倣えで 「10年!」 と言い切っています。
非常に愚かで、現実離れが甚だしい規定
なので、以下、これを紐解いていきます。
そもそも、“タバコの煙5本分”だけでは、具体的な根拠がないのと一緒
まず、
“なぜ、タバコの煙5本分が、1日分の汚れなのか?”
全く具体的な根拠がありません。
JEM1467では、空気の汚れの目安として測定の再現性が高い紙タバコを使っています。「紙タバコ5本分の煙に含まれている粒子成分とガス成分」を1日分の空気の汚れとしていますが、これは実態の汚れより厳しい条件として考えています。
一般社団法人 日本電機工業会
このように、もっともらしい理屈を書いていますが、説明になっていません。
- 「空気の汚れの目安として測定の再現性が高い」
→要は、テストしやすいから
→完全に自分たち都合 - 「これは実態の汚れより厳しい条件として考えています」
→そんなはずがありません
→現実離れも甚だしい
なぜ、そう言えるのか?
それは、全く、実態に即していない空論だから
「タバコの煙5本分が1日分の汚れ」とは、
具体的に言うと、例えば、
- 花粉は飛んでいない
- 部屋にホコリは全くない
- 外からは、一切何も侵入してこない
(例:排気ガス,PM2.5など) - 人の出入りも一切ない
- 部屋で料理も一切しない
これらが全く何もない状況下で、1日にタバコ5本吸った場合。
すなわち、
タバコ5本分だけから発生する『粒子成分とガス成分』を、毎日集じんさせ続けるだけなら10年交換しなくていい
そんなわけがありませんよね?(笑)
もう少し言うと、
- タバコの粒子よりも粒子径が大きいほこり等で目詰まり
→除外 - 料理の油煙,油膜でベタッとなった
→除外 - 部屋の臭い(ex.常在臭,ペット)が染み付いた
→除外 - 加湿モードも使っていてカビてしまった
→除外
もはや、笑いを通り越して、あなたは呆れたかもしれませんね(笑)
だから、“平気で10年と言えてしまう”わけです。
これだけ現実とかけ離れると、“根拠がない” と言っているのと変わりません。
ちなみに、
「10年交換不要」,「10年もつ」と言われていながら、これらのメーカー品を使用している消費者は、
現実的には集じんフィルターは、2年前後で交換している方が多い
です。
理由は、
『カビの発生,悪臭,目詰まり』が避けられない
からです。
では、今から、その理由の背景を説明します。
日本メーカーの販売員と本音で話す機会がありますが…
彼らは、“そんなの10年なんか持つ訳ないんだよ!”と真顔で言っていますよ!
本音と建前,彼らは、飯を食っていくために仕方ないウソなのでしょうけど、よく、そんなマインドで収入を得て、罪悪感がないなと思いますね、僕は!
掃除機の紙パックに相当する集じんフィルター|カビや雑菌などの一大集積所
日本の加湿空気清浄機の内部はカビだらけ
空気清浄機は、空気の掃除機です。
そのため、ホコリはもちろん、カビや雑菌など、ありとあらゆる汚染物質を本体内部に集積させていきます。
また、そこには、人間が生活する空間で稼働させる以上、有機物の粉塵も集まってきます。
- 人から剥がれた皮膚や垢(あか)
- 食品カス
- 調理で出た油煙など
言わば、集積したカビや雑菌に、養分(=栄養)が運ばれていきます。
また、空気清浄機の『内部』は比較的、室内よりも温度が高めです。(∵モーター等の排熱)
排熱により暖かさが得られるのは、カビや雑菌の増殖にとっては好都合な土壌です。
更に、ここにカビや雑菌の増殖に畳み掛けるのが、
加湿機能つきで使う水
です。
内部が超多湿状態となりカビや雑菌の増殖は、止まるところを知りません。
かつ、その水自体が腐り、雑菌を大量に発生させます。
つまり、整理すると、
- ホコリやカビなどの雑菌そのものの集積
- 有機物の集積
→カビや雑菌などの養分(=栄養) - 本体内部の暖かさ
→カビや雑菌の増殖に追い風・土壌化 - 加湿機能を使うと本体内部が多湿化、かつ、水自体が腐り雑菌が大量発生
→カビや雑菌の大量繁殖の決定打
したがって、早い人だと、半月〜1ヶ月もすれば、
「出てくる風(=排気)が臭くなってきた」
という人が少なくありません。
それは、繁殖したカビの胞子やあるいは雑菌が、風に乗って室内に出てくるため。
もはや、空気清浄機どころではありません。
かえって、部屋を汚してしまいます!
P.S.日本の加湿空気清浄機で加湿も使っているあなた|それ、捨てたほうがいいですよ!
空気清浄機は、リビングで使うと更にフィルターの寿命が悪化する
その理由は、油煙です。
油の粒子を含む煙
→油を使った料理の際に出る煙が発生源
なぜ、油煙が集じんフィルターを悪化させるのか?
フィルターに取りついた油の粒子は、互いに結合して、フィルター表面に膜を作ってしまいます。
それが『油膜』です。
そうして、所々に油膜ができると、そこは風を通しませんから、一気に風量が落ちていきます。
イメージは、“油でギトギトになった換気扇のフィルター” をイメージしてもらえると分かりやすいと思います。
しかも、それだけでなく、油煙は有機物ですから、先述したカビや雑菌などの養分にもなるため、
カビや雑菌が繁殖しやすくなる
という事。
このように、集じんフィルターにとって、油煙・油膜は “最悪の天敵” になります。
“衛生面の低下”を原因とした集じんフィルターの交換時期|日本メーカーは一切触れていない
先述したように、日本電機工業会のJEM1467は、
1日にタバコ5本吸った場合
↓
タバコ5本分の微粒子とガスを毎日集じんさせ続けるだけなら10年交換不要
という基準しか打ち出していません。
つまり、日本電機工業会や日本メーカーからしてみれば、集じんフィルターがカビてしまったり、あるいは、悪臭を発したとしても、
その理由を交換するための条件には全く入れていません!
言葉を選ばずに言うと、要するに、
『集じんフィルター10年交換不要』
↓
カビようが悪臭を発しようが、自分達が決めた条件に当てはめれば、“能力的には問題ない”から関係ない
↓
“交換したければ、消費者が自分で考えて交換したらいいんじゃないの?”
という事です。
非常に、悪意極まりない規定です。
カタログでの日本メーカーの言い訳
シャープ空気清浄機/カタログ表紙
これは、一例としてシャープ空気清浄機の表紙ですが、裏表紙の注釈には、このように言い訳が書いてあります。
■フィルター寿命について
シャープ空気清浄機/カタログ表紙
●本カタログに掲載されたフィルター寿命は、目安として記載しています。お部屋全体のニオイ成分を集める機器ですので、使用上フィルター自身が数ヶ月程度で臭いを発生することがあります。
しかも、これを “裏表紙の注釈” という絶対に誰も読まないであろう場所に、こっそりと書いている。
悪意極まりないです。
(※ダイキン,パナソニックも同様)
- 「10年交換不要」と声高らかに言っておきながら、それは“目安” だと
- しかも、10年目安のはずが、わずか「数ヶ月程度で臭いを発生する」事があると
- しかし、「臭いを発生したら交換しましょう」とは一切書いていない
ここに、日本メーカーと消費者との間に、認識の大きなズレがあります。
なぜなら、
「買って半年くらいでカビ臭くなってきたけど、本当に10年持つの!?」
と言うように、消費者は“衛生的に使い続けられる10年”だと、信じ込んでいるからです。
これでも、まだ、あなたは、10年交換不要論の日本メーカーの空気清浄機を使おうと思いますか?
【加湿フィルター編】加湿フィルターも同様の理由|10年交換不要などウソだと思え
これも結論から言うと、集じんフィルター同様、
加湿フィルターもカビだらけになり、早々と使い物にならなくなります!
もっと言うと、
加湿フィルターは常に水に触れっぱなしなので、集じんフィルター以上にカビやすくなります。
よくある消費者の声が、
「臭い」
「カビてきた」
大方、以下のように書かれている
↓
加湿フィルターは定格加湿能力に対し、加湿能力が50%に落ちるまでの時間。加湿空気清浄運転を1日8時間した場合の交換の目安です。使用状況や洗い方によっては、寿命が早まる場合があります。定期的(1ヶ月に1回程度)にフィルターのお手入れが必要です。
これが、何を意味するのか?
ポイントは2つあります。
交換時期|加湿フィルターは定格加湿能力に対し、加湿能力が50%に落ちるまでの時間
噛み砕いて説明します。
ある同じ風量(=パワー)で使っていて、今までは、満タン2.5リットルの水が、仮に、5時間ほどで空になっていた
↓
しかし、それが、徐々に減りが悪くなり、ある時、同じ風量(=パワー)で使っていたにも関わらず、満タン2.5リットルの水がなくなるのに、倍の10時間を要した
すごく、モヤっとした条件だと思いませんか?
そもそも気化式の加湿器における水の減少量は、加湿フィルターの劣化だけでは分かりません。
- 室温20℃以上
- 風量設定
(できるだけ強く) - 加湿フィルターの掃除頻度,マメさ
(※カルキが付着して、吸水力が減少する) - 集じんフィルターの目詰まり具合
(※目詰まりが強いと、加湿フィルターに届く風量が減少)
“水が減らないから加湿フィルターの寿命”と思いきや、
単純に、うまく加湿できる条件になっていなかったという事例
は、結構あります。
重要な事は、この規定には“カビる,臭くなる” とは一切書いていない事
ここでも、集じんフィルターの時と同様、
言葉を選ばずに言うと、要するに、
『加湿フィルター10年交換不要』
↓
たとえ、カビようが悪臭を発しようが、現に、水が50%以上減っているのなら、 “能力的には問題ない”から関係ない
↓
“交換したければ、消費者が、自分で考えて交換したらいいんじゃないの?”
という事です。
つまり、
- 「フィルターが臭くなってきた」
- 「フィルターがカビてきた」
- 「出てくる風(=排気)が臭くなってきた」
これらは、メーカーは、一切、交換条件にしていません!
だから、平気で、“10年交換不要”と言い切れてしまうのです。
またここに、集じんフィルターの時と同様、日本メーカーと消費者との間に認識の大きなズレがあります。
消費者は、
臭くて気持ち悪くて使いたくない
のです。
しかも、それが1シーズンで十分に起こりえます!
店頭に立っていると、
「10年変えなくていいって、本当なんですか?」
「本当に10年使えるんですか?」
と、カビが生えて使い物にならなくなって、交換フィルターを買いに来てから尋ねてくる人が、後を絶ちません。
つまり、皆さん、買った後に後悔しています。
これでも、まだ、あなたは、10年交換不要論の日本メーカーの加湿空気清浄機を使おうと思いますか?
もはや、あなたは、日本メーカーの“10年交換PR”はガン無視しよう
もちろん、最も悪いのは、日本電機工業会です。
自分たちに都合が良くルール決めをし、それを日本メーカーに統一させている
からです。
日本電機工業会が変わらない限り、日本の空気清浄機や加湿器の質が上がる日は来ません。
しかし、これは何も、日本電機工業会やメーカーだけが悪いのではありません。
日本の消費者も、長年、
- 「フィルター代,継続的なコストがかかるのは嫌」
- 「フィルターを掃除して長く使える方がいい」
こうしたことを言い続けてきました。
大半の日本の消費者がそれを望んでいる以上、
日本電機工業会も「日本の空気清浄機や加湿器をたくさん売りたい」と考えて、わざわざ、逆風に向かう事なく、
消費者が望んでいる通りの “不合理でも売れる製品”
を作り続けてしまいます。
“売れてナンボ”と思っているのでしょう。
こうした現状の日本メーカーを応援してはいけません。
そうした甘く、お得そうな宣伝文句にホイホイ飛びついていく。
それを、また消費者が求め続ければ、いつまで経っても、日本の家電業界はおろか、消費者も進歩しません!
厳しい言い方をすれば、
これまでの消費者の行動が、日本メーカーの空気清浄機を失墜させてきた
とも言えます。
逆に言えば、消費者が、本当に大切なものを理解すれば、市場そのものが変わる可能性があります。
このブログを通して、ひとりでも多くの人が、正しい判断をされる事を願っています。
定期的な交換が“正”|空気清浄機のフィルター交換費用は必須コスト
集じんフィルターは、通常使用で最大2年で交換しよう
集じんフィルターの寿命は、通常使用で最大2年
と考えましょう。
そして、稼働時間を目安に考えます。
例えば、合理的な設計に基づくダイソンやブルーエアなどは、累計4,380時間に達すると交換推奨時期をお知らせします。
累計4,380時間は、下記のような目安です。
※累計4,380時間で交換
- 6時間ほど|2年
- 12時間ほど|1年
- 24時間つけっぱなし|6ヶ月
『10年交換不要論』を信じてきた方にとってはかなりシビアだと思いますが、
これが正当な空気清浄機の在り方であり、そして、フィルター寿命の現実です。
フィルター交換を真正面から提唱する空気清浄機メーカーは、概ねこの稼働時間を目安にしています。
浄水器だと、浄水カートリッジの交換は必須ですよね?
空気清浄機でも同じ!
フィルター交換費用は必須コストです。
使う頻度や時間が不定期の場合
この場合は、初回利用時から最大2年をメドに交換しましょう。
コツコツ使っている方に比べて、集じん量こそ少ないですが、実は、
最もフィルターの衛生さが悪い可能性が高い
です。
たまにしか使わないと通気性が悪いので、内部が湿気ってしまい、カビや悪臭を発しやすくなります。久しぶりにつけた冷房が臭いイメージと同じです。
フィルターの衛生さは、最も空気の質を左右します。
その場合は、潔く交換しましょう。
使えば使う程、処理能力が落ちていく事も加味した最大2年
集じんフィルターは使えば使う程、どんどん目詰まりしていきます。
上記の稼働時間を経ると、処理能力は新品時の半分程度に落ちます。
処理能力が新品時の半分程度とは、風量が半分しか出ないので、最大風量で稼働させても適用畳数は新品時の半分。
フィルターの衛生さと性能を保ち続けるために、定期的なフィルター交換が必要です。
日本の加湿空気清浄機の加湿フィルターを交換しても“時すでに遅し”|内部は既にカビだらけだから
1度、加湿機能を使い始めると、早い人,環境だと半月もすれば、出てくる風がカビ臭くなってきます。
このようなケースの場合、いくら加湿フィルターを交換しても、
既に、本体内部,風路にまでカビが繁殖している
↓
加湿フィルターを交換したところで、本体全体の衛生さは回復せず!
衝撃的な事を言いますが、
今、日本メーカーの加湿空気清浄機をお持ちで、空気清浄も加湿もどちらも使っているなら、
その本体ごと手放した方が、かえって部屋の空気はきれいになります。
詳しくは、下記の記事で解説しています。
空気清浄機を使う全ての人に読んでもらいたい記事です。
【まとめ】“フィルター10年交換”を謳う空気清浄機の検討・購入・使用をやめよう
今一度、空気清浄機を買う・使う目的を考えましょう。
- 今より、部屋の空気をきれいにするため
- 自分や家族の健康を気遣うため
これ以外にありますか?
ならば、
内部がカビや悪臭を発しないように努め、常に衛生性を保ち続け、ベストな性能で稼働してくれる製品を選ぶべきですよね?
それなのに、
「コストをかけたくない」
「フィルター代がもったいない」
と言っていていいんですか?
改めて、空気清浄機を買う・使う目的を考えましょう。
“空気清浄機を買う事だけをゴールとするな!”と、僕はいつも言っています!
そして、今後は、定期的なフィルター交換を推奨するメーカーを選びましょう。
今後は、フィルター交換が前提の空気清浄機は『ダイソン』がベスト
ここまで読んできたあなたは、
「フィルター10年のメーカーがダメダメだとよく分かったけど、じゃあ、どこの空気清浄機を選んだらいいの?」
と、当然思っているでしょう!
空気清浄機を選ぶなら、間違いなくダイソン!
その理由を根本的に理解してもらいたく、別記事で詳しく解説しました!
当記事からのステップアップとしては、
まず、空気清浄機の性能比較|採用する規格の特徴から製品の能力差が分かるを読むと、
なぜ、そこまでダイソン空気清浄機がオススメなのか?
がよく分かります。
P.S.空気清浄機としての性能もダイソンがダントツ|日本の空気清浄機ユーザーは必読
そして、その後、具体的に選ぶべき製品を知りたくなったら、
【プロが厳選】ダイソン空気清浄機の選び方│おすすめ機種と理由を解説
に進んでもらうとスマートです。
今回は以上です。
最後まで読んでいただき。ありがとうございます。