象印加湿器|最もおすすめ【スチーム式の他製品は検討する必要なし】

象印加湿器の人気を聞きつけたけど、良さがよく分かっていない人

「象印のポットみたいな加湿器が人気らしいけど、何がいいんだろう?
ザ・ポットでダサいから自分は部屋に置きたくないけど、とにかくおすすめと聞いたから、ちょっと検討してみようかなぁ」

こういった疑問に答えます。

当記事を読むメリット
  • スチーム式加湿器の中では、“象印を選ぶべき”だという理由が分かる
  • 象印加湿器の製品ごとの違いが一覧表で分かる
  • 自分がどの象印加湿器を選べばいいかが分かる
記事の信頼性:僕が書いています!
ワタル
  • 空気清浄機,加湿器,除湿機など空調家電のエキスパート
  • 現在も、空調家電販売の第一線で活躍中
  • “空気” が大好きで、休日でも勉強や追求に余念がない
  • 根が “健康オタク” でもあるため、「空調家電は健康に直結する」と一貫して主張し、衛生的に配慮のない製品には「使う価値がない」と厳しく意義を唱える
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目次

象印加湿器|最もおすすめ【スチーム式の他製品は検討する必要なし】

象印加湿器をおすすめする4つの理由
  • 最も手入れが簡単(スチーム式内はもちろん、全方式でNO.1)
  • 老若男女問わず、誰でも使用方法が分かる
  • どんな環境でも、今よりも必ず湿度が上げられる
  • 副次的な効果として、部屋の温度を上げる効果がある

まず、下記の表のように「スチーム式」と言っても3種類あります。

初めに、掃除の話をしましょう。

象印加湿器をおすすめする4つの理由①:最も手入れが簡単(スチーム式内はもちろん、全方式でNO.1)

仮にも蒸発皿型や蒸発布型を買うと、清掃の手間が大変すぎて投げ出します(笑)

説明はしますが、後悔したくないあなたは蒸発皿型や蒸発布型は買ってはいけません!

【スチーム式加湿器の種類】【掃除の楽さ】
ポット型
象印
蒸発皿型
アイリスオオヤマなど
×
蒸発布型
三菱重工
×××

スチーム式加湿器(ポット型)【象印】の掃除方法|全加湿方式の中でも最も手入れが簡単

日頃のお手入れは、給水時に乾拭きするだけ!
象印(スチーム式/ポット型)の掃除が楽な理由
  • ポットと同じ構造で間口が広い
  • タンク内の水は、全て煮沸消毒済(カビやぬめりが発生しない)
  • 加湿フィルターや取り外すパーツもない
  • 日頃のお手入れは、給水時に一旦タンク内を空にして軽く乾拭きするだけ
  • 月に1度程、クエン酸(ピカポット)を一包入れてクエン酸洗浄ボタンを押す
    (タンク内のカルキ対策)
象印/加湿器用クエン酸(ピカポット)

タンク内のカルキ対策にクエン酸を使いますが、

給水の度に乾拭きをしていれば、タンク内全体を沸騰させるタイプのため、沸騰蒸発によるカルキの濃縮率は低く他の2つの型に比べれば大した汚れにはなりません。
(ガビガビにはならず、広くうっすら付く程度)

こんなに掃除が簡単な加湿器は、他には存在しません!

もし、これを見て、

「面倒だなぁ!」

と思う人がいたとしたら、加湿器を使う資格はないです。

「機械の恩恵を受けようとすれば、維持する手間が0のはずがありません!
維持するための労力は市販の加湿器中で最も要しません。」

スチーム式加湿器(蒸発皿型)の掃除方法|良心的なのは本体価格だけ。掃除は相当面倒くさい

スチーム式加湿器(蒸発皿型)

スチーム式蒸発皿型の代表的メーカーはアイリスオオヤマです。

5,000円程度で買えるスチーム式加湿器とあってよく売れているのは事実ですが、皆さん、間違いなく買った後に後悔しているでしょう(笑)

以下、アイリスオオヤマ(KSHM-260RA/KSHM-120RA)を例に説明します。

どうですか?(笑)

ポイントは以下の通りです。

スチーム式加湿器(蒸発皿型)の掃除が面倒な理由
  • 取り外して洗うパーツが多い
  • タンク内の全ての水が小さな皿の中で蒸発
    そのため、タンクの水からもたらされる全てのカルキが小さな蒸発皿の内側に凝縮されて蓄積
  • 毎日蒸発皿を拭く
    (日頃から、カルキのこびりつきを防ぐため)
  • 最低2週間に1度、硬めのブラシなどでこびりついたカルキを落とす
    ヒーターやヒーター周りのパーツ
  • 最低2週間に1度、本体をクエン酸水溶液で洗浄する

スチーム式加湿器(ポット型)の説明の際、

給水の度に乾拭きをしていれば、タンク内全体を沸騰させるタイプのため、沸騰蒸発によるカルキの濃縮率は低く、他の2つの型に比べれば大した汚れにはなりません。
(ガビガビにはならず、広くうっすら付く程度)

と説明しましたが、

スチーム式加湿器(蒸発皿型)の場合、

タンク内の全ての水が小さな皿の中で蒸発するため、タンクの水からもたらされる全てのカルキが小さな蒸発皿の内側に凝縮されて蓄積
最低2週間に1度、ヒーターやヒーター周りのパーツ硬めのブラシなどでこびりついたカルキを落とす

という大変な掃除が待っています。

スチーム式加湿器(蒸発布型)の掃除方法|【大損確定】掃除の大変さに地獄を見る

スチーム式加湿器(蒸発布型)-三菱重工

三菱重工/加湿器HP

上の写真の通り、円筒形のヒーターに被せた蒸発布に水を吸い上げさせて、その吸い上げた水だけを加熱して蒸気を発生させる方式。

これが、スチーム式加湿器(蒸発布型)で三菱重工独自の方式です。

しかし、ここで厄介な点が2点。

まず1つ目は、気化式(気化式ハイブリッド)の加湿フィルターの役割と同じ蒸発布がある事。
(カルキを蓄積させる)

2つ目は、構造が、1つ前で解説したスチーム式加湿器(蒸発皿型)に似ており全てのタンクの水を蒸発布で気化させる事カルキが濃縮し、蒸発布もその内側のヒーターもカルキでガビガビになる事です。

つまり、

  • 蒸発布に溜まったガビガビのカルキの除去
    (→気化式の加湿フィルターに相当)
  • ヒーター筒に溜まったガビガビのカルキの除去
    スチーム式加湿器(蒸発皿型)に酷似)

また厄介なのが、ヒーター筒が水に浸かっているわけではないため、一旦ヒーター筒にこびりついたカルキは硬く完全には取りきれません。

最低でも週1回は蒸発布を外して、これらの掃除をしないと蒸発布とヒーター筒がカルキで固まってしまい、蒸発布を外せなくなってしまいます。

少しでも掃除をサボったら最後!

三菱重工の加湿器は、絶対に手を出してはいけません。

以上がスチーム式(全3種類)の掃除方法でした。

掃除方法だけ見ても、僕が、

象印加湿器|最もおすすめ【スチーム式の他製品は検討する必要なし】

と言った意味が分かったと思います。

象印加湿器をおすすめする4つの理由②:老若男女問わず、誰でも使用方法が分かる

象印加湿器/RRシリーズ
  • 分かりやすく親切な操作部への説明印字
  • 湯沸かしポットから変わらぬデザインと安心感

特に、ご高齢の方でも、“これまでに湯沸かしポット”を使った事がある”という方は非常に多いので、

ご年配の人

「昔から変わらないから使いやすいわ!」

と大変評判です。

しかし、中には一定数、

象印加湿器を見た人

「ポットでダサい!部屋に置けないよ。
俺の部屋はカッコいいんだぞ!」

という人がいます。

見た目だけで判断し、際立った実用性に価値を置けない人は選ばなければいいだけですが、

近年、象印にはデザインを重視したモデルがあり、これがまた非常に人気!

象印加湿器/DCシリーズ

従来のRRシリーズと比べて最も違う点は、【RRシリーズ】つやあり
【DCシリーズ】つや消し

にした事。

これにより、全体のフォルムは替えていませんが“ポット感”が薄れたので、先のようなデザインにこだわる人も受け入れやすくなりました。

象印加湿器をおすすめする4つの理由③:どんな環境でも、今よりも必ず湿度が上げられる

加湿器と名がつけば、どの方式を買っても今よりも着実に湿度が上がるという事はありません。

論より証拠に、

『加湿器 湿度』のキーワードで検索している人のうち、『加湿器 湿度 上がらない』と検索する人は第1位!

どんな環境下でも今よりも必ず湿度が上げられるので、これまで他の加湿方式でなかなか湿度が上がらず困った人ほど、象印スチーム式加湿器を使う事をおすすめします。

なお、なぜ、加湿力でスチーム式加湿器がNO.1なのか?は、下記の参考記事で詳しく解説しています。

一読をおすすめします。

象印加湿器をおすすめする4つの理由④:副次的な効果として、部屋の温度を上げる効果がある

象印/加湿器

放出されるのが高温の蒸気であり熱も一緒に出るので、暖房効率を助ける効果が得られます。

なお、

加湿開始時はタンク内の水を全て沸騰させており、象印によると噴き出す蒸気の温度は約65℃まで冷ましてるとの事ですが、

乳幼児や犬や猫などのペットを飼う自宅では、置き場所の配慮が必要です。

とは言え、本来、加湿器はできるだけ高い位置に置くのがコツなので、それを意識していれば、自ずと乳幼児や犬や猫などのペットが生活する床付近とは離れますから心配ありません。

ちなみに、

コンセントの長さはどのモデルも120cm。

延伸するための延長コードを使って、できるだけ高い位置に置きたいものです。

理由は、空間の空気の温度は上にいく程温かく、温かい空気の方が水蒸気を取り込む量が大きいからです。

象印加湿器全4種類の中のどれを選ぶべきか?|どんな家でも『35』クラスで十分!

定格加湿能力とは?|35と50の違いとは

象印加湿器には、型番の一部に入っている数字として『35』と『50』と2種類の数字があります。

この違いを理解するために、先に『定格加湿能力』を解説します。

『定格加湿能力』
1時間で、最大どれだけの水を室内に放出できるか?の数値。
(逆に言えば、1時間でどれだけタンクから水が減るかの『減少量』

象印加湿器に入る35と50の意味

【定格加湿能力】の数字を指す
35→350ml
50→480ml
(切り上げて500)

との違いがあります。

そして、加湿器の適用床面積の根拠となっている『JEM1426』(一般社団法人・日本電機工業会の定める規格)に基づくと、

【定格加湿能力350ml】
プレハブ鉄筋10畳,木造6畳
【定格加湿能力480ml】
プレハブ鉄筋13畳,木造8畳

となります。

これだけ見ると、

「象印ショボいじゃん!」

というように映りますが、実はスチーム式の場合、このJEM1426が導く加湿の適用床面積は無視して結構です。

端的に言うと、スチーム式の場合、どんなに広い部屋だろうと木造だろうと関係なく適応します。

加湿の適用床面積の罠

日本電機工業会が導いた水分量の多寡に応じて、“形式的に” 畳数を割り振ったにすぎないのが適用床面積

スチーム式の沸騰による水蒸気の圧倒的な体積増加による加湿効果は全く加味していない!

こんな数値に騙されるから、

加湿の適用床面積の数値を鵜呑みにして後悔した人

「加湿器を買ったのに湿度が上がらない」

と嘆くわけです。

同じ1g同士の水を放出させるとしたら、沸騰させないそれ以外の方式に比べて、スチーム式は約1,700倍も水の体積を増やせます。

部屋の湿度を上げるとは、室内の空気の水蒸気量を高めていく事であり、水蒸気=気体です。

水蒸気量を増やすには、気体の体積を増やせばいいわけです。

湿度を上げるために必要な事は、“体積に着目する”という事です。

5つある、すなわち、

加湿器の方式

超音波式
超音波式ハイブリッド
気化式
気化式ハイブリッド
スチーム式

のうち、圧倒的なレベルでそれができるのは水を沸騰させる『スチーム式』だけです。

したがって、

スチーム式は、その他の方式よりも圧倒的に体積が増えるため、象印加湿器の場合、型番に『35』とあるクラスを使えば必要十分!

という事です。

繰り返しますが、35と50のそれぞれの適用床面積のは数値は無視して大丈夫です!

なお、①加湿の適用床面積②気体の体積の話は、2つの参考記事を読んで頂くと一段と理解できます。

35シリーズの比較(RRとDCの違い)

【35シリーズ比較(RRとDCの違い)】
製品仕様
型番 EE-RR35-WAEE-DC-35-(WAorHA)
デザイン
WA(ホワイト)

左:HA(グレー),右:WA(ホワイト)
定格加湿能力350ml/h
連続加湿時間-強
(室温20℃,満水時に連続[強])
6時間8時間
連続加湿時間-中16時間
連続加湿時間-弱27時間32時間
消費電力(※湯沸かし時)985W
消費電力(※加湿時)305W
スチーム温度約65度
タンク容量2.2ℓ3.0ℓ
本体サイズ(幅×奥行×高さ)24cm×26cm×27.5cm24cm×27.5cm×32.5cm
本体質量2.3kg2.7kg
ケーブル長さ1.2m
切タイマー1段階
(2時間)
3段階
(1・2・4時間)
入タイマー1段階
(6時間)
3段階
(4・6・8時間)
製品特徴(共通機能)
トリプル安心設定チャイルドロック
ふた開閉ロック
転倒湯漏れ防止構造
空だき防止機能ランプとブザーによる給水お知らせ
自動加湿3段階
デュアルセンサー([湿度センサー],[室温センサー])による機能
[しっかり],[標準],[ひかえめ]
湿度モニター[低湿],[適湿],[高湿]
(部屋の状態をランプで確認)
湯沸かし音セーブモード湯沸かし中に、水の温度をゆっくり上げ動作音を抑えるモード。
※加湿中の音や加湿中の再沸とうの音は変わらない
※湯温が低い時は湯沸かし音も小さいため、低減効果が小さくなる
※当モード選択時、水の温度をゆっくりあげるため湯沸かし時間が約10分(満水時)延びる
※試験結果:通常沸騰(約39dB)に比べ、当モード選択時は約31dBと、約8dBの軽減効果を確認【50クラスの象印基準にて】

上記の表を受け、両モデルの違いは下記の4つです!

35シリーズ(RRとDC)の特徴的な4つの違い
  • 外装がつやあり(RR)か、つや消し(DC)か
  • タンク容量が800ml増えるが、加湿能力は不変
    →その分、稼働時間が伸びる
  • 連続加湿時間が2段階(RR)か、3段階(DC)か
  • 切・入タイマーが各々1段階(RR)か、3段階(DC)か

個人的には、全種類の中で35シリーズのEE-DC35HA(グレー)が最も良いと考えています!
理由は、
1)つや消しのオシャレグレー
2)タイマーバリエーションが充実
3)タンク内部が流し台で洗える限度
(∵EE-DC50の4.0ℓだと、流し台で蛇口にぶつかって洗いづらい)

逆に、

  • タイマーバリエーションは1種類でいい
  • 連続加湿は強と弱があればいい
  • つやありのポットデザインでいい

という方は、EE-RR-35-WAが最もお値打ちでコスパ良好です!

50シリーズの比較(RRとDCの違い)

【50シリーズ比較(RRとDCの違い)】
製品仕様
型番 EE-RR50-WAEE-DC-50-(WAorHA)
デザイン
WA(ホワイト)

左:HA(グレー),右:WA(ホワイト)
定格加湿能力480ml/h
連続加湿時間-強
(室温20℃,満水時に連続[強])
6時間8時間
連続加湿時間-中16時間
連続加湿時間-弱24時間32時間
消費電力(※湯沸かし時)985W
消費電力(※加湿時)410W
スチーム温度約65度
タンク容量3.0ℓ4.0ℓ
本体サイズ(幅×奥行×高さ)24cm×26cm×31.5cm24cm×27.5cm×36.5cm
本体質量2.4kg2.9kg
ケーブル長さ1.2m
切タイマー1段階
(2時間)
3段階
(1・2・4時間)
入タイマー1段階
(6時間)
3段階
(4・6・8時間)
製品特徴(共通機能)
トリプル安心設定チャイルドロック
ふた開閉ロック
転倒湯漏れ防止構造
空だき防止機能ランプとブザーによる給水お知らせ
自動加湿3段階
デュアルセンサー([湿度センサー],[室温センサー])による機能
[しっかり],[標準],[ひかえめ]
湿度モニター[低湿],[適湿],[高湿]
(部屋の状態をランプで確認)
湯沸かし音セーブモード湯沸かし中に、水の温度をゆっくり上げ動作音を抑えるモード。
※加湿中の音や加湿中の再沸とうの音は変わらない
※湯温が低い時は湯沸かし音も小さいため、低減効果が小さくなる
※当モード選択時、水の温度をゆっくりあげるため湯沸かし時間が約10分(満水時)延びる
※試験結果:通常沸騰(約39dB)に比べ、当モード選択時は約31dBと、約8dBの軽減効果を確認【50クラスの象印基準にて】

上記の表を受け、両モデルの違いは下記の4つです!

50シリーズ(RRとDC)の特徴的な4つの違い
  • 外装がつやあり(RR)か、つや消し(DC)か
  • タンク容量が1ℓ増えるが、加湿能力は不変
    →その分、稼働時間が伸びる
  • 連続加湿時間が2段階(RR)か、3段階(DC)か
  • 切・入タイマーが各々1段階(RR)か、3段階(DC)か

50クラスのDCシリーズになると、本体の高さが仇となり、流し台でのタンク内部のすすぎがやりづらくなります。

そのため、扱いやすいのは、高さを抑えたつやありモデルEE-RR50-WAの方です!

また、先程解説しましたが、スチーム式の場合は熱する事による水の体積増加効果が非常に大きいため、広いリビングでも35クラスで十分です!

ただ、逆に、EE-RR50-WAだとタイマーバリエーションが少ないので、その点が物足りないのであれば、サイズを落としてEE-DC35にするか、

あるいは、思い切ってEE-DC50に振り切るかは、あなたの事情に合わせてもらえればと思います。

象印加湿器はこちらから買えます

スチーム式加湿器/象印『EE-DC50』(WA:ホワイト,HA:グレー)

今回は以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございます。

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