ダイソン空気清浄機に冷暖房はある？｜結論）暖房はあるが冷房はない

こういった疑問に答えます。

ダイソン空気清浄機に冷暖房はある？｜結論）暖房はあるが冷房はない

当テーマは、家電量販店の店頭に立っていても、老若男女問わず、毎日、誰かしらに尋ねられるテーマです。

しかし、声を大にして言っておきますが、

ダイソン空気清浄機の機能には、冷房機能はありません！！！

しかし、捉え間違えてはいけませんが、

確かに、『暖房機能』を有するモデルはあります！！

つまり、

冷房機能→×
暖房機能→○(※機種による)

という事です。

当記事の結論としては以上なのですが、

ここであなたに『ダイソン製品には“冷房”はない』との認識を固めてもらうために、次は、もう少し根本から説明します。

公式では「涼しい風」や「涼風」とは言っているが、＂冷房＂なんて言っていない！

確かに、ダイソン空調製品の売場展示物やCMや公式Webページなどでは、暖房モード“ではない”方の風を

• 「涼しい風」
• 「涼風」

という表現をしています。

昔から、日本では、

扇風機の風を「涼しい」

と言いますよね？

涼しい風を縮めて「涼風」と言っています。

しかし、

「冷たい風」,「冷房」,「冷風」←×

といった表現は表現は一切していません！

これがまず大前提です。

しかし、そう説明しても、まだ納得されない人は必ずいます。

もしかしたらあなたもそうかもしれません。

当記事を読むまでに、どこで

「冷たい風」,「冷房」,「冷風」と思い込んでしまったのか？

次に、それを考察していきます。

【勘違い①】いい加減な知識や無責任さで運営されたサイトやブログなどでは＂冷暖房＂の文言が散見される

下記の画像は、

『ダイソン 冷暖房』でGoogle検索

した際の一例です。

このように、webページを少し検索するだけでも、至る所に、

「冷暖房」

という文言が散見されます。

僕も日頃意識して注意していますが、

一般の人は、ネットやSNSの情報を受け取る際、流れてくる情報の都合のいい所だけが意識に残ります。

例えば、

• たとえ、嘘の情報でも自分が望んでいた物ならば、真偽を確認せずに食いつく
• 大きく強調された目を引きやすい文字だけを見て分かった気になる
• 内容はよく分からないが、自分でも分かる用語を繋ぎ合わせて理解した気になる

そして、その周辺情報を自ら進んで調べようとすればいいのですが、それをしません。

そうして、自分の都合のいいワードで検索して、勝手に集まってきた都合がいい情報だけを見て、それを“絶対”と思い込んでしまうので、

本質が全く見えません。

すると、

(ないにも関わらず)“冷房機能がある”と書いてある情報をもって、うまく利用されてしまう

という事です。

言い古された言葉かもしれませんが、

インターネットやメディアの情報には、嘘がたくさんある

という事です。

そもそも、

ダイソン公式サイトでは、冷房,冷風,冷たい風などという表現は一切していない
　　　　↓
しかし、タイトルや説明文などに“冷暖房”と表記して、アクセス数を稼ごうとしているサイトはまともな個人や法人ではありません！

それを見抜くのはなかなか難しい事かもしれませんが、

少なくとも、当ブログを読んでおられるあなたは、ダイソンをはじめとした空調家電においては『確かな情報』に接しています。

家電の中でも、とりわけ『空調家電』の分野は嘘やいい加減な情報が多い

という事。

当ブログを信頼して頂けた時には、大切な方達へのシェアを通して、世の中に広げてほしいと思っています。

【勘違い②】暖房機能はあるため、その反対はあたかも＂冷房＂機能なんじゃないかと思い込んでいる人も多い

確かに、

「夏は扇風機、冬はヒーターとして」

と公式に言っているように、ダイソンの空調家電には、ヒーター(暖房)機能があります。
(※正確には、暖房機能があるモデルもある)

しかし、逆に、当人たちが見落としているのか、あるいは、自分に都合よく思い込んでいるのか、

「夏は扇風機として〜」の部分を扇風機ではなく、『冷房,冷風』と言う人が多い
　　　　↓
ヒーターの対は、(勝手に)『冷房,冷風』だと思い込んでいるから、“ダイソンには冷暖房がある”と！

そういう雑な認識で、モノや言葉を捉えてしまっているという事です。

すると、それでも引き下がらない人が出てきます。

よって、次は、この質問に答えます。

【勘違い③】「cool」という形容詞を見て、冷房，冷風だと捉えてしまっている

一般的な羽付き扇風機に当たっていると、

と言いますよね？

「cool」には、

それほど寒くなく、特に快適な状態
　　　↓
つまり、涼しい

このようなニュアンスがあります。

『快適な』がキーワード！

夏に扇風機を使っていても、不快な寒さまでは感じませんよね？

これが、ダイソン製品が表現する「cool」です。

仮に「冷風」が出るとすると、“cold”と表現しているはず

逆に、「cold」には、

温度が低く、特に快適ではない状態
　　↓
つまり、寒い

このようなニュアンスがあります。

というように、時として不快になりうるものに使うのが「cold」です。

したがって、冷房，冷風機能がないダイソンが扇風機(＝送風)モードを「cool」と表現している事は、何ら問題ありません。

冷たい空気を作るには『熱交換』という動作をし、排熱が必要｜だが、ダイソン製品にはそんな仕組みはない

エアコンは、室内にある室内機と屋外にある室外機の2つで1セット。

そして、室内機と室外機は、パイプでひとつに繋がっています。

エアコンはどうやって部屋をすずしくするの？／DAIKIN

DAIKINの解説ページからお借りしたものですが、非常に分かりやすいイラストです。

これを補足して、僕の言葉で分かりやすくするとこうです。(上のイラストと照らし合わせて見てください)

【エアコンの仕組みは、貨物列車のような世界】

駅：『熱交換器』
(室内機と室外機にそれぞれある駅)

線路：『パイプ』
(内の熱交換駅と外の熱交換駅とを結ぶ線路)

貨物列車：『冷媒』(という物質)
(パイプ内を駆け巡り『熱』という積荷の上げ下ろしを担う)

1）【室内の空気が冷やされる冷房の原理】

①室内機の『熱交換器』駅で、部屋の暑い空気の熱だけが『冷媒』列車に積荷
　　　　↓
つまり、ここで、室内の空気から熱が切り離される
　　　　↓
冷媒列車に熱を載せて、熱がなくなり冷たくなった空気は、そのまま部屋にはき出される
　　　　↓
よって、室内が冷える

2）【室内機の『熱交換』駅で熱を積荷した冷媒列車は、屋外の『室外機』へ向かう】

室内機の『熱交換器』駅で熱を積荷した『冷媒』列車は、パイプを通って屋外にある室外機に移動
　　　　↓
室外機の『熱交換器』駅で熱が下ろされる、つまり、排熱される

3）【熱という積荷を下ろした『冷媒』列車は、更なる積荷の『熱』を積むため、パイプを通って、再び室内機の熱交換駅に向かう】

これをひたすら繰り返すのが『エアコン』です。

しかし、

ダイソン製品は、こんな事をして風を出していませんよね？

もっと言うと、

『涼風,cool』運転の時に、本体のどこからも『熱』なんて出ていませんよね？

したがって、ダイソン製品に『冷房』はありません。

ダイソンのHot&Coolは、ドライヤーを大きくして直立させたイメージ

ヘアケア／ダイソン

ドライヤーの風って、温風と涼しい風が出ますよね？

まさか、

この涼しい風を『冷房』と言わないですよね？

そう、このドライヤーの涼しい風が、

ダイソン空調家電で「cool,涼しい風,涼風」と呼んでいる風と完全に同じ！

つまり、ダイソンのドライヤーを大きくして直立させたものが、ダイソンの扇風機や空気清浄機です。

ダイソン空気清浄機が排出するcool,涼しい風,涼風は、いわば『空気清浄機の排気』そのもの

この写真のように、

『吸い込み→清浄→排気』をずっと繰り返すのが空気清浄機

です。

空気清浄機が風を出す事を「排気」、その風を「送風」

と言います。

日本のシャープ,ダイキン,パナソニックなどの空気清浄機も、

下記のように、

風を出していますよね！

この風とダイソンの風、意味は全く変わりません。

【多くの空気清浄機】	【ダイソン空気清浄機】

吸い込んで清浄した風を水平にかつ回転させながら出しているので、扇風機っぽいですよね？

そのため、空気清浄機の一動作の排気を『扇風機』と言っているだけ。

その扇風機の風を「cool,涼しい風,涼風」と呼んでいるに過ぎません！

どうですか、全てが繋がりましたか？

【まとめ】ダイソン空気清浄機に冷房,冷風はない｜それができるのはエアコンだけ！

では、当記事の主旨をまとめます。

今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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