花粉対策で空気清浄機|期待するなら抑えたい3つのポイントとは?

花粉症持ちで空気清浄機を検討している人

「花粉対策に、空気清浄機を買いたいなぁ!
しかし、どれを買えばいいのだろう?

こういった疑問に答えます。

当記事を読むメリット
  • 花粉対策としての空気清浄機を選ぶポイントが分かる
記事の信頼性:僕が書いています!
ワタル
  • 空気清浄機,加湿器,除湿機など空調家電のエキスパート。
  • 現在も、空調家電販売の第一線で活躍中。
  • “空気” が大好きで、休みの日でも勉強や追求に余念がない。
  • 根が “健康オタク” でもあるため、「空調家電は健康や命に直結する」と一貫して主張し、衛生的に配慮のない製品には「使う価値がない」と厳しく意義を唱える。
  • 詳しい自己紹介はこちら

“花粉対策の宣伝に騙されないようにしたい”方は、まず、こちらで花粉への理解を!

当記事は、上記記事での解説を踏まえたポイント解説です。

では、本論に入ります。

目次

【結論】花粉対策で空気清浄機|期待するなら抑えたい3つのポイント

花粉対策で空気清浄機|期待するなら抑えたい3つのポイント
  • 大風量
  • 循環
  • 微小粒子の捕集密閉性

この3つが全て揃っていれば、“空気清浄機を利用した花粉対策は万全”という事です。

そして、この3要素は、それぞれの掛け合わせで効果を発揮します。

花粉対策に必要な3要素

大風量×循環×微小粒子の捕集密閉性

この3つを全て高いレベルで満たしている空気清浄機は『ダイソン』です。

簡潔に言えば、

この2プロセスで空気清浄機での花粉対策は万全!
  • 予算に見合う範囲内で、お好みのダイソン製品を買う
  • 実際に、ダイソン製品をどんどん使う

これが結論の全てです。

では、少し補足の説明をしておきます。

花粉対策に必要な3要素①:大風量|これが最も大事

粒子の重力沈降速度

潰れていない花粉サイズは、表の一番上にある概ね『30μm(マイクロメートル)』です。

1μm=0.001mm

30μm=0.03mm

要するに、1mmの約30分の1約30μm

一見、

花粉の小ささにびっくりした人

「こんなに小さいの!?」

と思ったかもしれませんが、それでも、室内で舞うハウスダストの中では大きい方!

要するに、“重い”という事です。

重いという事は、すぐさま落下してしまうという事です。

したがって、帰宅して室内に入って30秒もすれば、床などに花粉は落下してしまいます。

My Kao|今日から実践!掃除・洗濯でできる花粉撃退テクニック

そのため、落下したり、あるいは、何かに付着してしまう前に取り切る風量が必要です。

その点、下記の表を見てもらうと分かりますが、

僕がおすすめするダイソン空気清浄機のラインナップは、全て、実生活空間を清浄するのに十分な風量があります。

【ワタルおすすめのダイソン空気清浄機】【空気清浄の最大畳数】
シンプルモデル(現行品)
(加湿×,
ヒーター×)
TP07(各色)
35畳
シンプルモデル(旧型)
(加湿×,ヒーター×)

☆コスパ最強
TP04WSN
34畳
加湿機能付きモデル
(ホルムアルデヒド分解|対応)
PH04WGN
36畳
加湿機能付きモデル
(基本モデル)
PH03(各色)
ヒーター機能付きモデル
(ホルムアルデヒド分解|対応)
HP09WG
25畳
ヒーター機能付きモデル
(基本モデル)
HP07(各色)

よって、この中から気に入ったモデルを選んで、実際にどんどん使っていけば、空気清浄機による花粉対策は万全です。

花粉対策に必要な3要素②:循環|清浄範囲を広くカバーしたければ、欠かせない要素

毒素が体に溜まらないように血流を循環させる事が大事ですが、空気清浄においても空気の循環はとても大事です。

体で言うと、運動やストレッチ,あるいは、水を飲む事など。

空気清浄が循環をもたらすためには、本体から出てくる風(=排気)を広く部屋に行き渡らせる事が、空気清浄機でいう“運動”にあたります。

しかし、そんな循環をもたらす風を嫌がる人が多いので、まずはその誤解から解きほぐしましょう。

空気清浄機が出す風を嫌がる,邪魔に感じる人が多いが、循環にはこの風が最も重要

空気清浄機というと、

“空気清浄はしたいけど風は出したくない”と言う人

「空気清浄はしたいけど、風は要らないのよ!」

と思っている人が多く、あなたもひょっとしたらそうかもしれません。

しかし、意見する前に、空気清浄機の道理を理解しましょう。

いくら空気清浄機といっても、

空気清浄機が直接吸い込む事ができる範囲はたかが知れています!

それを分かりやすくするために、掃除機をかける時の事を思い出してください。


もちろん、電源を入れて、自分が動かずとも至近範囲の空気やゴミは吸い寄せられてきますが、

及ばないその範囲外は、自分からストロークしに行きますよね?

この自分でストロークしにいく、いわば、自分から攻めに行く,迎えに行く動作が、

空気清浄機の場合|本体から出てくる風

なのです。

この本体から出てくる風を送風、出す事を「排気」と言いますが、

①空気を本体内部から排気する
     ↓
②この排気を部屋に行き渡らせて、空気の動き(=気流)を起こさせて、
循環させながら本体内部へ吸い込む
     ↓
③【本体内部での処理】
<集じんフィルター

空気内のほこりや花粉を取り除く
<脱臭フィルター

空気のにおいを軽減する
     ↓
①そして、また排気する

この①〜③の工程をずっと続けるのが空気清浄機です。

つまり、

空気清浄機の役目とは?

『排気と循環による空気のろ過』を何度もぶん回す事

です。

したがって、風を出したくないと言う人は、認識を改めた方がいいです。

そんな空気清浄機はありませんから!

ダイソンの風は扇風機ではない!|空気清浄機の排気方向が水平方向であるだけ!

巷のほとんど全ての空気清浄機は、

空気清浄機の排気方向
  • 本体の上方
  • 本体の前方
  • 本体の上方+前方

への排気に留まります。


しかし、これでは、本体周りや本体対面のごく限られた範囲しか空気が循環しません。

部屋の隅から隅まで清浄したければ、排気が当たらないのをありがたがっていてはいけません!

どんな部屋でも立体空間であるため、広く排気を行き渡らせるためには、水平方向(=扇風機の送風方向)に風を回さざるを得ません。

しかし、こうした話だけでは抽象的で伝わる人が限られるので、平たく、

「扇風機としても使える〜」

と表現しているに過ぎません。

したがって、空気清浄と扇風機がそれぞれ単独で動く事はありません。

先ほど見てもらったように、

これをずっと繰り返すのが空気清浄機でしたよね?

この右端の『排気』を水平に出しているのがダイソンというだけです。

だからこそ、部屋の隅から隅まで気流を起こさせ、広範囲に循環をもたらす事ができます。

ダイソンの循環による緻密な空気清浄の成果は、EUの試験機関によって証明

欧州(EU)規格を採用しているのが、ダイソン空調製品の大きな特徴です。

疑問がある人

「なぜ、ダイソンは、欧州(EU)規格を採用しているのだろう?」

「それは、ダイソン空調製品が目指している製品力の方向性が、欧州(EU)規格が求める空気清浄力と合致するからです」

欧州(EU)規格では、日本の空気清浄機の試験とは比べものにならない程、厳しい試験を要求しています。

EU(=欧州規格EN1822)が求める空気清浄能力

一言で言えば、緻密さの追求

ウイルスレベル(※)の超微小粒子状物質のみを用いて、いかに漏らさずに捕集・密閉できるか?

(※『ウイルスレベル』とは、通称PM0.1のサイズで1mmの1万分の1

EU(=欧州規格EN1822)の試験方法
(上記の図を参照)
  • 実際の住宅環境で機能するよう、27m2(=約16畳)の試験空間で実施。
  • ウイルスレベル(PM0.1レベル=1mmの1万分の1)の超微小粒子状物質のみを10,000個用いた60分間の捕集試験。
  • 部屋の四隅と中心、計9か所にセンサーを設置。
  • (空間の端から端までくまなく検証)
  • テーマは『均一』
  • いかに漏らさずに捕集・密閉できるか?
  • “いかに、均一に清浄できているか?”

を試験しており、

最新の空気清浄機は、10,000個PM0.1レベルの超微小粒子状物質99.98%を捕集。

言い方を変えれば、捕集できないロス率は0.02%(=10,000個中わずか2個!)

よって、欧州(EU)規格上、『医療レベルの空気清浄機』と評価されています。

花粉対策に必要な3要素③:微小粒子の捕集密閉性(ダイソンがダントツNO.1)

この直前で説明したように、

最新のダイソン空気清浄機は、10,000個PM0.1レベルの超微小粒子状物質99.98%を捕集。

言い方を変えれば、捕集できないロス率は0.02%(=10,000個中わずか2個!)

つまり、本体内部に吸い込まれた空気中の粒子状物質は、ウイルスレベルすらこのスコアです。

逆に、

これより粒子径が大きければ、1個たりとも外には漏れ出しません!

したがって、大風量で隅々まで排気を循環させ、本体内部に吸い込ませるごとに、着実に部屋が清浄されていきます。

これは、欧州規格を採用し、そこで高い評価を得るべく技術し続けているダイソンだからこそできる成果。

欧州規格は、いわば、“クリーンルームに置いていい空気清浄機を目指そう”という規格だからです。

空気清浄機には、下記のように主に3つの規格があります。

空気清浄機の3大規格【主な採用メーカー】【規格の特徴】【3要素の精度】
欧州規格(EN1822)ダイソン緻密さ重視。
循環により隅々まで清浄。
大風量◎
循環◎
微小粒子の捕集密閉性◎
米国規格(CADR)ブルーエア
cado
エレクトロラックス
スピード重視。
筐体の大きさが特徴。
大風量◎
循環△〜○
微小粒子の捕集密閉性◯
日本規格(JEM1467)日本メーカー性能無視の儲け重視。
空気清浄と呼ぶに値せず。
大風量△〜◯
循環△
微小粒子の捕集密閉性×

こうしてクロスして見てみると、欧州規格を採用し、かつ、高成果を上げているダイソンが際立ちます。

日本メーカーの無様な微小粒子の捕集密閉性|花粉対策として最低レベル

当然ですが、明るい部屋だと空気の動きは見えません。

それでも、ダイソンのように誠実に技術しているメーカーもあれば、

逆に、“見えない”ことをいい事に日本メーカーのようにいい加減に作り、カタログ等で綺麗事ばかり並べる巧妙なメーカーも数知れず。

明るい部屋だと見えませんが、逆に、暗い部屋だと空気の動きが見えます。

数年前、主要4社の空気清浄機を暗室に並べ、空気清浄能力の実態を明るみにするCMがありました。

主要4社とは、シャープ,ダイキン,パナソニック,ダイソンの事です。

真っ暗の空間にすると、コントラストで白煙(=様々なサイズの微粒子を混ぜた液体をスモークマシーンで煙化させたもの)の動きが分かるので、

空気清浄機が吸い込んだ微粒子をいかに漏らさずに本体内部に密閉できているか、あるいは、実は、いかに漏らしてしまっているか?が顕に分かります。

どうぞ、ご覧ください。

いかがでしたか?

これが現実です。

シャープ,ダイキン,パナソニックなどの空気清浄機は、本体とフィルターとの間がスキマだらけ。

密閉性がないため、花粉程度の汚染物質ですらも漏らしまくる散状です。

特筆すべきは、この動画に登場したダイソン製品です。

【フィルター+本体】の密閉率が、ダイソンと日本メーカーでは大違い。

なお、この動画では『PM0.25〜60』という割と大きめの微粒子をスモーク化させて検証
(PM0.25=1mmの4,000分の1、PM60=1mmの約16分の1)

シャープ,ダイキン,パナソニックなどの空気清浄機この程度の大きさでも漏らしまくりますが、

ダイソン空気清浄機は『PM0.25〜60』よりも遥かに小さい
『注)PM0.1という超微小粒子状物質のみを用いた試験で、

最新の加湿空気清浄機なら【フィルター+本体】99.98%も密閉してしまいます。

注)PM0.1=1mmの10,000分の1、ウイルスと同等サイズ

欧州規格が求める空気清浄能力の項目を読んでくれたあなたなら、もう理解済みですが、

ダイソン空気清浄機の圧倒的な密閉性

ウイルスと同等サイズのPM0.1クラスすらほとんど密閉してしまうわけですから、それよりも粒子径が大きいハウスダスト(例:花粉,ホコリ,カビ)は1つたりとも漏らしません。

つまり、シャープ,ダイキン,パナソニックなどの空気清浄機では、ダイソン空気清浄機の足元にも及びません。

【まとめ】花粉対策の空気清浄機は『大風量×循環×微小粒子の捕集密閉性』

花粉対策に必要な3要素

大風量×循環×微小粒子の捕集密閉性

この3要素を一つ一つ検討していけば、花粉対策を目的とした空気清浄機選びはバッチリです。

まぁ、結果的にダイソンに行き着くんですけどね(笑)

下記に、先ほどの表を再掲載しておきますね!

製品画像をクリックすると、各モデルごとの僕の詳細解説記事にアクセスできます。

理解を深めたい方は、そちらも読んでみてください。

【ワタルおすすめのダイソン空気清浄機】【空気清浄の最大畳数】
シンプルモデル(現行品)
(加湿×,ヒーター×)
TP07(各色)
35畳
シンプルモデル(旧型)
(加湿×,ヒーター×)

☆コスパ最強
TP04WSN
34畳
加湿機能付きモデル
(ホルムアルデヒド分解|対応)
PH04WGN
36畳
加湿機能付きモデル
(基本モデル)
PH03(各色)
ヒーター機能付きモデル
(ホルムアルデヒド分解|対応)
HP09WG
25畳
ヒーター機能付きモデル
(基本モデル)
HP07(各色)

今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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