
「花粉症がひどいから、空気清浄機を買いたいなぁ!どれを買えば、自分の花粉症が和らぐのだろう?しかし、いっぱいありすぎて、何を基準に選んだらいいのかな?」
こういった疑問に答えます。
- 花粉の特徴が、本質から理解できる
(対策の一歩目は『敵を知ること』) - 花粉対策で空気清浄機を選ぶ際の基準が理解できる
- 使うと、かえって花粉症が悪化してしまう避けるべき空気清浄機が分かる


- 空気清浄機,加湿器,除湿機など空調家電のエキスパート
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花粉の概論|潰れていない原型を留めた花粉への対処は、大風量の空気清浄機を選択


毛髪の直径と比べても遥かに微小な花粉|だが、空気清浄機が扱う粉塵としてはかなり大きい
AERA dot.
花粉のサイズは、約30μm(マイクロメートル)です。
です。
日本人女性の髪の太さ(直径)は、平均約80μm(0.08mm)
と言われるので、
花粉の約30μm(0.03mm)はそのおよそ3分の1。
こうして見ると、“花粉はかなり小さいんだな!”という印象を受けるかもしれませんが、
上記の『粒子の大きさの比較』図にあるように、
空気清浄機が処理する粉塵の中では、花粉はかなり大きい部類
です。
では、花粉の基本サイズが分かったところで、次は花粉の落下速度を見ていきましょう。
30μmの花粉だと、どれくらいの時間、室内を漂っているものか?という事です。
破裂or潰れていない原型を留めた花粉は、無風ならば僅か30秒で床に落下してしまう


粒子の重力沈降速度というデータがあります。
要するに、無風状態の室内に漂う様々な粒子径の粉塵が、どれだけの速さで床に落下するかを示しています。
表の一番上の粒子径30μmには『花粉』が分類されますが、なんとたった30秒で落下してしまいます。
更に、日本アレルギー学会によると、
「1.スギ花粉粒径は15〜50pmの広範囲に分布し平均径が26.6pm であり,また粒子密度,かさ密度および真密度がそれぞ ttO.86,O.77,1.40g/cm3 で あ っ た.
スギ花粉の粒径分布・粒子密度・沈降速度および濃度測定法一〇HIO Chamberのための基礎検討一
2.沈降速度は 1.9cm/sであっ た.」
「2. 沈降速度は1.9cm/sであった」とあるように、
毎秒約2cmの速度
で床に向かって落下していきます。
めちゃくちゃ速いですよね!
ただし、ここまでの話は、
室内に持ち込まれた花粉が、完全な原型を維持していた場合
の話です。
破裂していないor潰れていない原型を留めた花粉への対処法|可能な限り大風量の空気清浄機を選ぶ事
このように、破裂していないor潰れていない花粉の場合、約30μm(0.03mm)ものサイズがありますから、
HEPAフィルターや高性能フィルターでなくても、プレフィルターでも、“ある程度”は取る事ができます。
HEPAフィルターと高性能フィルターは、数値上若干の差はあるものの、家庭用空気清浄機においては実用的な差はありません!
↓
要するに、JIS規格『定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を有しており、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター』に厳格に適合するものがHEPAと称せられ、
↓
これに満たないとHEPAフィルターと称されず、業界では「高性能フィルター,空清フィルター」と呼ばれ区分に分類
しかし、この場合は、『大風量』がカギです!
何しろ、
破裂していないor潰れていない原型を保った花粉の場合、30秒もすれば床に落下してしまう(∵粒子の重力沈降速度の表より)
からです。
したがって、破裂していないor潰れていない原型を保った花粉の場合、
『花粉除去効果は、風量に比例』
しますから、
花粉対策に重きを置くならば、予算とスペースが許す限り、風量が多いモデルを選ぶのがセオリー
です。
花粉が破裂する,潰れる4つのケース


では、今度は、花粉が、なぜ、破裂したり潰れてしまうのか?を見ていきます。
花粉が破裂する,潰れる要因①|自然破裂(しかし、全体の2割程度と多くない)
『自然破裂』とは、自然と浮遊している状態で花粉自らが勝手に破裂していく事。
もちろん、自然状態下でも、花粉が勝手に破裂してアレルゲン物質を放出する事はあります。
アレルゲン物質
↓
アレルギー症状を引き起こす原因となる物質
しかし、自然状態で花粉が破裂するのは、全体の2割程度に過ぎません。
花粉が破裂する,潰れる要因②|物理的圧力による粉砕(人や車などに踏まれる)
花粉シーズン突入まもない頃は、破裂していないor潰れていない原型を保った花粉が自宅に持ち込まれる事が多いです。
しかし、時間が経過していくにつれ、下記のような物理的圧力、
- 屋外で人や車などに踏まれる
- 室内で床に落ちた花粉を人に踏まれる
これらにより、破裂した,潰れた花粉が、飛散したりあるいは自宅に持ち込まれる事が多くなります。
特に、この特徴は都市圏に顕著に見られます。
- 【飛散開始場所の森林と都会の距離】
花粉シーズン序盤と終盤とで、飛散している花粉サイズが大きく異なる
(理由は下記を参照) - 【花粉の再飛散】
花粉は約2cm/秒の速さで落下する
(∵粒子の重力沈降速度の表より)
↓
よって、すぐに地面に落ちてしまう
↓
しかし、田舎のように地面が土だと花粉が地面に吸収され再飛散はない
↓
だが、都市圏の地面は舗装の行き届いた道路網のため花粉が吸収されにくく、地面に落ちた花粉が何度も宙を舞ってしまう
↓
しかも、人や車などに何度も踏まれて細かく粉砕されてしまう
↓
粉砕された微小の花粉は、長時間空中を漂い続ける上、自宅にも侵入しやすくなる
このように、
時間の隔たりと共に、花粉の粉砕化と再飛散が繰り返されます!
ちなみに、破裂したor潰れた花粉は、原型の花粉(30μm)の
約30分の1の1μm以下
になります。


粒子の重力沈降速度表を見ると分かるように、粒子径が30μm→1μmになると、
宙からの沈降時間が圧倒的に長くなります。
その分、当然、あなたが花粉を吸い込んでしまうリスクが高まるわけです。



「花粉飛散時期が過ぎたのに、花粉症がなかなか治らないよ!」
という状況が起こるのは、
- 都市圏は、花粉飛散場所から離れている
- 都市化により、花粉の粉砕化と再飛散が幾度となく起こる
- 微小粒子化した花粉は何日も宙を漂い続ける
- 微小粒子化の結果、目や鼻の粘膜への付着,衣服等への付着,屋内への持ち込みが容易になってしまう
こうした要因によるものです。
花粉が破裂する,潰れる要因③|水分を吸収した場合(最も厄介なのは、目や鼻の粘膜への付着時)
“花粉の破裂”で、あなたに影響が身近で大きいのはこれでしょう。
なぜなら、
あなたの目や鼻の粘膜に付着した時に、そこで体液を吸収し破裂する
現象だからです。
国立大学55工学系学部HP 降水(高湿度)により、破裂直前の膨張した花粉
画像のように、降水(高湿度)により僅か4分で10ミクロンも膨張しているのが分かります。
これでは、“水風船の破裂前”のように、いつ破裂してもおかしくない状況です。
目や鼻の粘膜に付着して膨張の末、破裂すれば、
免疫系統が密集しているそばで大量のアレルゲン物質を撒き散らかされるため、ヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が大量分泌!
結果、『花粉症』と呼ばれるアレルギー反応へと繋がる訳です。
花粉が破裂する,潰れる要因④|大気汚染物質と接触(破裂数は8割と激増、更にアレルゲンが悪化)
花粉が破裂し、花粉のアレルゲン物質だけならまだしも、
- 排ガス
- PM2.5(例:硫酸塩)
これらと花粉が一緒に存在すると、花粉が爆発します。
これが、大気汚染物質と接触による花粉の破裂現象です。
しかもタチが悪い事に、
- アジュバント(排ガス,PM2.5)に含まれる有害物質(例:硫酸塩など)
- 花粉の表面や内部あるアレルゲン物質
の2つが合体して、
凶悪化かつ微小化した花粉へと変身
(1μm以下[=PM1,0.001mm])
※原型の花粉(30μm)の30分の1以下
してしまいます。
ダイキンプロショップ|知らなかった!花粉対策の意外な事実
こうして、アジュバントにより凶暴化した花粉は、
- 気管支炎,喘息を誘発
- アレルギー性を増悪させるアレルゲンを次から次へと生み出す可能性
怖いですよね!
ここまで来ると、単なる花粉どころの騒ぎではなくなります。
さて、当項『花粉が破裂する要因④』の話をまとめると、下記の図の通りです。
国立大学55工学系学部HP
ここが当記事の肝!
花粉は飛散から時間が経てば経つ程、
飛散
↓
変形(小型化)
↓
修飾(更なる小型化かつ凶悪化)
してしまうという事です。
- 花粉が人や車に踏まれ、あるいは『アジュバント』によって粉々に粉砕される
(※『アジュバント』=排ガスやPM2.5)
↓ - 更に、アジュバントが、花粉のアレルゲン物質を凶悪化させてしまう
↓ - 微小化した花粉は、かなりの時間、宙を漂ってしまう
都市圏生活者の花粉症は年々悪化したり、あるいは、長期化しています。
その背景には、こうした
- 道路網の都市化や交通量の増加
- 環境汚染(排ガス,PM2.5)
- 細かくなればなる程、長時間漂い続ける微粒子の性質
があるからです。
花粉症をもたらす真犯人|極小のアレルゲン物質『Cry j1,Cry j2』


ここでは、推定有病率が約半数と、日本人のおよそ2人に1人が悩んでいるスギ花粉を例に説明します。
マイナビニュース|今年の花粉は? コロナ禍の花粉対策は? 換気と空気清浄機を併用
これまでは、花粉飛散量が花粉症患者数増加の一番の要因だと考えられていました。
それは、今でも重要な要因の1つではあるのですが、
近年は、それ(=花粉の飛散量)よりももっと本質的な要因がある事が分かって来ました。
それが、上記の顕微鏡拡大画像にある2種類のタンパク質です。
- Cry j1
→花粉の表面に付着している - Cry j2
→花粉内部に内在している花粉の芯
※読み方は「クリジェ」
これらのアレルゲン物質(=抗原)が花粉から分離し、我々の体内に侵入し、抗体と結合する事で花粉症が発症するという事です。
つまり、
スギ花粉の症状は、“スギ花粉そのもの”によって引き起こされるのではない!
という事です。
アレルゲン物質であるクリジェ(=Cry j1とCry j2)のサイズは、
最大が1.0μm以下
↓
つまり、潰れていない花粉(30μm)の30分の1も小さい
という事です。
そのため、無風の場合、粒子径1.0μmだと床に落下するまでに約6.4時間を要します。
しかし、これは、まだ、“最大”での大きさの話です。
クリジェ(=Cry j1とCry j2)の粒子径は、最小0.1μm程まで潰れるものもあると言われる
↓
この粒子径は、なんとウイルスと同等サイズ
仮に、0.1μm程まで粉砕されれば、約6日も宙を舞い続ける事になります。
(参照:『粒子の重力沈降速度』表)
そして、これは前項の復習になりますが、
このクリジェ(=Cry j1とCry j2)を凶悪化させてしまう厄介な存在として、
- 排ガス
- PM2.5(例:硫酸塩)
というものがありました。
粉砕されて微小化したアレルゲン物質への対処|やはり、まずここでも『大風量』がカギ
見方によっては、花粉は潰れてしまえば、“時間との勝負ではなくなる”と考える事もできそうですが、
いくら急がなくていいと言っても、花粉除去に時間を要すれば、その分、あなたが花粉のアレルゲン物質を吸い込み続けてしまいますから、
やはり、
花粉が潰れていようといまいと、花粉対策の空気清浄機には“大風量”は欠かせない!
という事です。
つまり、
大風量と花粉シーズン時の室内での快適さ
→相関関係がある
という事です。
逆に言えば、非力な風量の空気清浄機は、花粉対策としては全く役に立ちません!
潰れた花粉対策は微粒子捕集率が問われる|しかし、シャープ,ダイキン,パナソニックなど、ほぼ全ての日本メーカーは論外
下記のように、
- 破裂していないor潰れていない原型を留めた花粉
→概ねPM30(1mmの約30分の1) - 粉砕され微小化した花粉のアレルゲン物質
→0.1μm(=PM0.1)〜1.0μm(=PM1)
(1mmの10,000分の1〜1,000分の1)
潰れた花粉は非常に微小です。
ちなみに、日本メーカーの空気清浄機の大半が搭載しているHEPAフィルターの捕集可能サイズは、
JIS規格で『定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を有しており、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター』
空調企業株式会社HP/HEPAフィルターとは?
です。
そのため、フィルタースペックからすると、
潰れた花粉の微小なアレルゲン物質であったとしても、空気清浄機が吸い込んだ以上、大半は本体内部に密閉できるはずです。
しかし、ほとんどの日本メーカーの空気清浄機には、そんな能力はありません!
当然ですが、明るい部屋だと空気の動きは見えません。
しかし、実は、
シャープ,ダイキン,パナソニックなどの日本の空気清浄機は、本体とフィルターとの間がスキマだらけ!
↓
密閉性がないため、潰れていない花粉程度の粒子径の物質ですらも、漏らしまくる散状
です。
見に見えない事をいい事に、ちょろまかしているのが実情です。
暗い部屋だと空気の動きが見えます。
数年前、主要4社の空気清浄機を暗室に並べ、空気清浄能力の実態を明るみにするCMがありました。
の事。
真っ暗の空間では、コントラストで『白煙』の動きが分かる
(=様々なサイズの微粒子を混ぜた液体をスモークマシーンで煙化させたもの)
※空気清浄機が吸い込んだ微粒子をいかに漏らさずに本体内部に密閉できているか?
※あるいは、実は、いかに漏らしてしまっているか?が顕に分かる
30秒ですので、どうぞご覧ください。
いかがでしたか?
これが現実です。
なお、この動画では、
シャープ,ダイキン,パナソニックなどの空気清浄機はこの程度の大きさでも漏らしまくります。
花粉サイズは何度も紹介しましたが、
- 破裂していないor潰れていない原型を留めた花粉
→概ねPM30(1mmの約30分の1)のため、『PM0.25〜60』の間に該当 - 粉砕され微小化した花粉のアレルゲン物質
→0.1μm(=PM0.1)〜1.0μm(=PM1)
(1mmの10,000分の1〜1,000分の1)
でしたね!
したがって、動画にあったように、『PM0.25〜60』程度の微小粒子状物質であれば、
空気清浄機の名を冠している以上、吸い込んだら漏らさないのが当たり前のはずが…
↓
実際は、日本を代表する御三家は、動画の通り、ダダ漏れ!
これでは、いくら早く吸い込んでも意味がなく、かえって、部屋に、花粉やハウスダストを巻き上げ続けてしまうだけです。
動画は空間に漏らしてしまう様子でしたが、今度は、本体内部の写真を見て下さい。
下記は、パナソニック加湿空気清浄機2022年モデルの最上位機種です。(10万円を超える製品)


いかがですか?
見るからに汚いですよね!
手前に集じんフィルターがあるにも関わらず、これだけ本体内部であちらこちらに汚染物質が漏れる
↓
したがって、先の動画のように、部屋にも当然漏れまくる
という事です。
花粉症やアレルギーがひどい人になると、



「空気清浄機を付けているとシンドくて、消すと楽なのよね!
これって何なの⁉︎」
と相談される事がありますが、その一つは、この“ダダ漏れ”が原因です。
そして、もう一つの原因は、次の化学物質たちの存在です。
イオン,オゾン,次亜塩素酸などを生成する空気清浄機は使うな|かえって花粉症が悪化する
例えば、
- 「浮遊・付着花粉アレル物質の作用を抑える」
- 「日本の主要な花粉(◯種類)を抑制」
このようなコピー(=文字)を見て、



「花粉対策に良さそうだなぁ♪」
と思ってはいけません!
花粉に限らず、ウイルスや菌,ニオイも含めてですが、
- 『抑制』
- 『除菌』
- 『無力化』
など
と書いてある製品は、同時に人体に有害だからです。
代表的な製品は、
- プラズマクラスター
(シャープ) - ストリーマ,アクティブプラズマイオン
(ダイキン) - ナノイー
(パナソニック) - オゾン
(各社) - 次亜塩素酸
(パナソニックなど)
です。
こうした製品を使うと、かえって、
- 花粉症が悪化しやすくなる
- 花粉症でなかった人が花粉症になりやすくなる
というように、良かれと思って選んだ選択のはずが、悲惨な状況を招きます。
これに関しては、下記の記事が参考になります。
参考記事|空間に化学物質を噴霧させる機器は、人体にも有害である事を忘れてはならず








コロナ禍では換気は重要?|しかし、室内侵入の花粉の60%は換気や窓の隙間から


花王の情報によると、
「室内に入ってくる花粉は、1日約2,300万個にもなります。
花王|今日から実践!掃除・洗濯でできる花粉撃退テクニック
その4割は衣類などの付着によるもので、残りの6割は換気のための窓の開け閉めやちょっとしたすき間から。」
という事です。
6割の花粉が、“換気のための窓の開け閉めやちょっとしたすき間から”
室内に持ち込まれるとの事。
当然、コロナ禍だからといって、何も考えずに闇雲に窓を開けて換気をすれば、大量に花粉が流入してきます。
これに関して、『帝京大学大学院医学研究科 医真菌学教授 槇村浩一博士』によると、
マイナビニュース|今年の花粉は? コロナ禍の花粉対策は? 換気と空気清浄機を併用
このように提言されています。
つまり、
- 2種類の換気がある
1)重点的な換気,2)日常レベルの換気
☆その部屋にどんな人がいるかによって、2つの換気を使い分ける - 重点的な換気が必要な状況でも、窓は全開せず
☆窓は少しだけ開け、外気が入ってくる位置に空気清浄機を置き、花粉流入を抑えた換気をする
という事です。
Cryjと同程度サイズの浮遊粒子を使った実験|ダイソン空気清浄機がかなり有効だった
先出の『帝京大学大学院医学研究科 医真菌学教授 槇村浩一博士』は、
Cryj(0.1μm〜1.0μm)と同程度サイズの0.5μm粒子群
を用いて、ダイソンの空気清浄機による1時間での清浄実験を行なっています。
「Cryjと同程度のサイズである浮遊粒子を使った実験では、窓を開けると部屋内の微粒子濃度が200%増加。
マイナビニュース|今年の花粉は? コロナ禍の花粉対策は? 換気と空気清浄機を併用
窓を閉めると微粒子濃度は徐々に減りますが、窓を閉めただけの部屋は、窓を開ける前の濃度に戻るだけだったのに対し、ダイソンの空気清浄機を導入した部屋は、30分の稼働で微粒子の濃度が80%減少した」
なお、この実験に用いた加湿空気清浄機はこちらです。


ダイソン加湿空気清浄機・PH03WSNは、
- 独自のAir Multiplierテクノロジーにより、部屋の隅々まで空気を循環し、部屋全体を清浄
- フィルター+本体とで、ウイルスレベルの0.1μmの粒子を99.98%も密閉除去する能力
※(0.1μm=1mmの10,000分の1)
ですから、Cryj(花粉のアレルゲン物質)の除去は余裕です。
湿度と花粉の重さは相関関係|湿度を上げれば花粉は早く床に落ち、再度舞い上がる確率を抑える
- 湿度が高いと、花粉は水分量が増え重くなる(※⇄湿度が低いと軽くなる)
↓ - 十分な水分が付着すると、花粉は早く床に落ち、再度舞い上がる確率が下がる
↓ - つまり、湿度を適湿に保つ事で、乾燥を防ぐだけでなく、結果として、吸い込む花粉の量を減らす事ができる
という事です。
こうして、
花粉対策には…
☆大風量かつ微粒子の捕集率が高い空気清浄機
☆加湿器による湿度対策
の両輪が大切!
と理解していくと、



「その両方が満たせる一体型はないのかしら?別々に置くのは邪魔だし!」
と、あなたも思った事でしょう。
実は、先ほど紹介したダイソン加湿空気清浄機・PH03WSNがまさにそういう製品です。
- 空気清浄機
- 加湿器
- 扇風機(=送風循環)
が三位一体のモデルです。
しかし、「加湿空気清浄機」と聞くと、



「出てくる風が臭くなってくるし、中はカビだらけだし、掃除が何より大変なのよ!」
という痛い目に遭った方が人が非常に多いし、あなたもそうかもしれません。
加湿空気清浄機を検討・利用中なら必読!


しかし、このダイソン加湿空気清浄機・PH03WSNは、
誰がどんな状況で使っても…
☆いつまでも内部がカビない
☆結果として、掃除が最も楽
☆そのため、部屋も当然きれいになる
という夢のような製品です。
なお、加湿空気清浄機・PH03WSNは、下記で詳説しています。


【まとめ】都市部の花粉対策はウイルス対策レベルの空気清浄機が必要


ここまでをまとめると、
- まずは、1にも2にも『風量』
予算が許す限り、大風量の空気清浄機
(参照:『粒子の重力沈降速度』表) - 都市部の花粉は、“飛散開始時の原型を留めていない”ものと思え!
花粉のアレルゲン物質(Cryj:0.1μm〜1.0μm)は、ウイルスレベル並に小さいものもある - 微粒子の粒子径が小さくなればなる程、捕集率がカギ
※しかし、シャープ,ダイキン,パナソニックなどのほとんどの日本メーカーは論外(参照:『スモーク動画』)
一方、下記のような文言を宣伝している空気清浄機は、かえって花粉症を悪化させかねません!
偏屈な人,冒険心のある人,合理的に考えない人以外は、避けるべきです。
- プラズマクラスター
(シャープ) - ストリーマ,アクティブプラズマイオン
(ダイキン) - ナノイー
(パナソニック) - オゾン
(各社) - 次亜塩素酸
(パナソニックなど)
花粉対策で選ぶべき空気清浄機はダイソン!



「日本の空気清浄機がダメダメだとよく分かったけど、じゃあ、どこの空気清浄機を選んだらいいの?」
と、当然思っているでしょう!



空気清浄機を選ぶなら、間違いなくダイソン!
当記事でもダイソンの優位性は触れましたが、その理由を根本的に理解してもらいたく、別記事で詳しく解説しました!
当記事からのステップアップとしては、下記の記事で『なぜ、ダイソン空気清浄機が花粉対策に有効なのか?』を詳説しているため、オススメです!


そして、その後、具体的に選ぶべき製品を知りたくなったら、
【プロが厳選】ダイソン空気清浄機の選び方│おすすめ機種と理由を解説
に進んでもらうとスマートです。


今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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