シャープ空気清浄機は買わない方がいい|『フィルターの順番』と理由

シャープ空気清浄機の特徴が知りたい人

シャープ空気清浄機のフィルターの特徴を知りたいなぁ。
シャープは ”臭いに強い” と聞くけど、どうなのかなぁ。
やっぱり、1番売れているシャープがいいのかなぁ

こういった疑問に答えます。

当記事を読むメリット
  • シャープ空気清浄機を買う前に読む事で、失敗と後悔を未然に防ぐ事ができる
  • 現在使っている場合は、今後、不合理なシャープを選択肢から外す教訓になる
記事の信頼性:僕が書いています!
ワタル
  • 空気清浄機,加湿器,除湿機など空調家電のエキスパート
  • 現在も、空調家電販売の第一線で活躍中
  • “空気” が大好きで、休日でも勉強や追求に余念がない
  • 根が “健康オタク” でもあるため、「空調家電は健康に直結する」と一貫して主張し、衛生的に配慮のない製品には「使う価値がない」と厳しく意義を唱える
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目次

シャープ空気清浄機は買わない方がいい|フィルターの順番と理由【脱臭フィルターが早々と効果を失うどころか、悪臭を発してしまう悪の構造】

シャープ『KC-P50』

上図は公式サイトからの引用ですが、

本体の内側の方に…
→『静電HEPAフィルター』、要するに『集じんフィルター』
その手前、つまり、外側に近い方に…
『脱臭フィルター』を取り付ける

ように書かれています。

つまり、図のように、シャープの場合、

  • 空気は、プレフィルター側から流入
    手前から1つ目
       ↓
  • 脱臭フィルターを通過
    手前から2番目
       ↓
  • 集じんフィルターを通過
    手前から3番目

し、本体に取り込まれていきます。

しかし、この順番こそ、世の中の空気清浄機の常識と全く逆です。

空気清浄機の『フィルター配列』の常識

プレフィルター→集じんフィルター→脱臭フィルター

です。

集じんフィルターが、脱臭フィルターよりも先に(=手前に)来なければいけません!

しかし、シャープだけはそれを意図的に入れ替えています。

各々のフィルターの役割を考えれば見えてくるシャープの悪行

まず、一番手前に来るのがプレフィルター

ここは、シャープも含めて、どのメーカーも一番手前に設置しています。

プレフィルターは、網戸のような目が粗いフィルター
     
プレフィルターの役割は、比較的大きなほこりを取り除く事
     ↓
それにより、次に配置される『集じんフィルター』が過度に目詰まりする負担を減らす

シャープの場合、『後ろパネル』がプレフィルター(参照:上記のイラスト)

プレというように、そこまで目が細かいフィルターではありません。

シャープは、カタログでプレフィルターの事を目の細かいフィルターで〜」と紹介していますが、

【シャープのプレフィルターの目のサイズ】

240μm(マイクロメートル)
→240μmは、平たく言うとわずか0.24ミリ
※そのため、ほとんどの粉じんは、プレフィルターを通過

目の細かいフィルターで〜」と、言葉で盛っているだけです。

そこで、次は、普通は、

集じんフィルター
→大半は、HEPAフィルターと呼ばれるレベル

が配置されます。

【世の中の常識かつ合理的な対処】

プレフィルターの次に『集じんフィルター』を設ける
     
プレフィルターで取りきれなかった更に微細な粉じんを『集じんフィルター』で捕集

しかし、シャープだけはプレフィルターの次に、なんと『脱臭フィルター』を配備しています。

シャープのフィルター配列の愚行

プレフィルター→脱臭フィルター→集じんフィルター

“ウソをウソで塗り固めた” シャープのフィルター配列順

シャープ空気清浄機|製品カタログ

この図では、向かって右側が『外側(=室内)』で、室内から吸い込まれた空気は、3→2→1と進んでいきます。

1のフィルター
→「HEPAフィルター(=集じんフィルター)の交換目安:10年」

と書いてあります。

そもそも、

これ自体が、業界ぐるみのウソ

です。

ただ、このウソはシャープだけではなく、

ほとんどの日本メーカーが、統一的かつ一斉に、このウソをついています。

ウソの指南役は、一般社団法人・日本電機工業会です。

当組織が策定したハッタリを、傘下の日本メーカーに従わさせている訳です。

参考|フィルター10年交換不要=日本メーカーの詐欺マーケティング

もちろん、ダイキンやパナソニックも『10年』と謳っていますがそこ止まりです。

しかし、ここでシャープだけは、このウソを別のウソで塗り固めていきます

本来、先ほど説明したように、

世の中の常識かつ合理的なフィルター配列順は、

プレフィルター
  
集じんフィルター
  
脱臭フィルター
  
“プレフィルターの次は、集じんフィルターを配置する”    

でしたね。

当然ですが、これだと集じんフィルターが本来の役割を果たすので、集じんフィルターはかなり汚れます

それが普通です。

元はと言えば、日本メーカーぐるみで

集じんフィルターの寿命10年』と詐欺表現

してしまっているのがいけないのですが、シャープ以外のメーカーはそこで踏み留まっている中、

シャープだけは…
そのウソを最もらしく見せるために、別のウソをつきます!

つまり、

集じんフィルターの『交換目安:10年』(←※これ自体がウソ!)

信憑性を高めるために、

本来なら、集じんフィルターの後に配置されるはずの

『脱臭フィルター』を集じんフィルターの手前に配置し、集じんフィルターの身代わり

をさせています。

【シャープ空気清浄機のフィルター配列順】

プレフィルター
  
脱臭フィルター
  
集じんフィルター

つまり、脱臭フィルターに、集じんィルターの役割を押し付けています。

当然、脱臭フィルターが、脱臭能力を無くしてしまう事に|かえって、悪臭も発する

脱臭フィルターに、本来の役割ではない『集じん』をさせたら、当然、脱臭フィルターがホコリまみれになり、目詰まりをし、早々に効力を失ってしまいます。

つまり、消臭能力を無くします。

消臭能力を無くすだけならまだしも、悪臭すら発してきます。

シャープ空気清浄機の脱臭フィルター
(新品時)
シャープ空気清浄機の脱臭フィルター
(ほこりまみれに目詰まりした状態)

集じんの役割を、脱臭フィルターを前に持ってきて犠牲にして身代わりにさせる
     
その分、その後ろに配置される集じんフィルターの集じん量は減る
     
要するに、脱臭フィルターを犠牲にし、集じんフィルターの集じん量を少なく見せる
     
“集じんフィルター10年交換”というウソをもっともらしく粉飾

怒りを通り越して、呆れてしまう悪行です。

シャープの悪意あるイカサマの代償として、ユーザーは悪臭に悩まされる

脱臭フィルターに粉じんが目詰まりするだけでなく、やがて、脱臭フィルター自体が悪臭を発するように。

そうなると、当然ですが、そんな悪臭を発した脱臭フィルターは使い物になりません。

しかし、

集じんフィルターの身代わりをさせて、早々と悪臭を発生させるような末路に追いやった脱臭フィルターでさえ、シャープは、“交換の目安10年”(上図参照)

と言っています。

そんな訳がありません。

脱臭フィルターを犠牲にする悪行は最低です。

参考|シャープ空気清浄機の脱臭フィルターが臭くなってしまったら取るべき手段

そんな事実も知らずに、新しい脱臭フィルターを買いに来るユーザーがかわいそう|その分、シャープは脱臭フィルターで儲けられる

真実は何も知らないシャープユーザー

脱臭フィルターにホコリが詰まっちゃったので、新しいのが欲しいんですけど!」

販売現場に立っていると、こんなお客様はいっぱいいます。

しかし、また、脱臭フィルターが高い。

中堅機種だと平均5,000円くらいですが、上位機種だと7,000〜8,000円もするものもあります。

そして、シャープの悪意を知らずにそれを購入したユーザーは、シャープのイカサマ指示の通り、それがウソだとも気づかぬまま、

またこれまで通り、

プレフィルター
  
脱臭フィルター
  
集じんフィルター

というように、

新調した脱臭フィルターを集じんフィルターの手前に配置をしてしまうと、また早々と粉じんが詰まり、消臭能力を失い、また、脱臭フィルターを買い換える。

集じんフィルターの目詰まりを軽減させるためについたウソのはずが、

結果として、

脱臭フィルターの買い替えサイクルを早めさせ、脱臭フィルターで儲けてしまう構図

に陥るわけです。

脱臭フィルターに本来の“脱臭の役割”をさせないくせに、このループは完全にユーザーがかわいそうです。

シャープ空気清浄機を使うと、こうした悪のサイクルにハマっていきます。

それでも、カタログには『脱臭フィルター交換目安:10年』と書いている

先ほど載せた図にそう書いてあります。

書いてある以上、それを見た消費者はそう思うし、販売員もその通り説明します。

シャープに携わる販売員も、わざわざ、現実を教えていては生活ができません

書いてある以上、

“ウソは言っていない。でも、わざわざ、本当の事も言わないが現実

です。

しかし、シャープの公式ページやカタログには注釈が書いてある

シャープ/公式サイトQ&A情報

誰も見るはずがない公式サイトのQ&Aやカタログの裏表紙の注釈に、真実を隠しています。

カタログの目立つところには、デカデカと「10年」と堂々と書いておきながら、

誰も見ない『公式サイトのQ&A情報』やカタログの裏表紙に現実を書くなんてセコい!

しかも、使用環境によっては”と書いているが、使用環境など関係ありません。

故意に、シャープが脱臭フィルターを見殺しにしている

のです。

消費者やユーザーの方を全く向いていない在り方です。

それでも、臭いが消えたように感じるのはオゾンで嗅覚が麻痺したため|プラズマクラスター生成過程で発生

脱臭フィルターが、早々に効果を失う話はしました。

にも関わらず、シャープの空気清浄機を使っていて臭いが取れている気がするとすれば、

それは、プラズマクラスターの生成過程で発生する『オゾン』の影響です。

オゾンは酸化力が強い物質なので、

鼻の粘膜が炎症し嗅覚が麻痺

つまり、“鼻がバカになった”ために、臭いを感じにくくなったというのが実態です。

当記事は、オゾンの有害性を解説する記事ではありません。

したがって、その辺りを踏み込んで知りたい場合は,下記の記事がおすすめです。

参考①|プラズマクラスターの無価値と人体への有害性

参考②|プラズマクラスターで謳う効用をもたらす実体は、人体に有害なオゾン

【まとめ】シャープ空気清浄機は買わない方がいい

今回のまとめ
  • フィルター性能を生かしてこそ空気清浄機なのに、それをシャープ都合で生かされない
  • シャープ都合を知らない消費者は、脱臭フィルターを買い換え続ける悪のサイクルに
  • シャープは、消費者を騙しているのと同じ

シャープ空気清浄機は日本で最も売れているメーカーですが、売れている事と製品が素晴らしい事は、必ずしもリンクしません。

シャープ空気清浄機の市場シェアは、長年のマーケティングや広告の恩恵が大きく

何の価値もないのに、“良さそうなイメージ” が出来上がっている恩恵

だと、僕は考えています。

今後、空気清浄機の新規・買い替えで選ぶべきはダイソン!

ここまで読んできたあなたは、

結局、どこの空気清浄機を選んだらいいの?と思った人

シャープがダメダメだとよく分かったけど、じゃあ、どこの空気清浄機を選んだらいいの?」

と、当然思っているでしょう!

空気清浄機を選ぶなら、間違いなくダイソン!
その理由を根本的に理解してもらいたく、別記事で詳しく解説しました!

当記事からのステップアップとしては、

まず、空気清浄機の性能比較|採用する規格の特徴から製品の能力差が分かるを読むと、

なぜ、そこまでダイソン空気清浄機がオススメなのか?

がよく分かります。

P.S.空気清浄機としての性能もダイソンがダントツ|日本の空気清浄機ユーザーは必読

そして、その後、具体的に選ぶべき製品を知りたくなったら、

【プロが厳選】ダイソン空気清浄機の選び方│おすすめ機種と理由を解説

に進んでもらうとスマートです。

今回は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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