【知らずに買うと後悔】タワー扇風機は羽や内部の掃除が一切できない

タワー扇風機を検討している人

「タワー扇風機って、スペースを取らないから魅力的だなぁ。
それに、シュッとしているから羽つき扇風機よりオシャレ。
タワー扇風機にしようかなぁ?

でも、タワー扇風機ってどうやって掃除するんだろう?

こういった疑問に答えます。

当記事を読むメリット
  • 扇風機利用において大事なのは、衛生的に使用・維持ができる事だと理解できる
  • タワー扇風機を買わなくて良かったと理解できる
記事の信頼性:僕が書いています!
ワタル
  • 空気清浄機,加湿器,除湿機など空調家電のエキスパート
  • 現在も、空調家電販売の第一線で活躍中
  • “空気” が大好きで、休日でも勉強や追求に余念がない
  • 根が “健康オタク” でもあるため、「空調家電は健康に直結する」と一貫して主張し、衛生的に配慮のない製品には「使う価値がない」と厳しく意義を唱える
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目次

【知らずに買うと後悔】タワー扇風機は羽や内部の掃除が一切できない

家電量販店の店頭にいると、

羽つき扇風機には目もくれず、ひたすらタワー扇風機の検討をしている消費者

がいます。

そんな方に、一言、僕は助言する時があります。

「タワー扇風機は本体内部の掃除ができず、ホコリやカビだらけになりますけど、それでも大丈夫ですか?

すると、

「マジですか!?」

という反応をする方が非常に多いです。

そういう反応をされるという事は、

  • 内部まで、全て隈なく掃除ができると思い込んでいた
  • 事実を知らされて、本人にとっては重大な話だった

という事でしょう。

逆に、もし仮に、

「省スペースさを重視し、風さえ回せられれば構わないんだ!

という方は、僕の助言はありがた迷惑ですから自由にすればいいです。

しかし、あなたもそうでしょうし、ほとんどの方は

締め切った、つまり、十分に換気をしない室内で使う

はずです。

タワー扇風機は、構造上、室内の空気を取り込んで風を送り出す
→必ず、羽(=送風ファン)や内部構造を通って風が出てくる

仕組み。

羽(=送風ファン)や内部構造が汚れていても風は得られますが、

それ以上に悩ましいのが、室内に汚れを広げてしまう事です。

ここで言う「汚れ」とは、

  • ほこり,カビをはじめとしたハウスダスト
  • 室内の異臭

です。

タワー扇風機がもたらした汚れで、部屋を汚してしまうだけでなく、

そこにいるあなたが、否が応でも『呼吸』を通して吸い込み、体内に取り込まざるをえません!

そのため、キレイな空気を循環させるためにも、羽(=送風ファン)や内部構造の掃除は欠かせません!

しかし、当然、送風ファン(「シロッコファン」)や内部構造が掃除できないという事は、

そこにどんどんホコリやカビが蓄積していく
室内に“ホコリやカビをばら撒く扇風機”と化す!

訳です。

衛生的に考えて、それは健常者でも嫌だと思いますが、

アレルギー疾患や、あるいは、喘息をお持ちの方にとっては最悪です。

ただでさえ、高温多湿でカビが生えやすい夏場に使うのが扇風機のため、よく考えるべきです!

では、次に、なぜ、タワー扇風機の内部が掃除できないのか?を見ていきます。

タワー扇風機内部の掃除ができない理由|本体の分解ができないため

上の写真のように、円筒の形をしたものがタワー扇風機の羽(=送風ファン)です。

通称、「シロッコファン」と呼ばれています。

特徴は、円筒の形に加え、縦長の細長い板状の羽が、筒状に等間隔に敷き詰められている事です。

まるで、『小枝チョコ』を何本も敷き詰めているかのような構造です。

「シロッコ」の名の由来(説)

初夏にサハラ砂漠から吹き、地中海を越えてイタリアなどに到達する南風または南東風
→それを、イタリアの気象用語では「シロッコ」と呼ぶ
→シロッコファンの名の由来はここから来ていると言われている

本来、上の写真のように、本体を分解し丸洗いできればまだしもですが、

そもそも、ほとんどのタワー扇風機は分解することすらできません!

分解できない理由、言い方を変えれば、メーカー側が分解させない理由は明確ではありませんが、

僕が考える理由は以下の通りです。

メーカーが、タワー扇風機本体を分解させない理由
  • 洗剤が流しきれずに残ると、かえって、カビの養分を増やしてしまう
  • 誤って、電子パーツ部分に水や洗剤をかけてしまうと故障する恐れがある
  • 仮に分解できたとしても、戻す事ができなくなるパーツを破損させてしまう可能性がある(所有者の不注意により)

このうち、少し補足が必要だとすれば、1つ目と2つ目でしょうか。
3つ目は、文言の通りです)

洗剤が流しきれずに残ると、かえって、カビの養分を増やしてしまう

カビを増殖させる4要素として、

カビを増殖させる4要素
  • 温度
  • 湿度
  • ホコリ
  • 有機物

があります。

特に、

有機物は養分、つまり、カビのエサになるため、洗剤が残留してしまうと、かえってカビが増殖

してしまうわけです。

しかし、シロッコファンの場合、円筒形で、細長い羽が所狭しと敷き詰められている構造のため、

内部の洗剤までしっかりと洗い流す事はかなり骨が折れるでしょう。

洗剤選びを誤ると、プラスチック部品を破損させてしまう恐れがある

シロッコファンを洗浄する時は、洗浄液だけで終えず、

洗い流しにリンス剤をセットで使う

のが本来です。

なぜなら、シロッコファンはプラスチック部品で、アルカリ性洗剤によって破損する恐れがあるため、

リンス剤を使って中和し、プラスチックの損傷を抑えるわけです。

シロッコファン向けの洗剤に直接触れると、肌割れを起こしてしまう

シロッコファンを洗浄する向けの洗剤には、強力な濃度の薬剤が使われています。

そのため、通常はゴミ手袋をした状態で掃除しますが、

もし、誤って素手で触ると、かゆみやかぶれなど肌荒れ

に繋がります。

完全に乾かさないと、本体内部の電子パーツ部に水が周り故障する可能性もある

対象物が乾いたかどうかの人の判断は、結構いい加減なものです。

  • 表面が乾いている
  • 水が垂れてこない

など、自分が確認できる限りで、

「もう、乾いた!」

と判断してしまう人が少なくありませんが、

円筒形で、細長い羽が所狭しと敷き詰められている通気性の悪い構造をしているシロッコファンの内部が、

そんなに簡単に、完全に乾く事はありません。

ここまで見てきたように、

ほとんどのタワー扇風機は分解できないため、内部が掃除できない事が専らデメリットのように見えましたが、

仮に分解できたとしても、注意を要する様々なポイントがありました。

そのため、ホコリやカビだらけになって不衛生になってしまうリスクよりも、

破損や故障に繋がりうるリスクの方に、メーカー側は重きを置いているのではないか?

そのため、“タワー扇風機は分解ができない”と考えるのが筋だと、僕は考えています。

タワー扇風機で掃除ができるのはせいぜい2箇所│しかし、これでは根本解決にはならない!

タワー扇風機で掃除ができる2箇所とは、

タワー扇風機で掃除ができる2箇所
  • 外側のプレフィルター(網戸みたいな目が荒いもの)
  • クロスや綿棒が届く所を拭いたり、エアダスターでホコリを吹き飛ばす

では、これも1つずつ見ていきます。

①)外側のプレフィルターの掃除ができるだけ

各社どのタワー扇風機も、本体外部に位置する『プレフィルター』は取り外しが可能です。

エアコンフィルターをイメージしてもらうといいです。

これに関しては
◯表面に付着したホコリを掃除機で吸う
◯水で洗う

事ができます。

しかし、言い換えれば、掃除らしい掃除はこれしかできません。

それ以上のいわゆる内部が掃除できない事は、今まで説明してきた通りです。

②)あとは、せいぜい、クロスや綿棒が届く所を拭いたり、エアダスターでホコリを吹き飛ばすくらい

これは、もはや、“気休め”に過ぎません。

もちろん、やらないよりはいいですが、表面や手の届く所を拭くだけでは、

『内部の根本部分』が掃除できた事には全くならない
    
一向に風の衛生さは改善されず、ホコリやカビは引き続き、巻き散らかされる!

という事になります。

経年的に内部がカビだらけになる、あるいは、内部に溜まったホコリを撒き散らかしてしまうのがオチ

こうして見てくると、タワー扇風機は何年も大切に使おうとする製品ではありません。

タワー扇風機を購入後に後悔している利用者

「出てくる風はカビ臭いし、中にホコリが溜まっているのが見えるけど掃除できないし、もう嫌だわ。捨てようかしら!」

と、衛生的に使い続けるのが不安になり、使い続ける事を早々に放棄する人が少なくありません。

正直、

  • ワンシーズン限り
  • 「今だけ使えたらいい」
  • 「汚くなったら捨てる」

のようなニーズしか満たせない非常にジャンクな製品です。

冷静に考えて嫌ですよね?

例えば、

タワー扇風機を自分の方に向けて涼みながら、気持ち良くご飯を食べているつもりが、ホコリやカビをバンバン飛ばしているなんて考えたら。

“衛生的に使えるかどうか?”を考える事は、涼む事よりも遥かに大事です。

【対比】確かに、羽つき扇風機の掃除は面倒臭い(それでも、各パーツを外して掃除できるだけ、タワー扇風機よりもよっぽどマシ!

確かに、羽つき扇風機の掃除は面倒臭いです。

しかし、ホコリやカビが蓄積していくのが認識できていながら、分解すらできず、衛生的に不安を抱きながら使い続けざるをえないタワー扇風機とどっちがいいですか

まぁ、これは聞くまでもないですよね(笑)

そのため、タワー扇風機が気になって検索したあなたも、また、大半の人も、

最後はなんだかんだ、従来の『羽つき扇風機』に帰りつきます。

これが、シャープ,パナソニック,三菱,日立など、扇風機の大手メーカーがタワー扇風機をやらない理由の1つでしょう。

タワー扇風機で、せいぜい名が通ったメーカーは『アイリスオオヤマ』くらいですが、

アイリスは『OEM』で自社製造ではないため、製造から販売まで一貫してやっているタワー扇風機の有名メーカーはありません。

ものづくり業界では必ず理解すべき「OEM」とは!?

なお、大半のタワー扇風機が、中国のよく分からない工場で作ったチープ品です。

同一の工場で大量製造し、複数のメーカー名で販売している製品も少なくありません。

結局、『衛生的に使い続けられるか?』の視点に立てば、タワー扇風機よりも羽つき扇風機に軍配が上がります。

しかし、

タワー扇風機がどうしても使いたい人

「それでも、俺はタワー扇風機が使いたいんだ。
プロなら、衛生的に使えるものを提案してくれよ!」

という人もいると思いますので、

最後に『衛生的に使えるタワー扇風機』の提案をします。

【提案】それでもタワー扇風機が使いたいなら、空気清浄機のダイソンTP03を専らタワー扇風機の意識で使う

ここまで説明してきたように、

タワー扇風機の難点・致命点
  • そもそも、タワー扇風機は分解できないのが諸悪の根源
  • ファンや内部構造がホコリやカビだらけになってしまい、室内にホコリ,カビを撒き散らしてしまう
    かえって健康を害しかねないから、“使わない方がいい”とさえ言える

という事でした。

しかし、

見方を変えれば…
  • 内部構造を完全に覆う形で身代わり汚れてくれる物があり、かつ、それが着脱交換可能
    いつまでも内部構造が衛生的に保たれる
    ◎それが、空気清浄フィルターの存在
  • 当然、本体内部からもたらされる空気もいつまでも衛生的
  • 結果として、部屋もきれいになる
    →部屋がきれいになって嬉しくない人はいない

これが実現可能な製品が、“タワー扇風機としても使えるダイソン空気清浄機です。

では、まず、本来の製品の正しい理解から見てください。

ダイソン空気清浄機の正しい理解│吸い込んで清浄した風を“扇風機としても”使える空気清浄機』

ダイソン製品の正しい理解
  • ダイソン製品は、一言で言えば、“空気清浄機”
  • 扇風機は、副次的な役割!

吸い込んで清浄した風を水平にかつ回転させながら出しているので、扇風機っぽいですよね?

そのため、この

排気,送風を平たく「扇風機」

と呼んでいます。

しかも、これは、シャープ,ダイキン,パナソニックなどの空気清浄機が出している風と役割は同じ!

なぜなら、

空気清浄機の一動作の排気を『扇風機』

と言っているだけだからです。

したがって、これが本来の製品趣旨ですが、

今回は、室内を“空気清浄する意識がなかったとしても専ら扇風機の意識で使おう

という事です。

そして、今回提案するのは、数あるダイソン空気清浄機の中でも『TP03WS』という製品です。

衛生的なタワー扇風機目的で、TP03WSを提案する理由
  • ダイソン製品としては、価格が比較的手頃
  • 本体内の風路を完全に密閉性の高いフィルターが覆っている
    内部構造を汚さず、タワー扇風機利用者にもメリットは計り知れない

それぞれ簡単に解説します。

1)ダイソン製品としては価格が比較的手頃

【TPシリーズの変遷】
【モデル【発売年】

TP03WS
2017年

TP04WSN
2019年

TP07WS
2021年

TP03WSは、現行モデルよりも2世代前のモデルです。

決して当時の売れ残り品ではなく、

ダイソンはTP03WSを“低価格モデル”と位置づけ、現在も生産・販売

しています。

現行品当時は6万円以上していましたが、今では当時の半値ほどで推移しているため、

ダイソン製品としては価格が比較的手頃です。

2)内部構造を汚さず、タワー扇風機目的の利用者にもメリットは計り知れない

密閉性の高いフィルターがあるおかげ

当記事の前半で説明した一般的なタワー扇風機は、

室内の空気を吸い込んで、シロッコファンを通して風を送り込む扇風機
→しかし、そもそも本体が分解できないから掃除以前の話
シロッコファンを始めとした『内部構造』がホコリやカビで汚れていく一方

というように、衛生面に関しては“なす術なく”という話でした。

しかし、TP03WSの場合、

『内部構造(=風路)』を、完全に密閉性の高いフィルターが覆っている
    
そのため、フィルター以外の内部構造が汚れてしまう事が全くない!

しかも、TP03WSの内部からは、フィルターを通ったハウスダストレベルの汚染物質は“全く”漏れてこないので、“日頃、性能を維持するためにメンテナンスをする”必要がありません!

それこそ、あなたが“気になった時だけ”本体表面に付着した指紋やホコリなどを拭くだけ!


密閉性の高いフィルターがあるおかげで、ここまで日頃のメンテナンスが要らないタワー扇風機になりますし、いつまでも内部構造が汚れないため、それこそ、真に壊れるまで長く衛生的に使い続けられます。

そして、使えば使う程、あなたが室内の空気清浄をする意識があろうがなかろうが

“結果的に”室内の空気もきれいになっている訳ですから、嬉しくない訳はないですよね!

なお、フィルターは交換が掃除のため、日頃は全くメンテナンスが不要です。

参考)ダイソン空気清浄機のフィルター交換に関する関連知識

扇風機として使っているだけのつもりが、知らず知らずのうちに室内がきれいになっていく理由

「エアマルチプライアーテクノロジー」と言いますが、

ダイソンTP03WSは、

本体上部の輪っかの内側にある狭く細いスリット(=切れ込み)部分から強い気流を出す
    ↓
それにより、周りの気流が加わり、何倍もの大きな気流を作り出す仕組み

を採用しています。

そして、本体から強い気流を生み、室内を循環させながら、吸い戻された空気がフィルター部を通り清浄され、

また、新たな気流となって室内を駆け巡ります。

こうして、

『吸い込み→清浄→排気』をずっと繰り返す

結果、TP03WSは、1時間で最大26畳を均一に清浄する能力を備えています。

あなたも、既に1台は空気清浄機を持っているかもしれません。

そのため、最初は、専ら扇風機目的でTP03WSを使い始めれば結構ですが、

後々、他メーカーの空気清浄機よりも当機の方が性能が高い事を実感し、
TP03WSを空気清浄機のメイン機として使っている事でしょう!

P.S.空気清浄機としての性能もダイソンがダントツ|日本の空気清浄機ユーザーは必読

【まとめ】室内の衛生や健康を害さずして“タワー扇風機を使いたい”なら、ダイソンTP03WSを使おう

当記事をここまで読み進めてくれたあなたは、

もう、チープでジャンクなタワー扇風機には手を出さないと思います(笑)

そして、それが正しい感覚です。

しかし、それでは、羽つき扇風機を手放しで受け入れるか?と言うと、難しい事情も多々あります。

羽つき扇風機の問題点
  • 羽つき扇風機圧のある風が苦手
  • 設置に要するスペースの問題
  • 野暮なフォルムが受け入れがたい
  • 分解・掃除ができるとは言え、かと言って、面倒な掃除はしたくない
  • 小さなお子さんやワンちゃんやネコちゃんがいて、羽つき扇風機は心配

そうして悩むようなら、是非、背中を押されたように、ダイソンTP03WSを使ってみてください。

ここに挙げた代表的な『羽つき扇風機に対する悩み』は、全てクリアしているのがダイソンTP03WS

ダイソンTP03WSは、こちらから買えます

今回は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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