「シャープ加湿空気清浄機で、空気清浄と加湿を両方使っているけど、青いフィルターが白い粉みたいなものでガビガビだし、黄ばんでいるしカビ臭い。とてもじゃないけど、衛生的に加湿されているとは思えないから、加湿フィルターを買い替えなくちゃ!」
【加湿フィルター購入後…】
「加湿フィルターを買い替えて、白い粉の問題は気にならなくなったけど、依然、空気清浄機から出てくる風がカビ臭い。どうしたら良いのかな?」
こういった疑問に答えます。
- シャープの加湿フィルターを買い換えると、カルキ問題は少しの間、遠ざけられる
→だが、所詮、加湿フィルターを買い替えたところで、本体全体の不衛生さが払拭できた訳ではないので、本体がもたらす排気のカビ臭さに依然、頭を悩ます - シャープ加湿空気清浄機の加湿フィルターを買い替えたくなった時は、加湿フィルターだけを買い替えるのではなく、本体ごと捨ててしまうのが賢明
→結局、その本体自体を使えば使う程、かえって部屋を汚してしまうだけだから - シャープ加湿空気清浄機を捨てた先、引き続き、加湿空気清浄機を使いたい場合の提案
→持続的に衛生的に使えるダイソン加湿空気清浄機(PHシリーズ)一択
- 空気清浄機,加湿器,除湿機など空調家電のエキスパート
- 現在も、空調家電販売の第一線で活躍中
- “空気” が大好きで、休日でも勉強や追求に余念がない
- 根が “健康オタク” でもあるため、「空調家電は健康に直結する」と一貫して主張し、衛生的に配慮のない製品には「使う価値がない」と厳しく意義を唱える
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シャープ加湿空気清浄機|加湿フィルター買い替えなら本体ごと捨てよ
加湿空気清浄機の加湿フィルターを買い替えに来るお客様は、シャープが圧倒的に多い
例年、加湿器を使い出す時期になると、家電量販店には、加湿フィルターを買い替えに来るお客様が継続的に訪れます。
加湿フィルターを使う方式は、『気化式』に分類されます。(以下参照)
そして、日本人の特性上、空気清浄機なしの『加湿器単体型』よりも、空気清浄機と加湿器が一体になった『加湿空気清浄機』を使っている人が多いです。
- 部屋が狭い(置き場所が限られている)
- 空気清浄機も加湿器も使う場合、別々で置きたくない
- 別々で買うよりも、安いのではないかと思っている
中でも、家庭用加湿空気清浄機として、シャープのシェアがトップですから、数の点で言えば,シャープの加湿フィルターを買い替えに来る方が多いのは当然でしょう。
このデザイン、1度くらいは見た事がありますよね!
街中の飲食店とか薬局とかでも見かけた事があると思います。
加湿フィルターを使う加湿空気清浄機は、シャープ以外にも、ダイキン,パナソニック,ダイソンなどがありますが、
売場で販売員として従事している実感値では、
シャープ加湿空気清浄機の加湿フィルターを買い替えに来るお客様がダントツ多い
という事が分かります。
そこには、メーカーシェア以外に原因があるのでしょうか。
なぜ、多くのユーザーが、シャープ加湿フィルターをそれだけ頻繁に買い替えるのか?
下記は、日本発の大手3社の加湿空気清浄機の加湿フィルターです。
大手3社・加湿空気清浄機の加湿フィルター | |
【シャープ】 | |
【ダイキン】 | |
【パナソニック】 |
3社の加湿フィルターを比較して推察すると、シャープの加湿フィルターは、素材と形状の観点から最もお手入れがしづらいという事が言えます。
①パナソニック加湿フィルターの場合
まず、パナソニックの加湿フィルターは、素材上、3社の中では最も洗いやすいです。
旭化成せんい株式会社との共同開発によって生まれた「フュージョン」素材を使用しており、繰り返し洗ったり、押し洗いしたりしたとしても丈夫。
したがって、ゴシゴシと揉み洗いができます。
そのためか、パナソニックユーザーが加湿フィルターを買い替えに来るケースは、シャープ,ダイキン程は見かけません。
②ダイキン加湿フィルターの場合
ダイキン加湿フィルターは、後述のシャープ程ではないですが、素材上、パナソニックよりゴワゴワしているため、取扱説明書上のお手入れ方法はつけ置きです。
“つけ置く”という観点では後述のシャープと同じですが、
ダイキンの場合、常に、加湿フィルターをストリーマで晒し続けているため、それがないシャープに比べると、多少は、雑菌の繁殖を抑制していると思われます。
したがって、つけ置くだけのシャープ加湿フィルターよりは、多少は交換したくなる頻度が遠ざかるのでしょう。
“多少は”とはどういう事かと言うと、
仮にも、もし、加湿フィルターを完全に除菌できるレベルのストリーマだったならば、使用者の健康被害は不可避
のため、そこまでの出力には設計上できません。
なお、ストリーマの実体は『オゾン』であり、実は、オゾンは人体に有害です。
※人体に有害
- シャープ
→プラズマクラスター(空間放出) - ダイキン
→ストリーマ(内部放出)
→アクティブプラズマイオン(空間放出) - パナソニック
→ナノイー(空間放出)
ダイキンの特徴は、内部放出と空間放出と両面でオゾンを放出させる事です。
加湿フィルターの除菌に使われたオゾンも室内に漏れ出すため、安全・安心とは程遠いです。
特に、
花粉症,アレルギー,喘息などをお持ちだと、目や鼻の粘膜への付着、あるいは吸入による気道の粘膜の炎症が促され、かえって、それらの症状が悪化するリスクが高まる
ため、健康の維持のためを思うなら、こうしたイオンを謳い文句に客引きする空気清浄機は使ってはいけません。
③シャープの場合
シャープは、パナソニック,ダイキンの加湿フィルターのような平たい面状と違い、硬めの素材をひだ状に織り重ねた『蛇腹』(山折りと谷折りの繰り返し構造)になっています。
形状が崩れるため、押し洗いやもみ洗いができず、つけ置き洗いをするしかない訳ですが、
素材的に、つけ置きだけではこびりついた汚れは落ちづらいし、たくさんのひだが所狭しと密集しているので、隙間に蓄積した汚れもなかなか落ちず!
また、ダイキンの所で、“オゾンは室内に漏れるため、人体に有害”と言いましたが、
それを、『多少の効果止まり』とは言え、加湿フィルターの除菌に利用していたダイキンと違い、シャープの場合、オゾンで加湿フィルターを除菌する仕組み自体がありません。
よって、ダイキン,パナソニックと比較すると、どうしても、汚れ(雑菌,カビ,悪臭)が蓄積しやすくなり、結果、加湿フィルターを買い替える人の割合や頻度が多くなっているのではないかと言えます。
それこそ、
「見るからに汚いから、毎年買い替えているわ!」
というように「毎年買い替えている」と言う人さえいます。
でも、おかしくないですか?
シャープもパナソニックもダイキンも、ほとんどの機種で、
加湿フィルター交換10年
と謳っている訳です。
にも関わらず、なぜ、それだけ頻度高く交換する消費者が後を絶たないのか?
そう、
そもそもこの10年がハッタリで、そもそも、衛生的に使い続けられる事を謳った10年では全くない
からです。
ほとんどの機種で“加湿フィルター10年”と謳っている|その根拠とは?
前提として、これは何も、個々の日本メーカーが「10年」と言っている訳ではありません。
『一般社団法人・日本電機工業会』という組織がルールを策定し、それを傘下の日本メーカーに統一で謳わさせている訳です。
さて、下記は、シャープ空気清浄機の製品カタログにある『交換用フィルター』のリストです。
赤い囲み部分が加湿フィルターの箇所ですが、ほとんどの機種で「交換の目安:10年」と書かれています。
製品カタログというものは、大きい数字、この場合、『10年』という言葉の真に意味する条件、
つまり、
何を持って、10年としているのか?
は、表内には書いてありません。
それは、消費者が絶対に読まないであろう欄外の細かい注釈に書いてあります。
- 加湿フィルターは定格加湿能力に対し、加湿能力が50%に落ちるまでの時間。加湿空気清浄運転を1日8時間した場合の交換の目安です。
- 使用状況や洗い方によっては、寿命が早まる場合があります。
- 定期的(1ヶ月に1回程度)にフィルターのお手入れが必要です。
これが、何を意味するのか?
ポイントは2つあります。
交換時期|加湿フィルターは定格加湿能力に対し、加湿能力が50%に落ちるまでの時間
噛み砕いて説明します。
ある同じ風量(=パワー)で使っていて、今までは、満タン2.5リットルの水が、仮に、5時間程で空になっていた
↓
しかし、それが徐々に減りが悪くなり、ある時、同じ風量(=パワー)で使っていたにも関わらず、満タン2.5リットルの水がなくなるのに、倍の10時間を要した
すごく、モヤっとした条件だと思いませんか?
そもそも気化式の加湿器における水の減少量は、加湿フィルターの劣化だけでは分かりません。
- 室温20℃以上
- 風量設定
(できるだけ強く) - 加湿フィルターの掃除頻度,マメさ
(※カルキが付着して、吸水力が減少する) - 集じんフィルターの目詰まり具合
(※目詰まりが強いと、加湿フィルターに届く風量が減少)
“水が減らないから加湿フィルターの寿命”と思いきや、
単純に、うまく加湿できる条件になっていなかったという事例
は、結構あります。
それ以上に重要な事は、この規定には“カビる,臭くなる” とは一切書いていない事
言葉を選ばずに言うと、要するに、
『加湿フィルター10年交換不要』
↓
たとえ、カルキでガビガビになろうが、カビようが悪臭を発しようが、現に、水が50%以上減っているのなら、 “能力的には問題ない”から関係ない
↓
“交換したければ、消費者が、自分で考えて交換したらいいんじゃないの?”
という事です。
つまり、
→だから、平気で10年と言えてしまう
- 「カルキでガビガビになってきた」
- 「加湿フィルターが臭くなってきた」
- 「加湿フィルターがカビてきた」
- 「出てくる風(=排気)が臭くなってきた」
これらは、シャープはもちろん、加湿器を扱う日本メーカーは、一切、交換条件にしていません!
だから、平気で、“10年交換不要”と言い切れてしまうのです。(※製品によっては、5年表記もある)
そしてここに、
日本メーカーと消費者との間に認識の大きなズレ
があります。
消費者は、
臭くて気持ち悪くて使いたくない
のです。
しかも、それが1シーズンで十分に起こりえます!
店頭に立っていると、
「10年替えなくていいって、本当なんですか?」
「本当に10年使えるんですか?」
と、カルキでガビガビになって、あるいは、カビが生えて使い物にならなくなって、交換フィルターを買いに来てから尋ねてくる人が後を絶ちません。
つまり、皆さん、買った後に後悔しています。
これでも、まだ、あなたは、10年交換不要論の日本メーカーの加湿空気清浄機を使おうと思いますか?
そして、次章が本記事の核心です。
いくら、シャープ加湿空気清浄機の加湿フィルターを買い替えたとしても、本体全体の衛生性は回復せず|出てくる風はカビ臭いまま!
加湿フィルターを買い替えたのに、カビ臭い排気に頭を悩ます消費者は後をたたず
せっかく、加湿フィルターを買い替えたにも関わらず、
「加湿フィルターを買い換えたのに、出てくる風がカビ臭いままなんだよ!どうしたらいいの!?」
と家電量販店に、かなりのお客様が来ます。
加湿シーズンだと出くわさない日はないですね。
なお、
この話は、シャープ,ダイキン,パナソニックを始め、加湿空気清浄機を出している日本メーカー共通の話
です。
参考|ダイソン加湿空気清浄機だけはカビない
理由|既に発生・増殖した雑菌/カビが、手の届かぬ風路まで転移してしまっているため
これは、シャープ加湿空気清浄機の水トレイを抜き出した内部写真です。
日本の加湿空気清浄機では、自分でお手入れができるのは、
- 水トレイ
- 水タンク
- 加湿フィルター
に留まります。
逆に言えば、この
水トレイが収納されていた内部はもちろん、その先の吹き出し口にかけての風路
↓
一切、お手入れができない!
(参照:上記のシャープ加湿空気清浄機の内部)
なぜなら、手のひらを真っ直ぐに突っ込む事しかできない狭い空間だからです。
風路が雑菌やカビだらけでは、使えば使う程、部屋にそれらをばら撒いてしまいます!
加湿フィルターは、風路の中間点にある部分パーツに過ぎません。
幾らそれを交換したところで、風路の内壁に、
- 雑菌
- カビ
- 室内で発生した臭い
がこびり付いている訳ですし、ましてや、雑菌・カビは減るどころか使えば使う程、増殖していきます。
(∵風路は狭すぎて、お手入れができない)
したがって、幾ら加湿フィルターを新調したとしても、フィルター代が無駄な上、かえって、使えば使う程、部屋を汚してしまうだけの汚染装置なので、
今、お使いのシャープ加湿空気清浄機は、即刻、捨ててしまう方が賢明
です。
あなたは、部屋の空気をきれいにしたいのではないのですか?|目的と手段を見誤るな!
「本体内部が臭いとかいいんだ。使い慣れているし、今使っている加湿空気清浄機を引き続き使うのさ」
みたいな人は、正直、このブログも読んでいない事でしょう(笑)
ただ、意外と多いのが、
空気清浄機を持っている事だけで満足し、本体内部が雑菌・カビ・異臭だらけでも問題意識を持たず、のほほんと使い続けている人
です。
しかし、こうして衛生的に使い続けられなくなった事が嫌になった加湿フィルターが入っていた製品を、今後も使い続けると、
- 【目的】
・今よりも部屋の空気をきれいにしたい
・きれいな空気のある中で、自分あるいは家族(ペット)の健康の維持に努めたい - 【手段】
その目的を実現させるために、数ある中から選んだ“手段”として、「空気清浄機を使おう」との考えに至ったはず - 【目的に対して手段が見合っていない】
にも関わらず、本体内部が雑菌・カビ・悪臭で不潔になっているツールを使い続けてどうするの⁉︎
というトンチンカンな話に陥ります。
【まとめ】シャープ加湿空気清浄機を捨てた先の提案|引き続き加湿空気清浄機を使いたいなら、持続的な衛生性が担保されたダイソン加湿空気清浄機に!
当章の直前で言った通り、
空気清浄機を使う目的と手段を見誤ってはいけません!
ですが、逆に、
「単に“空気清浄と加湿が1つでできる”というだけで使っては、かえって部屋を汚してしまうのはよく分かったね。
でも、やはり部屋が狭いから、できれば1台で済ませたいけど、ずっと衛生的に使える加湿空気清浄機はないのかな?」
という方もたくさんいますし、ひょっとすると、あなたもそうではないですか?
もし、そう考えているなら、この次に使うべき加湿空気清浄機は、
ダイソンPHシリーズ一択
です。
逆に、ダイソンPHシリーズ以外の加湿空気清浄機なら、衛生面を考えると使わない方がマシです!
現に、僕も自宅で使っています。
また、空気清浄の能力・質も、シャープではダイソン空気清浄機の足元にも及びません。
したがって、
◎得られる3つの恩恵
- 空気清浄機自体の性能・質のアップデート
- 本体内部がカビず、部屋の空気も着実にきれいになっていく加湿空気清浄機が手に入る
- 面倒なお手入れからも解放される日常が手に入る(加湿の掃除は自動洗浄!)
もう、良い事ずくめです。
では、
なぜ、そこまで、ダイソン加湿空気清浄機がオススメなのか?
を理解するにあたり、できれば、下記の記事を①→②の順に読んでもらうと、非常に体系的に理解ができます。
もちろん、読みたい記事から読んでも大いに収穫が得られるように説明していますので、安心してください。
①空気清浄機としての性能もダイソンがダントツ|シャープ空気清浄機ユーザーは必読
②なぜ、ダイソン加湿空気清浄機は、持続的に衛生性が担保されるのか?
そして、その後、具体的に選ぶべき製品を知りたくなったら、
【プロが厳選】ダイソン空気清浄機の選び方│おすすめ機種と理由を解説
に進んでもらうとスマートです。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。