
「パナソニックのナノイーの事を基本から知りたいなぁ」
こういった疑問に答えます。
- 日本感染症学会の3つの論文から、ナノイーには効果がない事が分かる
- 一部のごく限られた条件下で効果をもたらす実体は『オゾン水』
- オゾン水の実体は有毒なヒドロキシラジカル(通称:OHラジカル)
- ナノイー生成時に、人体に有害なオゾンも発生している


- 空気清浄機,加湿器,除湿機など空調家電のエキスパート
- 現在も、空調家電販売の第一線で活躍中
- “空気” が大好きで、休日でも勉強や追求に余念がない
- 根が “健康オタク” でもあるため、「空調家電は健康に直結する」と一貫して主張し、衛生的に配慮のない製品には「使う価値がない」と厳しく意義を唱える
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効果がないナノイー|日本感染症学会の3つの論文が示している


『一般社団法人 日本感染症学会』における論文を3つ紹介します。
日本感染症学会は、感染症に関して日本で最も権威ある組織です。
①日本感染症学雑誌第85巻第5号|空中浮遊している活性ウイルスに対する効果実験
「今回調べた 3 種の新技術は,空中浮遊している活性ウイルスの減少効果において,既存のフィルターろ過技術に遠く及ばなかった.」
高性能の空中浮遊インフルエンザウイルス不活化を謳う 市販各種電気製品の性能評価(感染症学雑誌 第85巻 第5号)
これが、日本感染症学雑誌第85巻第5号の論文の結論です。
当論文での実験内容を簡単にまとめると、
<検証方法>
容積 14.4m3の密封状チャンバー内でインフルエンザウイルスを噴霧して実験
<検証した対象>
☆ナノイー(パナソニック)
☆プラズマクラスター(シャープ)
☆ストリーマ放電(ダイキン)
☆HEPAフィルター装着空気清浄機
(※イオン発生機能なし)
14.4m3は約3畳の空間です。
要するに、
- <ナノイー(パナソニック)>
→自然減衰に比べて、回収ウイルス量に若干の低下が認められた
(∵『オゾン水』を発生させている効果で説明がつく。後述する③の論文を参照)
※ただし、それでもフィルターろ過に比べれば効果は過小 - <プラズマクラスター(シャープ)>
→時間の経過と共に減少する『経時的自然減衰』と効果は変わらず
→放出したイオンを直接インフルエンザウイルスに衝突するよう放出しても結果は同じ
→つまり、プラズマクラスターには全く効果がなかった - <ストリーマ放電(ダイキン)>
→放電装置を取り外し、フィルターのみの空気清浄機(風量2.5㎥/分)状態にしても結果は同じ
→つまり、ストリーマには全く効果がなかった - 空中浮遊している活性ウイルスの減少効果に対して…
→上記3つの技術は既存のフィルターろ過技術には遠く及ばず
→最も効果があったものは、イオン発生機能を持たないHEPAフィルター装着空気清浄機



付加価値があるように思わされているイオンよりも、旧来的なHEPAフィルターの方がウイルス除去効果が遥かに大きかったという事!
イオンはでっちあげです!
②環境感染誌 Vol. 27 no. 5, 2012|塗布乾燥状態の細菌に対する実験
「環境表面に乾燥状態で付着した細菌を想定し,黄色ブドウ球菌,緑膿菌,セレウス菌,腸球菌の一定数生菌液をスライドグラス上にスメア状に塗布し容積 0.2 m3 のグローブボックス中に置き,対象機種を一定時間運転後,一定量の液体培地で洗い流し,生存細菌数を定量してみた.
その結果全機種,全菌種で対照と生存菌量はほぼ変わらず,殺菌効果はほとんど認められなかった.」
(中略)「こうした狭い空間で効果がなければ,より広い生活空間での効果も期待できないであろう.
環境感染誌 Vol. 27 no. 5, 2012|殺菌力を謳う各種空気清浄電気製品の, 塗布乾燥状態の細菌に対する効果の有無の検証
14.4 m3 の閉鎖空間で行った緑膿菌を用いた予備的実験でも,まったく効果は認められなかった」
①の実験でも出てきましたが、14.4m3は約3畳の空間です。
- ナノイー発生機
(パナソニック) - プラズマクラスターイオン発生機
(シャープ) - エネループ・エアーフレッシャー
(サンヨー)
環境感染誌 Vol. 27 no. 5, 2012|殺菌力を謳う各種空気清浄電気製品の, 塗布乾燥状態の細菌に対する効果の有無の検証
上のa,bのような0.2m3の極狭空間においてでさえ、除菌効果がほとんど認められなかったので、
実用性は全くありません!
誇大広告も甚だしいです!
一方、「ナノイー」と呼んでいるイオンを発生させる過程で、必ず副産物としてオゾンが発生します。
「プラズマクラスターやナノイーは消臭効果も謳っている.
環境感染誌 Vol. 27 no. 5, 2012|殺菌力を謳う各種空気清浄電気製品の, 塗布乾燥状態の細菌に対する効果の有無の検証
オゾンは,こうした電気製品で発生し,酸化還元反応で匂い分子を破壊し,場合によっては殺菌あるいはウイルス不活化作用をもたらすものとしてよく知られており,プラズマクラスターとナノイーの能書にもオゾン発生についての記載がある.
そこで実験空間のオゾン濃度を U.V. Photometric O3 Analyzer Model 49, (ThermoEnvironmental Instruments Inc., USA)を用いて測定した.
その結果,プラズマクラスターの運転によるグローブボックス内の濃度は,強運転 1 時間後に約 460 ppbとなり,その後徐々に上昇し 16 時間後には約 1100 ppbとなった.
一方,ナノイーでは強運転 1 時間で約 440ppb, 16 時間で約 900 ppb であった.
今回の結果は,こうした高いオゾン環境も,これらの細菌に対し,少なくとも今回のような実験条件下では,殺菌効果がなかった」
乾燥状態下では、その“オゾンの濃度を高めても殺菌効果がなかった”と言っているわけです。
ナノイーの強運転で16時間後に『約900ppb』という事は、つまり『0.9ppm』だが…
↓
市販の空調製品のオゾン発生許容上限濃度は0.1ppm
↓
すなわち、市販の9倍もの高濃度に細菌を晒しても、殺菌効果がなかった!



“ナノイーは意味がない”と、当論文だけを見ても言えます!
プラズマクラスターも同様ですが。
③第86回日本感染症学会総会学術講演会座長推薦論文|寒天平板培地上の細菌に対する実験
「以前我々は,今回と同じグローブボックス内での実験で,スライドグラスに塗布し乾燥状態になった細菌では,プラズマクラスターやナノイーへの 16 時間もの曝露でも,生存細菌数が,調べたすべての菌で対照と比較して統計学的有意差を持たなかったことを報告したが2),その際,オゾンはボックス内で今回と同等あるいはそれ以上の高濃度で存在していた.」
殺菌性能を有する空中浮遊物質の放出を謳う各種電気製品の, 寒天平板培地上の細菌に対する殺菌能の本体についての解析
当論文のこの箇所は、先ほど、②の論文で僕が説明した箇所を踏まえています。
つまり、この部分ですね↓
ナノイーの強運転で16時間後に『約900ppb』という事はつまり『0.9ppm』だが…
↓
市販の空調製品のオゾン発生許容上限濃度は0.1ppm
↓
すなわち、市販の9倍もの高濃度に細菌を晒しても、殺菌効果がなかった!
これを踏まえて、当論文では、寒天平板培地という水分がある状態で実験をしています。
乾燥状態下では全く効果がなかったので、今度は、水分がある状態で実験を試みているわけです。
「今回の寒天平板培地表面の細菌に対し殺菌効果が一部とはいえ認められたこととの違いは,オゾンガスは水に溶け込みオゾン水となり,水分子との反応により極めて強い殺菌力を持つヒドロキシラジカルを発生させるというオゾンに関する実務領域における常識16)で説明可能であろう.
殺菌性能を有する空中浮遊物質の放出を謳う各種電気製品の, 寒天平板培地上の細菌に対する殺菌能の本体についての解析
水分が存在する場合,たとえ低濃度のオゾンでも殺菌作用が認められるという報告もあり17),今回,寒天平板上の細菌のコロニー形成を阻止したのも,水分の豊富な寒天培地表面にオゾンがとけ込み,一種のオゾン水状態が作り上げられたからであろうと考えて矛盾しない.
事実,水分が約30% 消失するまで乾燥させた寒天平板に腸球菌を塗布した実験では,プラズマクラスターもナノイーも,対照と比べてまったくコロニー形成を阻止しなかった.」
要するに、
空間におけるオゾン濃度がいくら高くても殺菌効果は乏しい
↓
逆に、低濃度でもオゾン(=気体)が水に溶け込みオゾン水になると、一部の殺菌効果が見られる
という事です。
そして、この
一部の殺菌効果をもたらした張本人は…
↓
オゾン(=気体)が、水分子との反応により発生した『ヒドロキシラジカル』
(通称:OHラジカル)
という事です。
しかし、その一部の殺菌効果も、
「生活空間を意識した約 3 畳の部屋に相当する 14.4m3の空間での実験では,そうした殺菌作用もまったく認められなかった.
殺菌性能を有する空中浮遊物質の放出を謳う各種電気製品の, 寒天平板培地上の細菌に対する殺菌能の本体についての解析
先の我々のスライドグラス上にスメア状に塗布されて乾燥状態にある菌に対する無効性を示した実験結果2)とあわせれば,少なくとも研究対象となった菌に対し,これらの機器に生活空間における環境表面の殺菌の実用的価値はない,と言えよう.」
つまり、
- 約3畳の部屋にもなれば、水分の有無に関係なく全く殺菌効果がなかった
- 乾燥状態では、空間の広さに関係なく効果がなかった
- グローブボックス(内容積0.2㎥)の極狭な内部に置いた水分がある環境下でのみ一部の効果があった
これが、第 86 回日本感染症学会総会学術講演会座長推薦論文の結論です。



当論文内で「殺菌の実用的価値はない」という堅い言い方で締めくくっていますが、
要するに、“ナノイーは意味がない”という事です!
なお、殺菌能力は、すなわち『消臭能力』と同義。
すなわち、当論文の検証から、
“ナノイーでは消臭効果もない”
と言えます。
その証拠に、下記の論文がそれを言及しています。
「我々がオゾン発生直後の室内に入り臭いが消えたと感ずるのは,オゾンそのものが嗅覚細胞を麻痺させて人体に有害な“臭覚麻痺に基づく無臭効果”が得られることも一因と予測される.」
日本獣医師会/解説・報告『オゾン脱臭に伴う危険性について』
つまり、ナノイーが発生する空調製品を使っていて臭いが消えた気がするとしたら、
“オゾンで鼻が先にバカになっただけ”
という恐ろしい現実です。
以上、ここまで日本感染症学会の3つの論文を引用して、
“ナノイーには実用的な効果がない”
という事を見てきました。
では、「“実用的な効果がない”から、プラマイゼロか?」と言うとそうではありません。
です。



この2つは、最後まで忘れないでくださいね!
パナソニックはこの辺りのリスクには一切触れないので、次はそれを解説していきます。
ナノイーは、舌先三寸で自社に都合が悪い事には触れずに消費者を騙す便法|詐欺と変わらない


ナノイーの実体は猛毒なOHラジカル
テクノロジー | 帯電微粒子水(ナノイー)
この宣伝文には、以下のように書かれています。
- 「OHラジカルを豊富に含んだ帯電微粒子水」がナノイー
- 「このOHラジカルの数が多ければ多いほど除菌効果が期待できます」
つまり、効果をもたらす実体がOHラジカルという事です。
しかし、実はこの
OHラジカルは「ヒドロキシラジカル」という活性酸素の通称名
↓
しかし、数ある活性酸素の中で最も酸化力が強い猛毒の分子種
です。
にも関わらず、我々の国を代表する企業が、そんな事実を全く触れもしません。
もはや、呆れを通り越してしまいます。
そして、近年、ますますパナソニックの度は過ぎる一方で、益々そのOHラジカル生成量を増やして、“さらにこんな効果が短時間で得られるんだ”と、
消費者に魅力的に思わせています。
ナノイーX(48兆)特集ページ
手口としては、詐欺と変わりません!
パナソニックとしては、「弱酸性」とだけ書いて、
あたかも“体に問題なさそうな想起をさせよう”としていると思いますが、
3.0 ≦ pH < 6.0
と、定義自体、非常に幅があるのが実情です。
しかし、そもそも、“弱酸性だから良い”という話ではなく、
OHラジカルの有毒性から、視点を逸らそうとしているだけ
です。
OHラジカルの寿命は100万秒の1秒|ナノイー長寿命化のための方便が、“水でできた〜”
パナソニックグループ/プレスリリース
画像のように、
先端の尖った電極に高電圧をかけ放電させる仕組みを「コロナ放電」と言います。
実は、コロナ放電を行うのはパナソニックだけではなく、
です。
コロナ放電は、下記の記事で詳説しています。


さて、パナソニックのコロナ放電が特徴的なのは、
電極がペルチェ素子という技術によって先端が冷却されている事
です。
すると、電極の先端には『水滴』が貯まりますが、
その水滴に直接電圧をかけ、水滴もろとも高圧放電させる!
それにより発生するのが「ナノイー」です。
ちなみに、ナノイーの名の由来は、
「ナノサイズのイオン」
からきており、ネーミングセンスだけはある企業です(笑)
こうして水滴に対する高圧放電により発生する原理は理解できますが、
効果の実体であるOHラジカル(正式名:ヒドロキシラジカル)の寿命は桁違いに短命です。
「その寿命は 10-6 秒以下と非常に短いので、生じた部位のごく近くの分子としか反応しない。」
放射線によって生じるヒドロキシルラジカルの 定量測定と分子レベル生成ジオメトリーの評価


つまり、100万分の1秒しか持ちません(笑)
しかし、パナソニックは、以下のように、
「ナノイーXは、ナノメートルサイズの微細なイオン。一般的な空気イオン(マイナスイオン)の約1,000倍★1(体積比)の水分に包まれています。
効果としくみ、早わかり! ナノイーX
一般的な空気イオン(マイナスイオン)の寿命は、数十秒~100秒ですが、ナノイーXの寿命は約6倍★2の約600秒(当社調べ)。水に包まれているためナノイーXは寿命が長く、しっかり広範囲に届きます。」
と言っており、
- “水分量が多いから”
- “水に包まれている”
- “最大600秒持つ”
こうしてOHラジカルが水分に包まれているため、最大600秒(=10分)寿命が持続するのだと。
もちろん、水滴だから『水分』が多いのは当然です。
しかし、水に包まれているからといって、
加湿器が放った水滴でも10分も寿命が持続する事がありうるのでしょうか?(笑)
それに、以下は、序盤で解説した日本感染症学会の論文ですが、
「生活空間を意識した約 3 畳の部屋に相当する 14.4m3の空間での実験では,そうした殺菌作用もまったく認められなかった.
殺菌性能を有する空中浮遊物質の放出を謳う各種電気製品の, 寒天平板培地上の細菌に対する殺菌能の本体についての解析
先の我々のスライドグラス上にスメア状に塗布されて乾燥状態にある菌に対する無効性を示した実験結果2)とあわせれば,少なくとも研究対象となった菌に対し,これらの機器に生活空間における環境表面の殺菌の実用的価値はない,と言えよう.」
もっとも、当実験は、ナノイーXではない『(OHラジカル生成量が最も少ない)基本的なナノイー』での実験ですが、
それでも、わずか14.4m3(=約3畳)程度の空間においてすら、全くナノイーにおける殺菌効果は認められなかった!
要するに、いくら水分量が多く水に包まれていようと、除菌する前にOHラジカルが全て消失している訳です。
それを裏づけるかのように、
『防菌防黴研究会』の論文によると、
「OHラジカルの飛行距離は3cmから0.003cmとなる。」
種々の滅菌法に関与するOHラジカルの有効性ならびに安全 性と家電製品のウイルス不活化に対する有効性について
こうして見ると、パナソニックが主張する効果効用は呆れを通り越しますね(笑)
したがって、いくら近年の製品改良のように、
単に、OHラジカル生成量だけを増量していったとしても、やはり結果は変わらないでしょう。
なぜなら、
OHラジカルの飛行距離自体が増すわけではないし、そもそも、生成量が多過ぎても、OHラジカル同士が反応して『H₂O(水分子)』に戻ってしまう
からです。
したがって、いずれにしても、パナソニックが都合よく主張する効果や、ナノイーの長寿命化などは詐欺感が満載です。
効果や寿命は怪しいが、ばら撒く水分に包まれているのは強酸化性の猛毒なOHラジカル
活性酸素の中で最も酸化力が強く、脂質の連鎖的な酸化を引き起こします。
仮に、
肌に取り付いたとしたら皮脂を変質
させてしまいます!
OHラジカルは反応後は水に戻りますが、肌は無傷ではありません。
こうした有毒な化学物質をばら撒くパナソニックは「安全」と言っていますが、メーカーの安全性に対するテストは短期間のもの。
長期間使用した事による安全の保証は全くありません!
ましてや、
人を使っての吸入テストはやっていません!
空調家電の販売現場に居ると、たまに、



「ナノイーをつけていると苦しくて、電源を止めて窓を開けると楽になるんだけど、どうして?」
という利用者が訪ねてきますが、
その理由の一因は、このOHラジカルとオゾンのせいです。
所詮、総合家電メーカーの“宣伝文句”を頭から信じるのはよくありません。
舌先三寸で消費者を騙すメーカーは、いずれ痛い目に遭いますよ。
そもそも室内の相対湿度が30%以下だと、ナノイーは発生せず|取扱説明書にのみ記載!


先ほどのペルチェ素子により冷却された電極の先端に集まる水滴の元となる水分は、空間の水分(=湿度)です。
当然、部屋が乾燥し過ぎていると、材料たる水分が足りず電極の先端で結露が起こりません。
そのボーダーラインが『相対湿度30%』なのですが、
- 製品カタログには一切記載がない
- この話をお客様に説明している販売員を見た事がない
- 購入後の取扱説明書の「もっと知りたいとき」という箇所を読まないと知りえない
しかし、取説のそんな所まで忠実に読む消費者は皆無に等しいでしょう。
逆に、『相対湿度30%』以下でナノイーが生成されていなかったとしても、
本体のナノイーランプは青く点灯したまま!



「ナノイー、出てる出てる♪」
と思い込まされている訳です。
コロナ放電でナノイー生成時に発生する副産物・オゾン|事前周知が全くない


先端の尖った電極に高電圧をかけ放電させる仕組みを「コロナ放電」
(パナソニックの場合、その先端を結露させ、その水滴もろとも電圧をかける手法)
と言いましたよね。
実は、この「コロナ放電」を行うと、“必ず”副産物としてオゾンが発生します。
そして、このオゾンが非常に人体に有害な化学物質にも関わらず、
- 製品カタログには発生する旨の一切記載がない
- この話をお客様に説明している販売員を見た事がない
- 購入後の取扱説明書の「もっと知りたいとき」という箇所を読まないと知りえない
同じく「コロナ放電」を行いオゾンを発生させているシャープ,ダイキンは、製品カタログの裏表紙に書いています。
(※それでも、接客時に説明する販売員は皆無!)
しかし、
パナソニックの製品カタログには、その記載すらありません!
これは、明らかに悪意ある故意でしょう。
- 小さな子ども
- 高齢者
- 呼吸疾患がある人
- 花粉症やアレルギー疾患を持っている人
- 肉体的に耐性が弱い人
- 犬や猫などのペット
- 就寝時に使う人
- 健康の増進に努めている人
当記事は、オゾンの危険性まで具体的に論じる記事ではないので、以下の記事にて別で詳説しました。


【まとめ】ナノイーの宣伝に高揚させられずに冷静になろう


- ナノイーには実用的な効果は全くない
→3畳程度の空間ですら全く効果なし - 0.2m3のグローブボックスの極狭空間でのみ一部の効果
→人体に有毒なヒドロキシラジカルによるもの(オゾンが水分子と反応して発生) - 有毒なヒドロキシラジカルの通称名『OHラジカル』を宣伝するが、危険性には全く触れない
- ナノイー生成時に副産物として有害な『オゾン』も出るが、購入後の取扱説明書にしか記載せず
- もちろん、オゾンの危険性も一切記載なし
こうして、要点だけを抽出して読むと、本当にひどい話ですよね!
ナノイー(X)やOHラジカルは、所詮、マーケティング用語に過ぎません。
もし、これらが“良心的な意味”で使われているとしたならば、『嘘も方便』でしたでしょう。
「大きな善行の前では、偽りも認められるということ」
嘘も方便 – ウィクショナリー日本語版
仏様が真の悟りや価値がある言葉を投げかけても、その価値が分からない衆生は耳を貸そうとしません。
そんな時、“その人達を導くためには、時と場合によっては必要な嘘もある”という意味ですが、
この場合の嘘は、“正しい方向へと導くために”つくものです。
しかし、パナソニックが発しているナノイー(X)やOHラジカルは『方便』ではなく、
無知あるいは情報弱者たる消費者を丸め込もうとするため,売ろうとするために使っている嘘
です。
つまり、詐欺です。
しっかりと取るべき情報を吟味しないと、簡単にカモられます!
特に、以下のような影響力に惹きつけられる心当たりのあるなら要注意です!
- 有名メーカーだから
- TVで放送しているから
- 比較サイトの売れ筋ランキングで上位だから
- 有名人がSNSでアップしているから
- 赤ちゃんの画像が使われているから
- 親が、友達が使っているから
パナソニックの空気清浄機の場合、これが全て当てはまります(笑)
空気清浄機としての価値は全くありません!
あなたの体を蝕まない『安全さ』と『確かな性能』を併せた空気清浄機はダイソン
ここまで読んできたあなたは、



「パナソニックがダメダメだとよく分かったけど、じゃあ、どこの空気清浄機を選んだらいいの?」
と、当然思っているでしょう!



空気清浄機を選ぶなら、間違いなくダイソン!
その理由を根本的に理解してもらいたく、別記事で詳しく解説しました!
当記事からのステップアップとしては、
まず、空気清浄機の性能比較|採用する規格の特徴から製品の能力差が分かるを読むと、
なぜ、そこまでダイソン空気清浄機がオススメなのか?
がよく分かります。
P.S.空気清浄機としての性能もダイソンがダントツ|日本の空気清浄機ユーザーは必読


そして、その後、具体的に選ぶべき製品を知りたくなったら、
【プロが厳選】ダイソン空気清浄機の選び方│おすすめ機種と理由を解説
に進んでもらうとスマートです。


今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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